私(カズヤ)は図書館好きなんです。

ここで紹介する本はすべて岩出市・紀の川市立図書館の蔵書です。

最近読んだ本

ロック母(おすすめ度★★★☆☆)

角田光代さんの2007年に出版された短編集です。『作家としての苦悩のはじまりに"しょぼんとたたずむ"忘れ難い作品、「ゆうべの神様」。シングルマザーになる覚悟で離島の実家に帰った私を待っていたのは、恐ろしいほど変わらない風景と"壊れた"母親だった。――川端康成賞受賞作、「ロック母」など、15年にわたる作家活動をあまさずとらえた傑作作品集。』(講談社HP内容紹介より引用)という内容です。初期の作品は一体何を伝えたいのかよく分かりませんでしたが、「ロック母」「父のボール」あたりから読み応えが出てきたように感じました。

神話の密室(おすすめ度★★★★☆)

知念美希人さんの2020年に出版された作品です。『アルコールが一滴もないはずの閉鎖病棟で泥酔を繰り返す人気小説家。キックボクシングのタイトルマッチ、勝利の瞬間にリングで死亡した王者。かたや厳重な警備の病院で、こなた千人以上の観客が見守る中で。まるで神様が魔法を使ったかのような奇妙な「密室」事件、その陰に隠れた思いもよらぬ「病」とは? 天才女医・天久鷹央が不可能犯罪に挑む。現役医師による本格医療ミステリ! 』(新潮社HP書誌情報より引用)という内容です。今回のトリック、こんなん解るかあ!

さっぱりと欲ばらず(おすすめ度★★☆☆☆)

吉沢久子さんの2017年に出版された作品です。『自分に正直に生きることが、人生を幸せに過ごせる秘訣です。人は人、自分は自分。くよくよせず笑って毎日を楽しく生きる。「できない」を受け入れて小さな工夫の暮らし。先々の不安を思うより今を元気に。101歳で大往生した吉沢さんの欲ばらない人生の知恵。』(中央公論新社HP内容紹介より抜粋)という内容です。今年80歳になる母親が好きな作家さんなので読んでみました。正直刺激に欠ける内容で、退屈感は否めないか。

リカーシブル(おすすめ度★★★★☆)

米澤穂信さんの2013年に出版された作品です。『越野ハルカ。父の失踪により母親の故郷に越してきた少女は、弟とともに過疎化が進む地方都市での生活を始める。だが、町では高速道路の誘致運動を巡る暗闘と未来視にまつわる伝承が入り組み、不穏な空気が漂い出していた。そんな中、弟サトルの言動をなぞるかのような事件が相次ぎ......。大人たちの矛盾と、自分が進むべき道。十代の切なさと成長を描く、心突き刺す青春ミステリ。 』(新潮社HP書誌情報より引用)という内容です。青春ミステリというには結構重い内容ですが面白いです。

ボトルネック(おすすめ度★★★☆☆)

米澤穂信さんの2006年に出版された作品です。『亡くなった恋人を追悼するため東尋坊を訪れていたぼくは、何かに誘われるように断崖から墜落した......はずだった。ところが気がつくと見慣れた金沢の街にいる。不可解な思いで自宅へ戻ったぼくを迎えたのは、見知らぬ「姉」。もしやここでは、ぼくは「生まれなかった」人間なのか。世界のすべてと折り合えず、自分に対して臆病。そんな「若さ」の影を描き切る、青春ミステリの金字塔。 』(新潮社HP書誌情報より引用)という内容です。・・・結構難しいです。

もし高校野球の女子マネージャーがドラッガーの「マネジメント」を読んだら(おすすめ度★★★★★)

岩崎夏海さんの2009年に出版された作品です。『敏腕マネージャーと野球部の仲間たちが甲子園を目指して奮闘する青春小説。高校野球の女子マネージャーのみなみちゃんは、マネージャーの仕事のために、ドラッカーの『マネジメント』を間違って買ってしまいます。はじめは難しくて後悔するのですが、しだいに野球部のマネジメントにも生かせることに気付きます。これまでのドラッカー読者だけでなく、高校生や大学生、そして若手ビジネスパーソンなど多くの人に読んでほしい一冊。 』(ダイヤモンド社HP内容紹介より引用)という内容です。今更ながらですが、面白いし勉強になりました。

さよなら妖精(おすすめ度★★★★☆)

米澤穂信さんの2004年に出版された作品です。『1991年4月。雨宿りをするひとりの少女との偶然の出会いが、謎に満ちた日々への扉を開けた。遠い国からはるばるおれたちの街にやって来た少女、マーヤ。彼女と過ごす、謎に満ちた日常。そして彼女が帰国した後、おれたちの最大の謎解きが始まる。謎を解く鍵は記憶のなかに――。忘れ難い余韻をもたらす、出会いと祈りの物語。『犬はどこだ』の著者の代表作となった、清新な力作。』(東京創元社HP内容紹介より引用)という内容です。このあと守屋君はどうなるのでしょうか?気になるところです。

魔弾の射手(おすすめ度★★★★★)

知念実希人さんの2019年に出版された作品です。『西東京市に聳える時計山病院。十一年前の医療ミスで廃院に追い込まれたこの場所で、一人の看護師が転落死する。死亡状況や解剖結果から自殺が有力視される中、娘の由梨だけはそれを頑なに否定した。天医会総合病院の副院長・天久鷹央は彼女の想いに応え、「呪いの病院」の謎を解くことを決意する。死体にまったく痕跡が残らない"魔弾"の正体とは?』(新潮社HP書誌情報より引用)という内容です。4階の「謎」はすぐに解った!(自慢)しかし・・・魔弾の「謎」は全く解らんかった!!

認知症が進まない話し方があった(おすすめ度★★★★★)

吉田勝明さんの2021年に出版された作品です。『高齢者病棟で30年勤務した医師が気づいたのが、「話し方・接し方を変えるだけで、認知症の進行度合いが変わる」ということ。この臨床経験で得た、認知機能低下を食い止めるための「介護者の話し方・コミュニケーション術」を本書にまとめました。幻覚、妄想、徘徊などの問題行動が起きたときはもちろん、趣味を楽しむときや散歩の最中など日常生活でも使える50の話し方をイラストを使ってわかりやすく紹介します。』(青春出版社HP内容紹介より抜粋)という内容です。良い情動に訴えかけ、本人を肯定する話し方を例文に挙げて分かりやすく説明してくれています。

自分が高齢になるということ(おすすめ度★★★★★)

和田秀樹さんの2018年に出版された作品です。『老年精神科医である著者が、高齢になれば避けられない「ボケ」を受け入れて、幸せな長生き老人を目指す考え方を説く。ボケても明るさや前向きな気持ちを失わないために、いまからできることも紹介する。』(hontoHP商品説明より引用)という内容です。前提として「長生きしたら必ずボケる」ことを踏まえ、「いかにボケるか」を説いています。俺もボケんのかあ・・・。でもボケるまで生き長らえた事を感謝すべきなのだろうねえ。
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