私(カズヤ)は図書館好きなんです。

ここで紹介する本はすべて岩出市・紀の川市立図書館の蔵書です。

最近読んだ本

逆ソクラテス(おすすめ度★★★★☆)

伊坂幸太郎さんの2020年に出版された短編集です。『逆境にもめげず簡単ではない現実に立ち向かい非日常的な出来事に巻き込まれながらもアンハッピーな展開を乗り越え僕たちは逆転する!無上の短編5編 (Google Booksより引用)』です。個人的には「非オプティマス」が良かったです。学校公開での久保先生のお話、結構心に刺さりました。

図書館の神様(おすすめ度★★★★☆)

瀬尾まいこさんの2003年に出版された作品です。『赴任した高校で思いがけず文芸部顧問になって「しまった」清(きよ)。そこでの出会いが、その後の人生を変えてゆく。鮮やかな青春小説。』(筑摩書房HPより引用)です。読みやすくて面白いけど、読んだ後あんまり何も残らなかった・・・のは私だけでしょうか。

僕らのごはんは明日で待ってる(おすすめ度★★★★★)

瀬尾まいこさんの2012年に出版された作品です。訳あって暗ーい毎日を送る葉山君と、そんな彼に何故か(?)恋をした上村さんの高校・大学・社会人生活を綴った物語です。文体も描かれている世界も淡々としていて、一気に読んでしまいます。しかし作者が伝えようとしているテーマは結構深く、重いです。2017年に映画化されています。そりゃ映画化するわな、って言うくらい面白いです。

さよならの儀式(おすすめ度★★★★☆)

宮部みゆきさんの2019年に出版された短編集です。サブタイトルに8 Science Fiction Storiesとあるように、すべてSF物語です。「さよならの儀式」も面白かったけど、最後の「保安官の明日」がスケールが大きくて一番好きです。

武士道ジェネレーション(おすすめ度★★★★★)

誉田哲也さんの2015年に出版された作品です。「武士道」シリーズ第4弾です。社会人となった早苗と香織が描かれています。「シックスティーン」と「ジェネレーション」、同じくらい面白かった。読んで良かったです。香織先生、カッコええなあ。これくらい漢っぽく(?)生きたいものよ。

そして、バトンは渡された(おすすめ度★★★★★)

瀬尾まいこさんの2019年に出版された作品です。同年本屋大賞を受賞しています。家庭の事情で名字が4回も替わった優子。彼女が成長していく姿を描いた物語です。と言っても悲壮感は全くなく、劇的な展開もありません。「じゃ何を描くのさ?」と思ってしまいますが・・・作者のメッセージは最後の1ページに集約されています。読んだ後「なるほどねえ」と思いました。誰かからバトンを受け継ぎ、守り、誰かに渡す。その意味を考えさせられます。

私の美しい庭(おすすめ度★★★★★)

凪良ゆうさんの2019年に出版された作品です。屋上に「縁切り神社」と呼ばれる神社があるマンションに住む人々を描いたいわゆる連作短編集です。「生きていく中で生じる様々な問題・課題などとどう向き合うか。どうけじめをつけるか。」というのがテーマです。縁切り神社でお祓いを受け、たとえ気持ちだけでもリセット出来たら良いですよね。

武士道エイティーン(おすすめ度★★★☆☆)

誉田哲也さんの2009年に出版された作品です。武士道シリーズ第三弾です。早苗・香織の高校生活最後の1年間を描いています。今回は周りの人々(桐谷先生とか、お姉ちゃんとか)のスピンオフ短編も織り交ぜられています。期待通りの世界ですが・・・さすがにネタが尽きてきた感が否めません。もう1冊「武士道ジェネレーション」があるのですが・・・読むかどうか迷うところです。この作品で完結で良いのでは?

心がラクになる生き方(おすすめ度★★★☆☆)

南直哉さんの2017年に出版された本です。「人はたまたま生まれてきて、死んでいく。それだけの存在。なので、生きる意味とか、存在意義とか、生きがいとかそんなものは要らん。」という内容です。そういった事で悩んでいる人にはお勧めです。ただ、それで向上心・より高みを目指す気持ちが芽生えますかね?共産主義と一緒で理想論のように思いますが。

がんから始まる生き方(おすすめ度★★★★★)

養老孟司さん・柏木博さん・中川恵一さんの2019年に出版された作品です。「患者・治療者・助言者というそれぞれの立場から、医者と患者の未熟さ、統計的思考の危うさ、日本人の死生観までを大談義(本書内容紹介より)」しています。自分が癌になって右往左往する前に、こういう本を一読しておくのは大事かと思いました。でもやっぱり癌になったら・・・多分右往左往するでしょうね。
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