始まりの木(おすすめ度★★★★★)

始まりの木(おすすめ度★★★★★)

夏川草介さんの2020年に出版された作品です。『藤崎千佳は、東京にある国立東々大学の学生である。所属は文学部で、専攻は民俗学。指導教官である古屋神寺郎は、足が悪いことをものともせず日本国中にフィールドワークへ出かける、偏屈で優秀な民俗学者だ。古屋は北から南へ練り歩くフィールドワークを通して、"現代日本人の失ったもの"を藤崎に問いかけてゆく。学問と旅をめぐる、不思議な冒険が、始まる。"藤崎、旅の準備をしたまえ"』(小学館HP書籍の内容より引用)という内容です。民俗学の「み」の字も知らなかった私にはとても新鮮な内容でした。