私(カズヤ)は図書館好きなんです。

ここで紹介する本はすべて岩出市・紀の川市立図書館の蔵書です。

最近読んだ本

栞と嘘の季節(おすすめ度★★★★★)

米澤穂信さんの2022年に出版された作品です。『高校で図書委員をつとめる堀川次郎と松倉詩門。ふたりは図書室の返却本の中に、トリカブトの花の栞を見つける。校舎裏でトリカブトが栽培されているのも発見し、そしてついには被害者が......「その栞は自分のものだ」と嘘をついて近づいてきた女子・瀬野とともに、ふたりは真相を追う。殺意の奥にある思いが心を揺さぶる、青春ミステリ長編。』(集英社HPあらすじより引用)という内容です。期待通りの面白さです。「早く先を読みたい!」と思える作品ってそんなにないんですよね。これはまさにそんな作品です。

思春期の親子関係を取り戻す(おすすめ度★★★★☆)

ゴードン・ニューフェルドさんの2014年に出版された作品です。『思春期を迎えて親に背を向け、無益な友だち付き合いにふける子どもたち。離れてしまった子どもの関心を再び親のもとにつなぎ止める力、「愛着」の役割とその必要性を説く。』(福村出版HP内容説明より引用)という内容です。思春期には友達がたくさんいた方がいいという先入観を否定しています。納得の内容でした。文章、めちゃくちゃ難解ですけど。

思春期を生きる(おすすめ度★★★☆☆)

小野善郎さんの2019年に出版された作品です。『思春期って何だろう? 迷い、悩み、不安のたえない思春期をどう乗り切る? 思春期精神科医療に長年携わってきた著者が中高生と親たちに贈る、大人への道を進むためのガイド。』(福村出版HP内容説明より引用)という内容です。思春期が終わるまでは大いに迷い、悩み、不安を抱きなさいという事です。冷ややかな感想ですが・・・これ読んで何になる?

掬えば手には(おすすめ度★★★★☆)

瀬尾まいこさんの2022年に出版された作品です。『私は、ぼくは、どうして生まれてきたんだろう?大学生の梨木匠は平凡なことがずっと悩みだったが、中学3年のときに、エスパーのように人の心を読めるという特殊な能力に気づいた。ところが、バイト先で出会った常盤さんは、匠に心を開いてくれない。常盤さんは辛い秘密を抱えていたのだった。だれもが涙せずにはいられない、切なく暖かい物語。』(講談社HP内容紹介より引用)という内容です。面白かったけど・・・涙するかな?と思いました。

思春期の心と社会(おすすめ度★★★☆☆)

小野善郎さんの2022年に出版された作品です。『世間を騒がせる若者が減り思春期固有の精神病理の議論が低調になった今、思春期は絶滅の危機にある。子どもたちのメンタルヘルスを守り支えるために、大人ができることとは。 』(福村出版HPより引用)という内容です。ためになる内容だとは思うのですが、同じ様な事を延々と繰り返し述べられているので読んでいて結構しんどいです。

コスパで考える学歴攻略法(おすすめ度★★★★★)

藤沢数希さんの2022年に出版された作品です。『子供の教育には多大な費用と時間を割かねばならない。家庭の限られたリソースを使って、いかに効果的に果実を得るか。中学受験と高校受験ではどちらがコストパフォーマンスがいいのか。身も蓋もないが、子供にはできれば一流大学を卒業し、高い年収を得られるやりがいのある仕事に就いてほしい。そんな親心に応えるべく、膨大なリサーチと実体験をもとに、子供が現代の学歴獲得競争で勝ち抜くための戦略を論じる。 』(新潮社HPより引用)という内容です。めちゃくちゃ共感できました。

剣持麗子のワンナイト推理(おすすめ度★★★★☆)

新川帆立さんの2022年に出版された作品です。『亡くなった町弁のクライアントを引き継ぐことになってしまった剣持麗子。都内の大手法律事務所で忙しく働くかたわら、業務の合間(主に深夜)に一般民事の相談にも乗る羽目になり......。次々に舞い込む難題を、麗子は朝までに解決できるのか!?』(hontoHP商品説明より引用)という内容です。第5話で1~4話までの事件が繋がってくるのですが・・・独立した短編集でも良かったように思う。

赤と青とエスキース(おすすめ度★★★★☆)

青山美智子さんの2021年に出版された作品です。『 メルボルンの若手画家が描いた1枚の「絵画(エスキース)」。日本へ渡って30数年、その絵画は「ふたり」の間に奇跡を紡いでいく――。2度読み必至! 仕掛けに満ちた傑作連作短篇。』(PHP研究所HPより引用)という内容です。エピローグで全て明かしてくれるので、推理小説のように難解ではなくすっきりと読み終えられます。

それでも空は青い(おすすめ度★★★★☆)

荻原浩さんの2018年に出版された作品です。『「うん」「いや」「ああ」しか言わない夫に、ある疑いを抱く妻。7歳年上バツイチの恋人との間にそびえる壁をどうにか飛び越えようと奮闘するバーテンダー。子どもの頃から築きあげてきた協力関係が崩壊の危機を迎える双子。外ではうまく喋れずに、じいちゃんと野球の練習ばかりしている小学生......。すれ違ったりぶつかったり、わずらわしいことも多いけれど、一緒にいたい人がいる。人づきあいに疲れた心に沁みる7つの物語。』(KADOKAWA HPより引用)という内容です。自分的には「人生はパイナップル」が一番良かったです。

東京ロンダリング(おすすめ度★★★☆☆)

原田ひ香さんの2011年に出版された作品です。『変死などの起こった物件に一ヶ月だけ住み、また次に移るという奇妙な仕事をするりさ子。心に傷を持ち身一つで東京を転々とする彼女は、人の温かさに触れて少しずつ変わっていく。 』(集英社HPより引用)という内容です。以前紹介した「失踪.com」がこれの続編になるのですが、やはりこちらを先に読んだ方がいいです。
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