私(カズヤ)は図書館好きなんです。
ここで紹介する本はすべて岩出市・紀の川市立図書館の蔵書です。
最近読んだ本
ゆる~い禅(おすすめ度★★☆☆☆)
枡野俊明さんの2019年に出版された作品です。『仕事や人間関係の悩みがある。イライラしたり、怒ったりしないで毎日心穏やかに過ごしたい。本書で紹介するのは、そんな人のための60の「ゆる~い禅」です。禅といっても難しいものではなく、毎日に気軽に取り入れられるものばかり。「いつも人に合わせて疲れてしまう」「うっかり友人を怒らせてしまった」「毎朝の通勤電車がストレス」「どうしても仕事をやる気になれない」「家でもいろいろ考えてしまって、心が休まらない」...etc.嫌なことがあっても、もう大丈夫!「ゆる~い禅」は、あなたの心を守る処方箋です。』(ワニブックスHPより引用)という内容です。心の持ちようを説いた本で、禅の入門書ではないです。
六人の嘘つきな大学生(おすすめ度★★★★★)
浅倉秋成さんの2021年に出版された作品です。『成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。最終選考に残った六人の就活生に与えられた課題は、一カ月後までにチームを作り上げ、ディスカッションをするというものだった。全員で内定を得るため、波多野祥吾は五人の学生と交流を深めていくが、本番直前に課題の変更が通達される。それは、「六人の中から一人の内定者を決める」こと。仲間だったはずの六人は、ひとつの席を奪い合うライバルになった。内定を賭けた議論が進む中、六通の封筒が発見される。個人名が書かれた封筒を空けると「●●は人殺し」だという告発文が入っていた。彼ら六人の嘘と罪とは。そして「犯人」の目的とは――。
』(角川書店HPより引用)という内容です。「就活ってこんなに大変なんか!!」と、「人を見極めるなんざ、出来るわけないよな。」というのが感想です。
はじまらないティータイム(おすすめ度★★★★☆)
原田ひ香さんの2008年に出版された作品です。『4人の過剰な女たち。あなたは誰に共感? 努力で「できちゃった略奪婚」した里美。その結果、離婚の憂き目にあった佐智子。そんな彼女を心配し、探偵活動を始める伯母ミツエ。その娘で不妊に悩む奈都子。女たちは対立しながら奇妙な友情を育む。
』(Google Booksより引用)という内容です。面白いので一気に読んでしまいましたが・・・。誰にも共感はできません。
白鳥とコウモリ(おすすめ度★★★★★)
東野圭吾さんの2021年に出版された作品です。『2017年11月1日。港区海岸に止められた車の中で腹を刺された男性の遺体が発見された。被害者は白石健介。正義感が強くて評判のいい弁護士だった。捜査の一環で、白石の生前、弁護士事務所に電話をかけてきた男、倉木達郎を愛知県三河安城に訪ねる刑事、五代。驚くべきことにその倉木がある日突然、自供をし始めるが・・・。2017年東京、1984年愛知を繋ぐ〝告白〟が、人々を新たな迷宮へと誘う-。』(幻冬舎HP特別サイトより引用)という内容です。522ページの長編ですが、一気に読んでしまいました。自分には関係ない別世界の話、と思える状況が実は幸せなのよね。
世界地図の下書き(おすすめ度★★★★★)
朝井リョウさんの2016年に出版された作品です。『両親を事故で亡くした小学生の太輔は「青葉おひさまの家」で暮らしはじめる。心を閉ざしていた太輔だが、仲間たちとの日々で、次第に心を開いてゆく。中でも高校生の佐緒里は、みんなのお姉さんのような存在。卒業とともに施設を出る彼女のため、子どもたちはある計画を立てる......。子どもたちが立ち向かうそれぞれの現実と、その先にある一握りの希望を新たな形で描き出した渾身の長編小説。 』(Google Booksより引用)という内容です。諦めずに希望を抱き続けて欲しい・・・。そう願わずにはいられません。
月曜日の抹茶カフェ(おすすめ度★★★☆☆)
青山美智子さんの2021年に出版された作品です。『川沿いの桜並木のそばに佇む喫茶店「マーブル・カフェ」。その「マーブル・カフェ」が定休日の月曜日に、一度だけ「抹茶カフェ」を開くことに。ツイていない携帯ショップ店員と愛想のない茶問屋の若旦那、妻を怒らせてしまった夫とランジェリーショップのデザイナー兼店主、恋人に別れを告げたばかりのシンガーと実家の祖母と折り合いが悪い紙芝居師、時代に取り残されたと感じている京都老舗和菓子屋の元女将と自分の名字と同じ名前の京菓子を買いにきたサラリーマン......。この縁は、きっと宝物になる――。人は知らず知らずのうちに、誰かの背中を押していることに気づく、一杯の抹茶から始まる、東京と京都をつなぐ12ヵ月の心癒やされるストーリー。』(宝島社HPより引用)という内容です。何か、読んでいても刺激がないというか・・・やや退屈でした。
夏の体温(おすすめ度★★★★☆)
瀬尾まいこさんの2022年に出版された短編集です。『夏休み、小学3年生の瑛介は血小板数値の経過観察で1ヶ月以上入院している。退屈な毎日に、どうしたっていらいらはつのる。そんなある日、「俺、田波壮太。3年。チビだけど、9歳」と陽気にあいさつする同学年の男子が病院にやって来た。低身長のための検査入院らしい。遊びの天才でもある壮太と一緒に過ごすのは、とても楽しい。でも2人でいられるのは、あと少しだ──。』(双葉社HPあらすじより引用)という内容です。自分的には2番目の「魅惑の極悪人ファイル」の方が良かったです。
俺ではない炎上(おすすめ度★★★★★)
浅倉秋成さんの2022年に出版された作品です。『外回り中の大帝ハウス大善支社営業部長・山縣泰介のもとに、支社長から緊急の電話が入った。「とにかくすぐ戻れ。絶対に裏口から」どうやら泰介が「女子大生殺害犯」であるとされて、すでに実名、写真付きでネットに素性が晒され、大炎上しているらしい。Twitterで犯行を自慢していたようだが、そのアカウントが泰介のものであると誤認されてしまったのだ。誤解はすぐに解けるだろうと楽観視していたが、当該アカウントは実に巧妙で、見れば見るほど泰介のものとしか思えず、誰一人として言い分を信じてくれない。会社も、友人も、家族でさえも......。ほんの数時間にして日本中の人間が敵になり、誰も彼もに追いかけられ、ともすると殺されそうになる中、泰介は必死の逃亡を続ける。』(双葉社HPあらすじより引用)という内容です。引き込まれます。めちゃくちゃ面白いです。ただトリックが・・・ネタバレ解説読まんと解らんかった・・・。
トリニティ(おすすめ度★★★★★)
窪美澄さんの2019年に出版された作品です。『どんなに強欲と謗(そし)られようと、三つとも手に入れたかった――。50年前、出版社で出会った三人の女たちが半生をかけ、何を代償にしても手に入れようとした〈トリニティ=かけがえのない三つのもの〉とは? かつてなく深くまで抉り出した、現代日本を生き抜く女たちの夢と祈り――。』(新潮社HP書誌情報より引用)という内容です。自分にとってのトリニティとは何か?を改めて考えました。ただ、何であれ3つの事をバランス良く追求するというのは難しいと思う。
競争の番人(おすすめ度★★★★★)
新川帆立さんの2022年に出版された作品です。『公正取引委員会の審査官、白熊楓は、聴取対象者が自殺した責任を問われ、部署異動に。東大首席・ハーバード大留学帰りのエリート審査官・小勝負勉と同じチームで働くことになった。二人は反発しあいながらも、ウェディング業界の価格カルテル調査に乗り出す。数々の妨害を越えて、市場を支配する巨悪を打ち倒せるか。ノンストップ・エンターテインメント・ミステリー!』(講談社HP内容紹介より抜粋)という内容です。ドラマになったので読んでみました。「元彼の遺言状」と同様、原作読む方が面白いです。登場人物の心理描写の深さが違うと思う。
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