傑作はまだ(おすすめ度★★★★☆)

瀬尾まいこさんの2019年に出版された作品です。

小説家である加賀野正吉の家に、突然「息子」がやってきた。

生まれてから一度も会った事の無い息子。

月に一度母親に養育費を支払い、その代わりに写真を一枚もらうだけの関係である息子。

初対面の二人がいきなり同居!一体どうなっていくのか・・・という内容です。

テーマとしては重くなりそうですが、息子の智君がひょうひょうとしたいい奴なんですよ。

そんな息子に振り回される中で、正吉に今まで感じたことの無い息子への想いが芽生えてくるのです。

瀬尾さんの作品は初めて読んだのですが、面白いです。

易しい文体ですし、引き込まれていきます。良かったです。