平凡(おすすめ度★★★★☆)

角田光代さんの2014年に出版された短編集です。

全編「もしあの時こうしていれば、今頃こうなってたのかも・・・」という思いがモチーフです。

でも問題なのは「過去にした選択」なのではなく、「何か満たされていない現状」であり、

その原因は過去の選択では無く、現在の自分の有り様であることに主人公たちは気付きます。

個人的には「いつかの一歩」が一番良かったです。