私(カズヤ)は図書館好きなんです。
ここで紹介する本はすべて岩出市・紀の川市立図書館の蔵書です。
最近読んだ本
一人っ子同盟(おすすめ度★★★★★)
重松清さんの2014年に出版された作品です。小学6年生の「ノブ」「ハム子」、4年生の「オサム」の3人の一人っ子の物語です。家庭環境の異なる3人が、自分の周りの世界をどう捉え、どう感じているかを子ども目線で描いています。この作品は主人公の「ノブ」の視点のみで描かれています。最近読んだ作品は同じ世界を登場人物ごとに描いたものが多かったので、この作品も「ハム子」目線・「オサム」目線だとどのように写ったのか、見てみたいです。ベストセラーになっていたら、そんなスピンオフもあったかも。
脳を鍛えるには運動しかない!(おすすめ度★★★★★)
医学博士であるジョン・J・レイティさんの2009年に出版された本です。運動をすると気分が爽快になるというのは経験的に誰もが知っていますが、学習効果向上・ストレス発散から老化・認知症予防まで運動が脳に及ぼす効果を医学的・科学的に説明しています。俄然運動やる気になります。
太陽の坐る場所(おすすめ度★★★★★)
辻村深月さんの2011年に出版された作品です。高校を卒業してから10年経った元クラスメイトたち。その中で人気女優となったキョウコを同窓会に呼び出そうと画策するのだが・・・というお話。ドロドロとした心理描写が続く、いわゆる「黒辻村」というジャンルです。でも面白いのよ。ハマるんですよ。最後、「え!?キョウコって・・・」という計算された裏切り展開です。ネタバレになるので書けませんが。
もし僕が25歳なら、こんな50のやりたいことがある。(おすすめ度★★★☆☆)
松浦弥太郎さんが2013年に出版された本です。久し振りに自己啓発本を読むと何かやる気になりますな。まあ、これを鵜呑みに出来るほどもはや純粋では無いですが。
ツナグ~想い人への心得~(おすすめ度★★★★★)
辻村深月さんの2019年に出版された作品です。死者との再会を叶える使者「ツナグ」の続編です。いやー、やっぱり良かった。自分的には「母の心得」が一番でした。恥ずかしながら2010年に出版された「ツナグ」をまだ読んでいないので今から楽しみです。(追記)ツナグはDVDで観ました。予想通り号泣。
競歩王(おすすめ度★★★★★)
額賀澪さんの2019年に出版された作品です。先日NHK朝のニュースで取り上げられていたので読んでみました。久し振りに読んだ後「俺も頑張ろう」と思える本でした。お勧めです。
祝祭と予感(おすすめ度★☆☆☆☆)
恩田陸さんの2019年に出版された作品です。クラシック音楽好きにとっては面白いのだろうか?私は全く楽しめませんでした。
どうしても生きてる(おすすめ度★★☆☆☆)
朝井リョウさんの2019年に出版された短編集です。『どんなにうまくいかなくても、理想からかけ離れた状況であろうと日常はある。生きていくしかない。』というテーマで綴られています。実際の暮らし、大袈裟に言えば人生も多かれ少なかれそういうものなので、これをわざわざ読書で追体験したくないよな・・・というのが正直な感想です。読んだ後結構憂鬱。
私が語りはじめた彼は(おすすめ度★★★☆☆)
三浦しおんさんの2004年に出版された作品です。大学教授である村川に関わった女性・家族・仕事仲間を描いています。この本も連作短編集ですが、以前読んだ「木暮荘物語」よりかなり難解です。作品を時系列に並べていないし、登場人物も多いし。ネットでネタバレ系の記事を読んでようやく全体像を把握できました。面白いのですが・・・暗い。
子どもたちのビミョーな本音(おすすめ度★★☆☆☆)
精神科医の武井明さんの2019年に出版された本です。要するに思春期外来の症例集です。別にビミョーでも何でも無いように思うのですが。
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