私(カズヤ)は図書館好きなんです。
ここで紹介する本はすべて岩出市・紀の川市立図書館の蔵書です。
最近読んだ本
君たちはどう生きるか(おすすめ度★★★★★)
2017年に出版された漫画版です。『旧制中学校に通う15歳の少年コペル君、本名は本田潤一。二年前に銀行の重役であったお父さんを亡くし、今は郊外の小ぢんまりとした家に母親とお手伝いさんと暮らしている。コペル君はある時、家によく遊びに来る母の弟である叔父さんから一冊のノートを渡される。そこには過去に、叔父さんや友人と話したり、考えたりした、さまざまな出来事が記され、それに対する叔父さんからのメッセージが綴られていた。天文学、化学、物理学、経済学、英雄譚......叔父さんとの対話を続けるうち、コペル君はものの見方や貧困、差別といった社会の構造、人間関係について学ぶ。そして、親友たちとの間に"ある事件"を起こしたコペル君は「どう生きるか」について深く問いかけられることになる。』(マガジンハウスHPあらすじより引用)という内容です。登場人物の中では、水谷君が目指すべき方向かと思う。悲しいかなガッチンにはなれそうにないし。
#真相をお話しします(おすすめ度★★★★★)
結城真一郎さんの2022年に出版された作品です。『子供が四人しかいない島で、僕らは「YouTuber」になることにした。でも、ある事件を境に島のひとたちがよそよそしくなっていって......(「#拡散希望」)
』など五篇からなる短編集です。自分的には「惨者面談」が全く先が読めず一番良かったです。
ルビィ(おすすめ度★★★★☆)
重松清さんの2020年に出版された作品です。『作家の仕事に疲れて自殺を図ったダザイさんは、一人の少女・ルビィと出会った。三年前に命を絶った彼女は、「七人の命を救わないと天国に行けないの」。ダザイさんは、その義務(ノルマ)を果たす旅に付き合わされ、出会った人たちの心の中に自分と同じ痛みを次々に見つけて・・・ 』(講談社HP内容紹介より引用)という内容です。割とキツい内容でした。
救国ゲーム(おすすめ度★★★★★)
結城真一郎さんの2021年に出版された作品です。『"奇跡"の限界集落で発見された惨殺体。その背後には、狂気のテロリストによる壮絶な陰謀が隠されていた――。〈ドローン無差別攻撃〉のタイムリミットが迫るなか、集落の住人である陽菜子と〈死神〉の異名を持つエリート官僚・雨宮は、日本の存亡を賭けた不可能犯罪の謎に挑む。』(新潮社HPより引用)という内容です。難しいテーマですが、私もどちらかと言うとパトリシア派かも。
プロジェクト・インソムニア(おすすめ度★★★★★)
結城真一郎さんの2020年に出版された作品です。『睡眠障害(ナルコレプシー)のせいで失業した蝶野は、極秘人体実験「プロジェクト・インソムニア」の被験者となる。極小チップを脳内に埋め込み、夢を90日間共有する――。願望を自在に具現化できる理想郷(ユメトピア)は、ある悪意の出現によって恐怖と猜疑に満ちた悪夢へと一変する。次々と消えてゆく被験者たち、はたして連続殺人鬼の正体は――。
』(新潮社HP書誌情報より引用)という内容です。ラストだけ解釈が難しいですが、面白かったです。
旧友再会(おすすめ度★★★☆☆)
重松清さんの2019年に出版された作品です。『年を重ねると増えていく「再会」の機会。再会は、別れがあるから存在します。どう別れたかで、再会の仕方も変わってくる。会いたい人、会いたくない人、忘れていた人《結婚もして、子どもをつくり、そして、いま、家族をなくした。》あなたならどんな再会を望み、何を伝えますか。泣きたいときに、泣けないあなたへ。』(講談社HPより引用)という内容です。・・・重くて暗い。
名もなき星の哀歌(おすすめ度★★★★★)
結城真一郎さんの2019年に出版された作品です。『裏稼業として人の記憶を取引する「店」で働く銀行員の良平と漫画家志望の健太。神出鬼没のシンガーソングライター・星名の素性を追うことになった悪友二人組は、彼女の過去を暴く過程で医者一家焼死事件との関わりと、星名のために命を絶ったある男の存在を知る。調査を進めるごとに浮かび上がる幾多の謎。代表曲「スターダスト・ナイト」の歌詞に秘められた願い、「店」で記憶移植が禁じられた理由、そして脅迫者の影――。謎が謎を呼び、それぞれの想いと記憶が交錯し絡み合うなか辿り着いた、美しくも残酷な真実とは?
』(新潮社HP書誌情報より引用)という内容です。いやあ、純粋に面白かったです。
ハレルヤ!(おすすめ度★★★☆☆)
重松清さんの2021年に出版された作品です。『アカネたち五人は、学生時代のバンド仲間。社会人になって解散した後は、それぞれ子育てや仕事、恋愛に奮闘をつづけ、気がつくと、もう四十六歳になった。音楽さえあればゴキゲンだった青春時代とは違う「人生の後半戦」に鬱々としていたある日、あのキヨシローが遠くへ旅立った。伝説の男の啓示に導かれ、五人は再会を果たすのだが――。「ベイビー、生きるんだ」。勇気わきあがる感動長編。
』(新潮社HPより引用)という内容です。勇気、湧き上がる・・・かあ?
文系のためのめっちゃやさしい数学(おすすめ度★★★★★)
2022年に出版された本です。『三角標識,名刺,自転車のタイヤ,ボールなど,私たちの身の回りは,さまざまな「形」であふれています。歩道や建物の壁面などにも,図形を組み合わせたデザインを見かけるでしょう。これらの「形」は,三角,四角,円や球などがもつ「図形」の性質を利用したものです。たとえばタイヤが丸いのは,「円」がなめらかで転がる性質を持っているためです。また,「モナリザ」で知られるレオナルド・ダ・ヴィンチは,デザインを美しく見せる「黄金比」を研究し,作品に取り入れていたといいます。このように図形の性質を研究する学問を「幾何学」といいます。幾何学は私たちの生活と切っても切れない関係にあるんです!本書では,さまざまな図形にまつわる法則や特徴について,生徒と先生の対話を通してやさしく解説します。本書を通して,奥深く美しい図形の神秘をお楽しみください!』(Newton HPより引用)という内容です。トポロジー、全く知りませんでした。
雪のなまえ(おすすめ度★★★★☆)
村山由佳さんの2020年に出版された作品です。『「夢の田舎暮らし」を求めて父が突然会社を辞めた。いじめにあい登校できなくなった小学五年生の雪乃は、父とともに曾祖父母が住む長野で暮らしを始める。仕事を諦めたくない母は東京に残ることになった。胸いっぱいに苦しさを抱えていても、雪乃は思いを吐き出すことができない。そんな雪乃の凍った心を溶かしてくれたのは、長野の大自然、地元の人々、同級生大輝との出会いだった――。』(徳間書店HPより引用)という内容です。日本農業新聞に掲載されていたものを単行本化したとのこと。納得の内容です。
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