また、同じ夢を見ていた

いやあ、やられました。すっかり住野よるさんのファンになってしまいました。

「キミスイ」に続く第2作目ですが、個人的にはこっちの方が断然面白かったです。

「人生とは?」という問いを考えたとき、当然実存の世界の中で人・モノと関わりながら生きているのだが、突き詰めていくと最終的には自身の脳内活動なのでは。「体験」という電気信号を受け、それに対して自身の脳がどう反応しどういうログを残すか。それが核心であり、全てなのでは。そうであるなら、その電気信号は実存しようとしまいと、事実であろうとなかろうと、そう大した意味がないのではなかろうか。要するに何を言いたいかというと、『いい本読んで、いい映画観よう。疑似体験もすごーく大事よ』って事。この本を読んでそう感じました。