儚い羊たちの祝宴(おすすめ度★★★★★)

儚い羊たちの祝宴(おすすめ度★★★★★)

米澤穂信さんの2008年に出版された作品です。『夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」。夏合宿の二日前、会員の丹山吹子の屋敷で惨劇が起こる。翌年も翌々年も同日に吹子の近親者が殺害され、四年目にはさらに凄惨な事件が。優雅な「バベルの会」をめぐる邪悪な五つの事件。甘美なまでの語り口が、ともすれば暗い微笑を誘い、最後に明かされる残酷なまでの真実が、脳髄を冷たく痺れさせる。米澤流暗黒ミステリの真骨頂。』(新潮社HP書誌情報より引用)という内容です。自分としては「玉野五十鈴の誉れ」が、唯一救われた内容で良かったです。後は絶望しかない。