花の鎖(おすすめ度★★★★☆)

湊かなえさんの2011年に出版された作品です。

失業中の独身女性である梨花は、祖母(美雪)の手術代を工面すべく、「K」氏に連絡を取ろうとする。

K氏は年に1度、梨花の母親(紗月)宛に立派な花を贈ってくれる謎の人物。

『そもそもK氏って誰?うちとどんな関りがあるの?』とK氏の事を調べていくうちに、過去の出来事が次第に明らかになっていく・・・といった内容です。

祖母・母・私三世代のエピソードを作者はわざとごちゃ混ぜにしています。

なので読んでいる最中は結構難解です。

でも最終章できちんと整理してくれるので、すっきりと読み終えることができました。