自己肯定感は高くないとダメなのか(おすすめ度★★★★★)

自己肯定感は高くないとダメなのか(おすすめ度★★★★★)

榎本博明さんの2025年に出版された本です。『自己肯定感は、日々葛藤しつつ生きていくことで少しずつ高まるもの。成長途上の若者が自分はまだ未熟だなと思うのは自然な事。ほめたらのびるものではない。高校生の7割が「自分はダメな人間だ」と思うことがあるという。そもそもどのようにして測定されているのだろうか。その心理メカニズムを解明すると、何を鍛え、何を高めればいいのか、本当の自己肯定感を育む方法が見えてくる。 』(筑摩書房HP内容紹介より引用)要するに、「巷でいうところの自己肯定感、何かおかしくねえか?」という内容です。「今の自分に満足せず、日々精進しましょう」という謙虚な日本人的発想、私は素晴らしいと思うのだが。