私(カズヤ)は図書館好きなんです。
ここで紹介する本はすべて岩出市・紀の川市立図書館の蔵書です。
最近読んだ本
土に贖う(おすすめ度★★★☆☆)
河崎秋子さんの2019年に出版された作品です。『明治時代の札幌で蚕が桑を食べる音を子守唄に育った少女が見つめる父の姿。「未来なんて全て鉈で刻んでしまえればいいのに」(「蛹の家」)昭和初期、北見ではハッカ栽培が盛んだった。リツ子の夫は出征したまま帰らぬ人となり、日本産ハッカも衰退していく。「全く無くなるわけでない。形を変えて、また生きられる」(「翠に蔓延る」)昭和三十五年、江別市。装鉄屋の父を持つ雄一は、自身の通う小学校の畑が馬によって耕される様子を固唾を飲んで見つめていた。木が折れるような不吉な音を立てて、馬が倒れ、もがき、死んでいくまでをも。「俺ら人間はみな阿呆です。馬ばかりが偉えんです」(「うまねむる」)昭和26年、最年少の頭目である吉正が担当している組員のひとり、渡が急死した。「人の旦那、殺してといてこれか」(「土に贖う」)など北海道を舞台に描かれた全7編。』(集英社HPより引用)という内容です。日本の近代産業に関して勉強にはなりますが・・・全編暗い。
リカバリー・カバヒコ(おすすめ度★★★★★)
青山美智子さんの2023年に出版された作品です。『新築分譲マンション、アドヴァンス・ヒル。近くの日の出公園にある古びたカバの遊具・カバヒコには、自分の治したい部分と同じ部分を触ると回復するという都市伝説がある。人呼んで、"リカバリー・カバヒコ"。アドヴァンス・ヒルに住まう人々は、それぞれの悩みをカバヒコに打ち明ける。急な成績不振に悩む高校生、ママ友たちに馴染めない元アパレル店員、駅伝が嫌でケガをしたと嘘をついた小学生、ストレスからの不調で休職中の女性、母との関係がこじれたままの雑誌編集長......』(光文社HP書籍詳細より引用)という内容です。5つの連作短編集ですが、個人的には「奏斗の頭」が一番ですな。
あの子とQ(おすすめ度★★★★★)
万城目学さんの2022年に出版された作品です。『普段は吸血鬼であることを意識せず過ごす高校生・嵐野弓子の前に突然現れたトゲトゲのばけもの。「Q」と名乗るそいつは、弓子が人の血を吸わないか監視しにきたという。でも、考えてみ?人間社会に溶け込む現代の吸血鬼が、血を吸うなんて絶対ない!だが、思いがけない事件が起こり――。ミラクルな展開が待ち受ける、青春×吸血鬼ストーリー!
』(新潮社HPより引用)という内容です。めっちゃ面白いファンタジー小説です。気楽に読めます。
世にも奇妙な君物語(おすすめ度★★★☆☆)
朝井リョウさんの2015年に出版された作品です。『異様な世界観。複数の伏線。先の読めない展開。想像を超えた結末と、それに続く恐怖。もしこれらが好物でしたら、これはあなたのための物語です。待ち受ける「意外な真相」に、心の準備をお願いします。各話読み味は異なりますが、決して最後まで気を抜かずに――。
』(講談社HP内容紹介より引用)という内容です。面白いとは思いましたが、読んだ後私には不快感しか残らなかったです。人それぞれだと思いますが。
犬はどこだ(おすすめ度★★★★★)
米澤穂信さんの2005年に出版された作品です。『開業にあたり調査事務所〈紺屋S&R〉が想定した業務内容は、ただ一種類。犬だ。犬捜しをするのだ。――それなのに舞い込んだ依頼は、失踪人捜しと古文書の解読。しかも調査の過程で、このふたつはなぜか微妙にクロスして......いったいこの事件の全体像とは? 犬捜し専門(希望)、25歳の私立探偵、最初の事件。
』(東京創元社HP内容紹介より引用)という内容です。軽い内容が進むにつれ徐々に重くなっていき、展開が気になって最後まで一気に読んでしまいます。面白いです。
コメンテーター(おすすめ度★★★★☆)
奥田英朗さんの2023年に出版された作品です。『低視聴率にあえぐワイドショーのスタッフの圭介は、母校のつてで美人精神科医をコメンテーターとしてスカウトしようとする。が、行き違いから伊良部とマユミが出演することに。案の定、ふたりは放送事故寸前のコメントを連発するが、それは暴言か、はたまた金言か!?
』(版元ドットコムHP紹介より引用)という内容です。面白いのですが、第三弾ともなるとさすがにマンネリ感は否めないため★4つとしました。
スマホ脳と運動脳(おすすめ度★★☆☆☆)
2023年に出版された本です。『近年,脳科学はめざましい発展をみせています。脳科学で得られた知見は,人工知能(AI)やBMI,ハプティクスといった最新テクノロジーに活かされていますし,運動が脳にもたらすよい効果を研究し,暮らしに役立てようとする動きもあります。一方で,現代のテクノロジーが脳におよぼす影響も研究されはじめています。便利なスマートフォン(スマホ)は私たちの脳にどのような影響を及ぼすのでしょうか。本書では,最新の脳科学の知見と,その応用例などを紹介しています。ぜひ,お楽しみください。』(ニュートンプレスHPより引用)という内容です。内容がまとまっておらず、読んで得るものがあまりないように思いました。
四畳半神話体系(おすすめ度★★★★★)
森見登美彦さんの2005年に出版された作品です。『私は冴えない大学3回生。バラ色のキャンパスライフを想像していたのに、現実はほど遠い。できれば1回生に戻ってやり直したい! 4つの並行世界で繰り広げられる、おかしくもほろ苦い青春ストーリー。』(honto HP商品説明より引用)という内容です。イカレつつブッ飛んだ内容で面白いです。「八十日間四畳半一周」が一番良かったです。
リバー(おすすめ度★★★★★)
奥田英朗さんの2022年に出版された作品です。『群馬県桐生市と栃木県足利市を流れる渡良瀬川の河川敷で相次いで女性の死体が発見!十年前の未解決連続殺人事件と酷似した手口が、街を凍らせていく。かつて容疑者だった男。取り調べをした元刑事。娘を殺され、執念深く犯人捜しを続ける父親。若手新聞記者。一風変わった犯罪心理学者。新たな容疑者たち。十年分の苦悩と悔恨は、真実を暴き出せるのかー。』(「BOOK」データベースより引用)という内容です。最後の最後でドンデン返し!は無いのですが、関わった人達の心情が緻密に描かれていて面白いです。
ヨルノヒカリ(おすすめ度★★★★★)
畑野智美さんの2023年に出版された作品です。『いとや手芸用品店を営む木綿子は、35歳になった今も恋人がいたことがない。台風の日に従業員募集の張り紙を見て、住み込みで働くことになった28歳の光は、母親が家を出て以来"普通の生活"をしたことがない。そんな男女2人がひとつ屋根の下で暮らし始めたから、周囲の人たちは当然付き合っていると思うが......。不器用な大人たちの"ままならなさ"を救う、ちいさな勇気と希望の物語。
』(honto HP商品解説より引用)という内容です。安心して読める物語でした。
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