私(カズヤ)は図書館好きなんです。
ここで紹介する本はすべて岩出市・紀の川市立図書館の蔵書です。
最近読んだ本
一橋桐子の犯罪日記(おすすめ度★★★★★)
原田ひ香さんの2020年に出版された作品です。『老親の面倒を見てきてた桐子は、気づけば結婚もせず、76歳になっていた。両親をおくり、わずかな年金と清掃のパートで細々と暮らしているが、貯金はない。同居していた親友のトモは病気で先に逝ってしまった。唯一の家族であり親友だったのに......。このままだと孤独死して人に迷惑をかけてしまう。絶望を抱えながら過ごしていたある日、テレビで驚きの映像が目に入る。収容された高齢受刑者が、刑務所で介護されている姿を。これだ! 光明を見出した桐子は、「長く刑務所に入っていられる犯罪」を模索し始める。』(徳間書店HP編集長からのコメントより抜粋)という内容です。面白くて一気読みでした。昨年秋にドラマ化されてました。これは観たかった・・・。
本と鍵の季節(おすすめ度★★★★★)
米澤穂信さんの2018年に出版された作品です。『図書委員の男子コンビが挑む謎解きの物語。堀川次郎、高校二年で図書委員。不人気な図書室で同じ委員会の松倉詩門と当番を務めている。背が高く顔もいい松倉は目立つ存在で、本には縁がなさそうだったが、話してみると快活でよく笑い、ほどよく皮肉屋のいいやつだ。彼と付き合うようになってから、なぜかおかしなことに関わることが増えた。開かずの金庫、テスト問題の窃盗、亡くなった先輩が読んだ最後の本──青春図書室ミステリー開幕!! 』(集英社HPより引用)という内容です。期待通りの面白さです。折木ほぼ=小鳩ほぼ=堀川という気がしないでもないが、面白いからそれでいいです。
夜に星を放つ(おすすめ度★★★★☆)
窪美澄さんの2022年に出版された作品です。『かけがえのない人間関係を失い傷ついた者たちが、再び誰かと心を通わせることができるのかを問いかける短編集。コロナ禍のさなか、婚活アプリで出会った恋人との関係、30歳を前に早世した双子の妹の彼氏との交流を通して、人が人と別れることの哀しみを描く「真夜中のアボカド」。学校でいじめを受けている女子中学生と亡くなった母親の幽霊との奇妙な同居生活を描く「真珠星スピカ」、父の再婚相手との微妙な溝を埋められない小学生の寄る辺なさを描く「星の随に」など、人の心の揺らぎが輝きを放つ五編。』(文藝春秋HP作品紹介より引用)という内容です。面白かったけど・・・湿っぽい。
栞と嘘の季節(おすすめ度★★★★★)
米澤穂信さんの2022年に出版された作品です。『高校で図書委員をつとめる堀川次郎と松倉詩門。ふたりは図書室の返却本の中に、トリカブトの花の栞を見つける。校舎裏でトリカブトが栽培されているのも発見し、そしてついには被害者が......「その栞は自分のものだ」と嘘をついて近づいてきた女子・瀬野とともに、ふたりは真相を追う。殺意の奥にある思いが心を揺さぶる、青春ミステリ長編。』(集英社HPあらすじより引用)という内容です。期待通りの面白さです。「早く先を読みたい!」と思える作品ってそんなにないんですよね。これはまさにそんな作品です。
思春期の親子関係を取り戻す(おすすめ度★★★★☆)
ゴードン・ニューフェルドさんの2014年に出版された作品です。『思春期を迎えて親に背を向け、無益な友だち付き合いにふける子どもたち。離れてしまった子どもの関心を再び親のもとにつなぎ止める力、「愛着」の役割とその必要性を説く。』(福村出版HP内容説明より引用)という内容です。思春期には友達がたくさんいた方がいいという先入観を否定しています。納得の内容でした。文章、めちゃくちゃ難解ですけど。
思春期を生きる(おすすめ度★★★☆☆)
小野善郎さんの2019年に出版された作品です。『思春期って何だろう? 迷い、悩み、不安のたえない思春期をどう乗り切る? 思春期精神科医療に長年携わってきた著者が中高生と親たちに贈る、大人への道を進むためのガイド。』(福村出版HP内容説明より引用)という内容です。思春期が終わるまでは大いに迷い、悩み、不安を抱きなさいという事です。冷ややかな感想ですが・・・これ読んで何になる?
掬えば手には(おすすめ度★★★★☆)
瀬尾まいこさんの2022年に出版された作品です。『私は、ぼくは、どうして生まれてきたんだろう?大学生の梨木匠は平凡なことがずっと悩みだったが、中学3年のときに、エスパーのように人の心を読めるという特殊な能力に気づいた。ところが、バイト先で出会った常盤さんは、匠に心を開いてくれない。常盤さんは辛い秘密を抱えていたのだった。だれもが涙せずにはいられない、切なく暖かい物語。』(講談社HP内容紹介より引用)という内容です。面白かったけど・・・涙するかな?と思いました。
思春期の心と社会(おすすめ度★★★☆☆)
小野善郎さんの2022年に出版された作品です。『世間を騒がせる若者が減り思春期固有の精神病理の議論が低調になった今、思春期は絶滅の危機にある。子どもたちのメンタルヘルスを守り支えるために、大人ができることとは。
』(福村出版HPより引用)という内容です。ためになる内容だとは思うのですが、同じ様な事を延々と繰り返し述べられているので読んでいて結構しんどいです。
コスパで考える学歴攻略法(おすすめ度★★★★★)
藤沢数希さんの2022年に出版された作品です。『子供の教育には多大な費用と時間を割かねばならない。家庭の限られたリソースを使って、いかに効果的に果実を得るか。中学受験と高校受験ではどちらがコストパフォーマンスがいいのか。身も蓋もないが、子供にはできれば一流大学を卒業し、高い年収を得られるやりがいのある仕事に就いてほしい。そんな親心に応えるべく、膨大なリサーチと実体験をもとに、子供が現代の学歴獲得競争で勝ち抜くための戦略を論じる。
』(新潮社HPより引用)という内容です。めちゃくちゃ共感できました。
剣持麗子のワンナイト推理(おすすめ度★★★★☆)
新川帆立さんの2022年に出版された作品です。『亡くなった町弁のクライアントを引き継ぐことになってしまった剣持麗子。都内の大手法律事務所で忙しく働くかたわら、業務の合間(主に深夜)に一般民事の相談にも乗る羽目になり......。次々に舞い込む難題を、麗子は朝までに解決できるのか!?』(hontoHP商品説明より引用)という内容です。第5話で1~4話までの事件が繋がってくるのですが・・・独立した短編集でも良かったように思う。
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