私(カズヤ)は図書館好きなんです。
ここで紹介する本はすべて岩出市・紀の川市立図書館の蔵書です。
最近読んだ本
晴天の迷いクジラ(おすすめ度★★★★★)
窪美澄さんの2012年に出版された作品です。『デザイン会社に勤める由人は、失恋と激務でうつを発症した。社長の野乃花は、潰れゆく会社とともに人生を終わらせる決意をした。死を選ぶ前にと、湾に迷い込んだクジラを見に南の半島へ向かった二人は、道中、女子高生の正子を拾う。母との関係で心を壊した彼女もまた、生きることを止めようとしていた――。
』(新潮社HP書誌情報より引用)直木賞を受賞されたので読んでみたのですが・・・面白いです。しばらく窪美澄さんの作品が続くと思います。
地の星(おすすめ度★★★☆☆)
伊吹有喜さんの2017年に出版された作品です。『今のわたしは、あの頃なりたいと望んだ自分になれているのだろうかー。遠州峰生の名家・遠藤家の邸宅として親しまれた常夏荘。幼少期にこの屋敷に引き取られた耀子は、寂しい境遇にあっても、屋敷の大人たちや、自分を導いてくれる言葉、小さな友情に支えられて子ども時代を生き抜いてきた。時が経ち、時代の流れの中で凋落した遠藤家。常夏荘はもはや見る影もなくなってしまったが、耀子はそのさびれた常夏荘の女主人となりー。ベストセラー『なでし子物語』待望の続編。』(ポプラ社HP書籍の内容より引用)という内容です。何かすっきりしないというか、澱んだ感のある内容でした。
王とサーカス(おすすめ度★★★★★)
米澤穂信さんの2015年に出版された作品です。『2001年、新聞社を辞めたばかりの太刀洗万智は、知人の雑誌編集者から海外旅行特集の仕事を受け、事前取材のためネパールに向かった。現地で知り合った少年にガイドを頼み、穏やかな時間を過ごそうとしていた矢先、王宮で国王をはじめとする王族殺害事件が勃発する。太刀洗はジャーナリストとして早速取材を開始したが、そんな彼女を嘲笑うかのように、彼女の前にはひとつの死体が転がり......。「この男は、わたしのために殺されたのか? あるいは――」疑問と苦悩の果てに、太刀洗が辿り着いた痛切な真実とは?
』(東京創元社ウラスジより引用)という内容です。平和ボケしてる自分はネパールで生きていく自信ないな。
なでし子物語(おすすめ度★★★★★)
伊吹有喜さんの2012年に出版された作品です。『ずっと、透明になってしまいたかった。でも本当は、「ここにいるよ」って言いたかったんだ――いじめに遭っている少女・耀子、居所がなく過去の思い出の中にだけ生きている未亡人・照子、生い立ちゆえの重圧やいじめに苦しむ少年、立海。三人の出会いが、それぞれの人生を少しずつ動かし始める。言葉にならない祈りを掬い取る、温かく、強く、やさしい物語。』(ポプラ社HP書籍の内容より引用)という内容です。青井先生がいいです。
儚い羊たちの祝宴(おすすめ度★★★★★)
米澤穂信さんの2008年に出版された作品です。『夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」。夏合宿の二日前、会員の丹山吹子の屋敷で惨劇が起こる。翌年も翌々年も同日に吹子の近親者が殺害され、四年目にはさらに凄惨な事件が。優雅な「バベルの会」をめぐる邪悪な五つの事件。甘美なまでの語り口が、ともすれば暗い微笑を誘い、最後に明かされる残酷なまでの真実が、脳髄を冷たく痺れさせる。米澤流暗黒ミステリの真骨頂。』(新潮社HP書誌情報より引用)という内容です。自分としては「玉野五十鈴の誉れ」が、唯一救われた内容で良かったです。後は絶望しかない。
ショートケーキ。(おすすめ度★★★★★)
坂木司さんの2022年に出版された作品です。『大学生の<ゆか>と<こいちゃん>はどちらも、母との二人家族。父が出て行ってから買えなくなったホールケーキを求めて、ふたりは<失われたホールケーキの会>を結成、切れていないケーキを楽しんでいる。ある時、離れて暮らす父親から、「大事な話がある」と連絡があり......。
』(文藝春秋HP作品紹介「ホール」より引用)ほかショートケーキをめぐる5篇の連作集です。久し振りに心温まる内容で良かったです。
真実の10メートル手前(おすすめ度★★★★★)
米澤穂信さんの2015年に出版された作品です。『滑稽な悲劇、あるいはグロテスクな妄執──痛みを引き受けながらそれらを直視するジャーナリスト、太刀洗万智の活動記録。『王とサーカス』後の六編を収録する垂涎の作品集。』(東京創元社HP内容紹介より引用)という内容です。自分的には「恋累心中」が一番でした。
武道館(おすすめ度★★★★☆)
朝井リョウさんの2015年に出版された作品です。『結成当時から、「武道館ライブ」を合言葉に活動してきた女性アイドルグループ「NEXT YOU」。独自のスタイルで行う握手会や、売上ランキングに入るための販売戦略、一曲につき二つのパターンがある振付など、さまざまな手段で人気と知名度をあげ、一歩ずつ目標に近づいていく。しかし、注目が集まるにしたがって、様々な種類の視線が彼女たちに向けられるようになる。そして、ある出来事がグループの存続さえも危うくしてしまい......。 』(文藝春秋HP作品紹介より抜粋)という内容です。アイドルって、精神的にも肉体的にもキツいお仕事なんですね。偉いなあみんな。
クローバーナイト(おすすめ度★★★☆☆)
辻村深月さんの2016年に出版された作品です。『何が"普通"になるのかは、誰にもわからないのだ。ママ友の不倫疑惑、熾烈な保活、過酷なお受験、驚愕のお誕生会、そして――。保育園に通う一男一女を抱える鶴峯家。家族の幸せを守るべく、新米騎士(ナイト)が右往左往しながら奮闘中!』(光文社HPより引用)という内容です。仕事と育児の両立が大変なのは身を以て感じるところではありますが・・・。そんな事で騒いでいられる日本は平和で幸せな国だと思う。
米澤穂信と古典部(おすすめ度★★★☆☆)
米澤穂信さんの2017年に出版された作品です。まあ「古典部」シリーズのファンなら一読しておいてもいいかなあ・・・くらいの内容でした。当たり前ですが古典部シリーズ読んでいない人には全く無意味です。
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