瀬尾まいこさんの2004年に出版された作品です。
仕事を辞め、父親を辞めると言い出した父・家を出た母・進学しない兄。
家の中はかなりおかしな状況だが、それでも佐和子の日常は続く。
何とかバランスをとりつつ、みんなそれぞれ少し良い方向に進んでいくと思われた
のだが・・・という内容です。
「突発的に起こる深刻な問題や課題」と「日々の食事(暮らし)」は同時進行であり、淡々と
やり過ごすことで活路を見いだせる事もありますよね。
最終章は「嘘やろ!?」的展開です。内容は言えませんが。
読みやすいし面白いです。お勧めです。