黄色い家(おすすめ度★★★★☆)

黄色い家(おすすめ度★★★★☆)

川上未映子さんの2023年に出版された作品です。『2020年春、惣菜店に勤める花は、ニュース記事に黄美子の名前を見つける。60歳になった彼女は、若い女性の監禁・傷害の罪に問われていた。長らく忘却していた20年前の記憶ー黄美子と、少女たち2人と疑似家族のように暮らした日々。まっとうに稼ぐすべを持たない花たちは、必死に働くがその金は無情にも奪われ、よりリスキーな〝シノギ〞に手を出すことになる。歪んだ共同生活は、ある女性の死をきっかけに瓦解へ向かい......。 』(中央公論社HPより引用)という内容です。破滅・絶望しかない。ああこんな世界もあるのね・・・というのが正直な感想です。