私(カズヤ)は図書館好きなんです。

ここで紹介する本はすべて岩出市・紀の川市立図書館の蔵書です。

最近読んだ本

57歳で婚活したらすごかった(おすすめ度★★★★☆)

石神賢介さんの2021年に出版された作品です。『やっぱり結婚したい。57歳で強くそう思った著者は、婚活アプリ、結婚相談所、婚活パーティーを駆使した怒濤の婚活ライフに突入する。その目の前に現れたのは個性豊かな女性たちだった。「クソ老人」と罵倒してくる女性、セクシーな写真を次々送りつける女性、衝撃的な量の食事を奢らせる女性等々。リアルかつコミカルに中高年の婚活を徹底レポートする。切実な人のための超実用的「婚活次の一歩」攻略マニュアル付!』(新潮社HP書誌情報より抜粋) という内容です。新着コーナーでたまたま目に留まったので読んでみました。気楽に読めるし、普通に面白かったです。

52ヘルツのクジラたち(おすすめ度★★★★☆)

町田そのこさんの2020年に出版された、2021年本屋大賞受賞作品です。『52ヘルツのクジラとは―他の鯨が聞き取れない高い周波数で鳴く、世界で一頭だけのクジラ。たくさんの仲間がいるはずなのに何も届かない、何も届けられない。そのため、世界で一番孤独だと言われている。自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれていた少年。孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会い、新たな魂の物語が生まれる―。』という内容です。一気に読んでしまう面白さはあるのですが、私が苦手な暗くて重いタイプ。

カラフル(おすすめ度★★★☆☆)

森絵都さんの1998年に出版された作品です。『おめでとうございます、抽選に当たりました!」生前の罪により、輪廻のサイクルから外されていた僕の魂は、天使業界の抽選によって再挑戦のチャンスを得た。それは、自殺を図った少年、真(まこと)の体にホームステイし、自分の罪を思い出さなければならない修行だった。天使のガイドのもと、真として過ごすうちに、僕は家族や友人の欠点が見えてくるようになって......。』(文春文庫HP内容紹介より抜粋)という内容です。面白いけど、「不朽の名作!!」と宣伝するほどかあ?と個人的には思いました。

風に舞いあがるビニールシート(おすすめ度★★★★☆)

森絵都さんの2006年に出版された短編集で、直木賞受賞作品です。『才能豊かなパティシエの気まぐれに奔走させられたり、犬のボランティアのために水商売のバイトをしたり、難民を保護し支援する国連機関で夫婦の愛のあり方に苦しんだり......。自分だけの価値観を守り、お金よりも大切な何かのために懸命に生きる人々を描いた6編。』(文藝春秋HP内容紹介より引用)です。個人的には「ジェネレーションX」が一番良かったです。

お探し物は図書室まで(おすすめ度★★★★☆)

青山美智子さんの2020年に出版された作品です。『お探し物は、本ですか? 仕事ですか? 人生ですか?人生に悩む人々が、ふとしたきっかけで訪れた小さな図書室。彼らの背中を、不愛想だけど聞き上手な司書さんが、思いもよらない本のセレクトと可愛い付録で、後押しします。自分が本当に「探している物」に気がつき、明日への活力が満ちていくハートウォーミング小説。』(ポプラ社HP内容紹介より抜粋)です。私は第3章・夏美が一番心に刺さりました。

アンと愛情(おすすめ度★★★★★)

坂木司さんの2020年に出版された作品です。『まもなく成人式を迎えるアンちゃん。そろそろ振り袖を選ばなければいけないんだけど、容姿に対するコンプレックスもあって、どうも気が向かない。売場にやってきた他店からの応援スタッフは、自分と同い年なのにやる気も売る気も段違い。お客さんから持ち込まれる相談事も、いつも以上に難易度が高く、気が焦るばかり。そもそも、自分は将来、どうなっていきたいんだっけ......。身の回りにも遠い世界にも、どうしていいかわからないことばかり。アンちゃんが甘いお菓子の力を借りて、謎と未来に立ち向かう、やさしくさわやかな青春ミステリー。』 (光文社HP内容紹介より抜粋)です。青春ミステリーでは無いと思いますが・・・面白いです。

夜空に泳ぐチョコレートグラミー(おすすめ度★★★☆☆)

町田そのこさんの2017年に出版された作品です。『とれた差し歯が思い起こさせるのは、一生に一度の恋。もう共には生きられない、あの人のこと――。どんな場所でも必死に泳いでいこうとする5匹の魚たちを、とびきり鮮やかな仕掛けで描いたデビュー作。』(新潮社HP内容紹介より抜粋)です。いわゆる短編連作集です。私的には「波間に浮かぶイエロー」が一番良かったです。面白いんですけど・・・全体として暗いんです。

アンと青春(おすすめ度★★★★★)

坂木司さんの2016年に出版された作品です。『アンちゃんがデパ地下の和菓子店「みつ屋」で働き始めて八ヶ月。販売の仕事には慣れてきたけど、和菓子についてはまだまだ知らないことばかりだ。でも、だからこそ学べることもたくさんある。みつ屋の個性的な仲間に囲まれながら、つまずいたり悩んだりの成長の日々は続きます。 』(光文社HPより引用)「和菓子のアン」の続編、期待通り面白いです。

うつくしが丘の不幸の家(おすすめ度★★★★★)

町田そのこさんの2019年に出版された作品です。『築二十五年の三階建て一軒家を購入し、一階部分を店舗用に改築。美容師の美保理にとって、これから夫の譲と暮らすこの家は、夢としあわせの象徴だった。朝、店先を通りかかった女性に「ここが『不幸の家』って呼ばれているのを知っていて買われたの?」と言われるまでは――。わたしが不幸かどうかを決めるのは、家でも他人でもない。「不幸の家」で自らのしあわせについて考えることになった五つの家族をふっくらと描く、傑作連作小説。』(Google Booksより引用)です。どれも良かったですが、私は「さなぎの家」が一推し。

和菓子のアン(おすすめ度★★★★★)

坂木司さんの2010年に出版された作品です。『デパ地下の和菓子店「みつ屋」で働き始めた梅本杏子(通称アンちゃん)は、ちょっぴり(?)太めの十八歳。プロフェッショナルだけど個性的すぎる店長や同僚に囲まれる日々の中、歴史と遊び心に満ちた和菓子の奥深い魅力に目覚めていく。謎めいたお客さんたちの言動に秘められた意外な真相とは? 読めば思わず和菓子屋さんに走りたくなる、美味しいお仕事ミステリー! 』(光文社HP書籍詳細より引用)という内容です。面白いです。読んだら本当に和菓子屋さんに行きたくなります。
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