八月の御所グラウンド(おすすめ度★★★★☆)

八月の御所グラウンド(おすすめ度★★★★☆)

万城目学さんの2023年に出版された作品です。『死んだはずの名投手とのプレーボール・戦争に断ち切られた青春。京都が生んだ、やさしい奇跡。女子全国高校駅伝;都大路にピンチランナーとして挑む、絶望的に方向音痴な女子高校生。謎の草野球大会;借金のカタに、早朝の御所G(グラウンド)でたまひで杯に参加する羽目になった大学生。京都で起きる、幻のような出会いが生んだドラマとは・・・』(文藝春秋BOOKS HPより引用)という内容です。今回の直木賞受賞作品なので、めっちゃ期待して読んだのですが・・・何かこう、インパクトに欠けるというか、焦点が定まらないというか、そんな印象でした。どちらかというと、表題作より「十二月の都大路上下ル」の方が面白かったと思う。