私(カズヤ)は図書館好きなんです。

ここで紹介する本はすべて岩出市・紀の川市立図書館の蔵書です。

最近読んだ本

秋期限定栗きんとん事件下(おすすめ度★★★★★)

米澤穂信さんの2009年に出版された作品です。『ぼくは思わず苦笑する。去年の夏休みに別れたというのに、何だかまた、小佐内さんと向き合っているような気がする。ぼくと小佐内さんの間にあるのが、極上の甘いものをのせた皿か、連続放火事件かという違いはあるけれど......ほんの少しずつ、しかし確実にエスカレートしてゆく連続放火事件に対し、ついに小鳩君は本格的に推理を巡らし始める。小鳩君と小佐内さんの再会はいつ?』(東京創元社HP内容紹介より引用)という内容です。ネタバレになるので何も語れませんが、「あー良かった」という結末です。

先生!親がボケたみたいなんですけど(おすすめ度★★★★★)

和田秀樹さんの2018年に出版された作品です。『「もっとやれることがあった」と後悔しないために。互いに不幸にならないように、子どもが覚えておきたい39のこと。』(Google Booksより引用)という内容です。以前紹介した「マンガでわかる!認知症」と内容的にはほぼ同じです。まあ、同じ本を2回読んで理解を深めたと思えば良いか。

秋期限定栗きんとん事件上(おすすめ度★★★★★)

米澤穂信さんの2009年に出版された作品です。『あの日の放課後、手紙で呼び出されて以降、ぼくの幸せな高校生活は始まった。学校中を二人で巡った文化祭。夜風がちょっと寒かったクリスマス。お正月には揃って初詣。ぼくに「小さな誤解でやきもち焼いて口げんか」みたいな日が来るとは、実際、まるで思っていなかったのだ。――それなのに、小鳩君は機会があれば彼女そっちのけで謎解きを繰り広げてしまい...... 』(東京創元社HP内容紹介より引用)という内容です。前作の「夏期限定~」での小山内さんとの関係性、上巻では進展を認めません。下巻での展開が楽しみです。

火焔の凶器(おすすめ度★★★★☆)

知念実希人さんの2018年に出版された作品です。『安倍晴明と同時代に生きた平安時代の陰陽師・蘆屋炎蔵の墓を調査した大学准教授が、不審な死を遂げる。死因は焼死。火の気がないところで、いきなり身体が発火しての死亡だった。殺人。事故。呪い。さまざまな憶測が飛び交う中、天医会総合病院の女医・天久鷹央は真実を求め、調査を開始する。だが、それは事件の始まりに過ぎなかった......。現役の医師が描く本格医療ミステリー! 』(新潮社HP書誌情報より引用)という内容です。今回の展開は・・・ある程度予想通り。

マンガでわかる!認知症(おすすめ度★★★★★)

和田秀樹さんの2022年に出版された本です。『65歳以上の高齢者に7人に1人が認知症の時代。「もし、親が認知症になったら」起こりうる認知症の症状から予防、対応方法までの最新ノウハウをマンガでわかりやすく解説!』 (版元ドットコムHPより引用)という内容です。訳あって認知症の勉強をやり直しているのですが、楽してアウトラインを掴むにはもってこいの本です。中身は普通の文章で、挿絵のようにマンガが挿入されています。

夏期限定トロピカルパフェ事件(おすすめ度★★★★★)

米澤穂信さんの2006年に出版された作品です。『小市民たるもの、日々を平穏に過ごす生活態度を獲得せんと希求し、それを妨げる事々に対しては断固として回避の立場を取るべし。賢しらに名探偵を気取るなどもってのほか。諦念と儀礼的無関心を心の中で育んで、そしていつか掴むんだ、あの小市民の星を!そんな高校2年生・小鳩君の、この夏の運命を左右するのは〈小佐内スイーツセレクション・夏〉!? 待望のシリーズ第2弾。 』(東京創元社HP内容紹介より引用)という内容です。え、そんな事になってしまうの!?という結末。続編を読まずにはいられません。

残照の頂き(おすすめ度★★★★★)

湊かなえさんの2021年に出版された作品です。『「通過したつらい日々は、つらかったと認めればいい。たいへんだったと口に出せばいい。そこを乗り越えた自分を素直にねぎらえばいい。そこから、次の目的地を探せばいい。」後立山連峰 亡き夫に対して後悔を抱く女性と、人生の選択に迷いが生じる会社員。北アルプス表銀座 失踪した仲間と、ともに登る仲間への、特別な思いを胸に秘める音大生。立山・剱岳 娘の夢を応援できない母親と、母を説得したい山岳部の女子大生。武奈ヶ岳・安達太良山 コロナ禍、三〇年ぶりの登山をかつての山仲間と報告し合う女性たち。......日々の思いを噛み締めながら、一歩一歩、山を登る女たち。頂から見える景色は、過去の自分を肯定し、未来へ導いてくれる。』(幻冬舎HP書籍紹介より引用)という内容です。今回は立山・剱岳でやられました。

甦る殺人者(おすすめ度★★★★☆)

知念実希人さんの2017年に出版された作品です。『都内近郊で若い女性が次々と首を絞められ、惨殺された。警察は現場に残された血痕のDNA鑑定を行い、容疑者を割り出すが、それは四年前に死んだ男だった......。止まない殺人劇。メディアに送りつけられる犯行声明文。これは死者の復活か。あるいは、真犯人のトリックか。天医会総合病院の天才女医・天久鷹央(あめくたかお)は事件の裏に潜む"病"を解き明かし、シリアルキラーに"診断"を下す。 』(新潮社HP書誌情報より引用)という内容です。今回もカラクリ全く分かりませんでした。

満願(おすすめ度★★★★☆)

米澤穂信さんの2014年に出版された作品です。『「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、静かに刑に服したが......。鮮やかな幕切れに真の動機が浮上する表題作をはじめ、恋人との復縁を望む主人公が訪れる「死人宿」、美しき中学生姉妹による官能と戦慄の「柘榴(ざくろ)」、ビジネスマンが最悪の状況に直面する息詰まる傑作「万灯」他、「夜警」「関守」の全六篇を収録。 』(新潮社HP書誌情報より引用)という内容です。前回紹介した小鳩君と小佐内さんシリーズとは全く違った作風です。同じ著者とは思えません。ただどちらが面白いかというと・・・小鳩君と小佐内さん。

春期限定いちごタルト事件(おすすめ度★★★★☆)

米澤穂信さんの2004年に出版された作品です。『小鳩君と小佐内さんは、恋愛関係にも依存関係にもないが互恵関係にある高校1年生。きょうも2人は手に手を取って清く慎ましい小市民を目指す。それなのに、2人の前には頻繁に謎が現れる。名探偵面などして目立ちたくないのに、なぜか謎を解く必要に駆られてしまう小鳩君は、果たしてあの小市民の星をつかみとることができるのか?』(東京創元社HP内容紹介より抜粋)という内容です。ストーリーは軽く、謎解きは面白い。単純に楽しく読めます。
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