私(カズヤ)は図書館好きなんです。

ここで紹介する本はすべて岩出市・紀の川市立図書館の蔵書です。

最近読んだ本

クスノキの番人(おすすめ度★★★★★)

東野圭吾さんの2020年に出版された作品です。『不当な理由で職場を解雇され、その腹いせに罪を犯し逮捕されてしまった玲斗。同情を買おうと取調官に訴えるが、その甲斐もなく送検、起訴を待つ身となってしまった。そこへ突然弁護士が現れる。依頼人の命令を聞くなら釈放してくれるというのだ。依頼人に心当たりはないが、このままでは間違いなく刑務所だ。そこで賭けに出た玲斗は従うことに。依頼人の待つ場所へ向かうと、年配の女性が待っていた。千舟と名乗るその女性は驚くことに伯母でもあるというのだ。あまり褒められた生き方をせず、将来の展望もないと言う玲斗に彼女が命令をする。「あなたにしてもらいたいこと――それはクスノキの番人です」と。』(実業之日本社HPあらすじより引用)という内容です。因みに私は預念・・・間違いなくしません。

天、共に在り(おすすめ度★★★★★)

2013年に出版された作品です。『1984年よりパキスタン、アフガニスタンで支援活動を続ける医師・中村哲。治療のために現地へ赴いた日本人の医者が、なぜ1600本もの井戸を掘り、25.5キロにもおよぶ用水路を拓くに至ったのか?「天」(自然)と「縁」(人間)をキーワードに、その数奇な半生をつづった著者初の自伝。 』(NHK出版HP商品紹介より引用)という内容です。凄いなあ・・・もうただそれだけです。

ドアの向こうのカルト(おすすめ度★★★★★)

エホバの証人の元信者である佐藤典雅さんが2013年に出版した作品です。『東京ガールズコレクションの仕掛け人としても知られる著者は、ロス、NY、ハワイ、東京と9歳から35歳までエホバの証人として教団活動していた。信者の日常、自らと家族の脱会を描く。』 (河出書房HPより引用)という内容です。単なる体験記ではなく、宗教・信仰の本質に迫ろうとする思考の過程が描かれています。最終章の「人生の答えを他の人に委ねた瞬間、自分の人生はなくなってしまう」「答えとは探すものではなく、創るものである」という作者の悟り、心に響きました。いつかどこかで使おうともくろんでいます。(笑)

死ぬときに後悔すること25(おすすめ度★★★★★)

緩和医療医である大津秀一先生が2009年に出版された作品です。『ほとんどの人は死を前にすると後悔するという。では、人生の最期にどのようなことに後悔するのか──? 1000人を超える末期患者と正面から向き合い、その死を見届けた緩和医療専門医が、それぞれの患者が吐露した"やり残したこと" を25に集約』(新潮社HP内容紹介より引用)という内容です。読んだことを後悔するほど焦ってしまいます。

SD20 20歳からのセルフデザイン(おすすめ度★★★☆☆)

木村尚敬さんと高濱正伸さんの2019年に出版された作品です。『ワクワクする人生は、自分でデザインしよう!後悔しない人生を送るために、社会に出る前に、社会に出てからも知っておきたい"生き方"のヒント』(エッセンシャル出版社HPより引用)という内容です。要するに「学校の勉強だけじゃダメよー。いろんな経験積まなきゃ。」ということです。若い人は試しに読んでみて下さい。

OODAループ思考(おすすめ度★★★★☆)

入江仁之さんの2019年に出版された作品です。『アメリカ軍で世界の兵法や戦略理論を研究した成果をもとに開発され、シリコンバレーの起業家を中心に、アメリカのビジネスエリートに活用されている変化の激しい時代に速く行動するために必要な知的技術。OODAループ第一人者の戦略コンサルタントが、日本人のためにわかりやすく、実践しやすいマニュアルとして解説』 (ダイヤモンド社HP内容紹介より引用)という内容です。できる・できないはともかく、自身の思考プロセスを検証・改善するきっかけになる(かなあ?)と思います。

崩れる脳を抱きしめて(おすすめ度★★★★☆)

知念実希人さんの2017年に出版された作品です。『広島から神奈川の病院に実習に来た研修医の碓氷は、脳腫瘍を患う女性・ユカリと出会う。外の世界に怯えるユカリと、過去に苛まれる碓氷。心に傷をもつふたりは次第に心を通わせていく。実習を終え広島に帰った碓氷に、ユカリの死の知らせが届く――。』(実業之日本社HP内容紹介より引用)という内容です。『圧巻のラスト20ページ! 驚愕し、感動する!!!』とありますが、正にその通り。『マジか!!!』という結末です。

凍りのくじら(おすすめ度★★★★☆)

辻村深月さんの2005年に出版された作品です。『藤子・F・不二雄を「先生」と呼び、その作品を愛する父が失踪して5年。高校生の理帆子は、夏の図書館で「写真を撮らせてほしい」と言う1人の青年に出会う。戸惑いつつも、他とは違う内面を見せていく理帆子。そして同じ頃に始まった不思議な警告。皆が愛する素敵な"道具"が私たちを照らすとき――。』(講談社BOOK倶楽部内容紹介より引用)という内容です。面白いけど・・・最近の作品の方がもっと深みがあるように思います。

冷たい校舎の時は止まる(おすすめ度★★★★★)

辻村深月さんの2004年に出版された作品です。彼女のデビュー作です。「雪降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。開かない扉、無人の教室、5時53分で止まった時計。凍りつく校舎の中、2ヵ月前の学園祭の最中に死んだ同級生のことを思い出す。でもその顔と名前がわからない。どうして忘れてしまったんだろう-」(講談社BOOK倶楽部内容紹介より引用)というストーリーです。彼女の十八番である思春期男女の繊細な心情描写を思う存分堪能できます。上・中・下の3部作なので読むのがちょっと大変ですが。

ひとつむぎの手(おすすめ度★★★★★)

知念実希人さんの2018年に出版された作品です。「大学病院で過酷な勤務に耐えている平良祐介は、医局の最高権力者・赤石教授に、三人の研修医の指導を指示される。彼らを入局させれば、念願の心臓外科医への道が開けるが、もし失敗すれば・・・。さらに、赤石を告発する怪文書が出回り、祐介は「犯人探し」を命じられる。」(新潮社Hp書誌情報より引用)という内容です。迷い、悩みながらも信念を貫く平良先生、めっちゃカッコいいです。(一応?)同業者として憧れます。
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