私(カズヤ)は図書館好きなんです。

ここで紹介する本はすべて岩出市・紀の川市立図書館の蔵書です。

最近読んだ本

嘘つきジェンガ(おすすめ度★★★★★)

辻村深月さんの2022年に出版された作品です。『つい重ねてしまった嘘の先に...... 『鍵のない夢を見る』から10年、辻村深月が詐欺を描く。幸せが欲しくて嘘にすがりついてしまう人間の哀しみが、心に迫る篇。』(Google Booksより引用)という内容です。やはり予想通り面白いです。私的には「五年目の受験詐欺」が良かったです。

院内カフェ(おすすめ度★★★☆☆)

中島たい子さんの2015年に出版された作品です。『総合病院のロビーにあるカフェ。「ここのコーヒーはカラダにいい」と繰り返す男や白衣のコートを着る医師は常連客だ。土日だけこの店でアルバイトをする主婦の亮子は、鳴かず飛ばずだけれど小説も書いている。 自然酵母のパン職人の夫との間には子どもができない。子どもは望むけれど、がむしゃらに治療する気にはなれない。不妊は病気なんだろうか。実家の親の面倒で他人の世話をし続ける朝子は、介護人生に疲れ切っている。ついに夫の孝昭も難病に見舞われた。不満も満足も口にしないでわだかまりをかかえた中年夫婦。「院内カフェ」に集う、人生の困難が否応なくおしよせる、ふた組の中年夫婦のこころと身体と病をえがく長編小説。』(朝日新聞出版HPより引用)という内容です。まあまあ面白かったです。

終活中毒(おすすめ度★★★★★)

秋吉理香子さんの2022年に出版された作品です。『最高の最期(エンディング)、始めますか?あなたの心に火を灯す驚愕×号泣ミステリ―!ゾッとする終活、理想的な終活、人生を賭けた終活...4人の〈終活〉に待っていたサプライズとは?40代女性―余命をSDGs活動につぎ込む資産家の妻に望むのは...(「SDGsな終活」)60代男性―妻の三回忌のため息子と家のリフォームを始めたが...(「最後の終活」)60代女性―ベストセラー作家の遺品に心を乱された理由は?(「小説家の終活」)40代男性―売れない芸人の終活はお笑いグランプリの挑戦で...(「お笑いの死神」)』(実業之日本社HP内容紹介より引用)という内容です。ここ最近読んだ小説の中で、群を抜いて面白かったです。「最後の終活」が予想もつかない展開で一番良かったです。

母親からの小包はなぜこんなにダサいのか(おすすめ度★★★★★)

原田ひ香さんの2021年に出版された作品です。『昭和、平成、令和――時代は変わっても、実家から送られてくる小包の中身は変わらない!? 家族から届く様々な《想い》を、是非、開封してみてください。 』(中央公論新社HPより引用)という内容です。短編集ですが、どれも心に響きます。私自身にも同じ経験があれば一層心に響いたと思うのですが・・・残念ながらありません。6年間独身で一人暮らししてるんですけどね。

心臓異色(おすすめ度★★★★★)

中島たい子さんの2015年に出版された作品です。『スーツ姿から「会社員」と呼ばれた稀代の大泥棒は、運命の女性と出会い泥棒から足を洗うことに。二人が見つけた新居は、過去に盗みに入ったことのある中古の一軒家だった――(「家を盗んだ男」)ユーズド人工心臓を移植してから、食べ物の好みや行動が変わってしまった男。心配する恋人の説得で、その心臓の前のオーナーをたどってみると――(「心臓異色」)異色作家が描く、どこか懐かしくてすこし不思議な短編集。』(光文社HPより引用)という内容です。どの作品も展開が読めず、すごく面白いです。自分はやはり「心臓異色」が一番でした。

ラジオ・ガガガ(おすすめ度★★★★★)

原田ひ香さんの2019年に出版された作品です。『喜びも哀しみも、いつもラジオが傍にいてくれた。夢破れ、逃げる旅路の果てで聴いた【オードリーのオールナイトニッポン】。ケアハウスで暮らすラジオ歴35年の老女は、今夜も【深夜の馬鹿力】に胸をときめかす??など、実在する人気ラジオ番組に耳を傾ける人々の姿を描く連作5篇。 』( Google Booksより引用)という内容です。オードリーのオールナイトニッポンは毎週聴いています。大好きです。

三千円の使いかた(おすすめ度★★★★☆)

原田ひ香さんの2018年に出版された作品です。『就職して理想の一人暮らしをはじめた美帆(貯金三十万)。結婚前は証券会社勤務だった姉・真帆(貯金六百万)。習い事に熱心で向上心の高い母・智子(貯金百万弱)。そして一千万円を貯めた祖母・琴子。御厨家の女性たちは人生の節目とピンチを乗り越えるため、お金をどう貯めて、どう使うのか?』(hontoHP商品説明より引用)という内容です。人生設計・計画をどれほど重んじるか・何に価値を求めるかなどは人によって違うので、一緒に生活するのであればしっかり擦り合わせないと後々大変よね。

ゆる~い禅(おすすめ度★★☆☆☆)

枡野俊明さんの2019年に出版された作品です。『仕事や人間関係の悩みがある。イライラしたり、怒ったりしないで毎日心穏やかに過ごしたい。本書で紹介するのは、そんな人のための60の「ゆる~い禅」です。禅といっても難しいものではなく、毎日に気軽に取り入れられるものばかり。「いつも人に合わせて疲れてしまう」「うっかり友人を怒らせてしまった」「毎朝の通勤電車がストレス」「どうしても仕事をやる気になれない」「家でもいろいろ考えてしまって、心が休まらない」...etc.嫌なことがあっても、もう大丈夫!「ゆる~い禅」は、あなたの心を守る処方箋です。』(ワニブックスHPより引用)という内容です。心の持ちようを説いた本で、禅の入門書ではないです。

六人の嘘つきな大学生(おすすめ度★★★★★)

浅倉秋成さんの2021年に出版された作品です。『成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。最終選考に残った六人の就活生に与えられた課題は、一カ月後までにチームを作り上げ、ディスカッションをするというものだった。全員で内定を得るため、波多野祥吾は五人の学生と交流を深めていくが、本番直前に課題の変更が通達される。それは、「六人の中から一人の内定者を決める」こと。仲間だったはずの六人は、ひとつの席を奪い合うライバルになった。内定を賭けた議論が進む中、六通の封筒が発見される。個人名が書かれた封筒を空けると「●●は人殺し」だという告発文が入っていた。彼ら六人の嘘と罪とは。そして「犯人」の目的とは――。 』(角川書店HPより引用)という内容です。「就活ってこんなに大変なんか!!」と、「人を見極めるなんざ、出来るわけないよな。」というのが感想です。

はじまらないティータイム(おすすめ度★★★★☆)

原田ひ香さんの2008年に出版された作品です。『4人の過剰な女たち。あなたは誰に共感? 努力で「できちゃった略奪婚」した里美。その結果、離婚の憂き目にあった佐智子。そんな彼女を心配し、探偵活動を始める伯母ミツエ。その娘で不妊に悩む奈都子。女たちは対立しながら奇妙な友情を育む。 』(Google Booksより引用)という内容です。面白いので一気に読んでしまいましたが・・・。誰にも共感はできません。
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