ドアの向こうのカルト(おすすめ度★★★★★)

ドアの向こうのカルト(おすすめ度★★★★★)

エホバの証人の元信者である佐藤典雅さんが2013年に出版した作品です。

『東京ガールズコレクションの仕掛け人としても知られる著者は、ロス、NY、ハワイ、東京と9歳から35歳までエホバの証人として教団活動していた。信者の日常、自らと家族の脱会を描く。』 (河出書房HPより引用)という内容です。単なる体験記ではなく、宗教・信仰の本質に迫ろうとする思考の過程が描かれています。

最終章の「人生の答えを他の人に委ねた瞬間、自分の人生はなくなってしまう」「答えとは探すものではなく、創るものである」という作者の悟り、心に響きました。いつかどこかで使おうともくろんでいます。(笑)