夜は短し歩けよ乙女(おすすめ度★★★★★)

夜は短し歩けよ乙女(おすすめ度★★★★★)

森見登美彦さんの2006年に出版された作品です。『私はなるべく彼女の目にとまるよう心がけてきた。吉田神社で、出町柳駅で、百万遍交差点で、銀閣寺で、哲学の道で、「偶然の」出逢いは頻発した。我ながらあからさまに怪しいのである。そんなにあらゆる街角に、俺が立っているはずがない。「ま、たまたま通りかかったもんだから」という台詞を喉から血が出るほど繰り返す私に、彼女は天真爛漫な笑みをもって応え続けた。「あ!先輩、奇遇ですねえ!」(本文より) 』(角川文庫HP内容紹介より引用)作風・文体ともにかなり独特なので、好き嫌い分かれるかも。私は好き。