ひとはなぜ「認められたい」のか(おすすめ度★★★★★)

ひとはなぜ「認められたい」のか(おすすめ度★★★★★)

山竹伸二さんの2021年に出版された作品です。新刊コーナーで目に留まったので読んでみました。『自由に生きられるはずなのに、かえって自由に行動できない現代社会。そこには「自由に行動すれば認められない」という承認の不安がある。誰もが自分を押し殺し、周囲に同調し続けているのはなぜなのか。どうすれば本当の自由が得られるのだろうか。承認不安の意味を哲学的に考察し、この不安を解消するための心のケアの原理を提示。さらにこの原理を、子育て、保育、教育、看護、介護などの多様な局面にまで広げ、自由と承認を得られる相互ケアによる共生社会を考える。 』(筑摩書房HP内容紹介より引用)という内容です。私の場合、子供との接し方に於いてとても参考になりました。日々の生活の中では、どうしても「存在の承認」より「行為の承認」が中心になってしまいます。気を付けないと。