冷たい校舎の時は止まる(おすすめ度★★★★★)

辻村深月さんの2004年に出版された作品です。彼女のデビュー作です。

「雪降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。開かない扉、無人の教室、5時53分で止まった時計。凍りつく校舎の中、2ヵ月前の学園祭の最中に死んだ同級生のことを思い出す。でもその顔と名前がわからない。どうして忘れてしまったんだろう-」(講談社BOOK倶楽部内容紹介より引用)というストーリーです。彼女の十八番である思春期男女の繊細な心情描写を思う存分堪能できます。上・中・下の3部作なので読むのがちょっと大変ですが。