風待ちのひと(おすすめ度★★★★★)

風待ちのひと(おすすめ度★★★★★)

伊吹有喜さんの2009年に出版された、彼女のデビュー作品です。『心の風邪"で休職中の39歳のエリートサラリーマン・哲司は、亡くなった母が最後に住んでいた美しい港町、美鷲を訪れる。哲司はそこで偶然知り合った喜美子に、母親の遺品の整理を手伝ってもらうことに。疲れ果てていた哲司は、彼女の優しさや町の人たちの温かさに触れるにつれ、徐々に心を癒していく。喜美子は哲司と同い年で、かつて息子と夫を相次いで亡くしていた。癒えぬ悲しみを抱えたまま、明るく振舞う喜美子だったが、哲司と接することで、次第に自分の思いや諦めていたことに気づいていく。少しずつ距離を縮め、次第にふたりはひかれ合うが、哲司には東京に残してきた妻子がいた――。』(ポプラ社HP書籍の内容より引用)という内容です。ネタバレで申し訳ないが・・・ハッピーエンドで本当に良かった。