ロック母(おすすめ度★★★☆☆)

ロック母(おすすめ度★★★☆☆)

角田光代さんの2007年に出版された短編集です。『作家としての苦悩のはじまりに"しょぼんとたたずむ"忘れ難い作品、「ゆうべの神様」。シングルマザーになる覚悟で離島の実家に帰った私を待っていたのは、恐ろしいほど変わらない風景と"壊れた"母親だった。――川端康成賞受賞作、「ロック母」など、15年にわたる作家活動をあまさずとらえた傑作作品集。』(講談社HP内容紹介より引用)という内容です。初期の作品は一体何を伝えたいのかよく分かりませんでしたが、「ロック母」「父のボール」あたりから読み応えが出てきたように感じました。