私(カズヤ)は図書館好きなんです。
ここで紹介する本はすべて岩出市・紀の川市立図書館の蔵書です。
最近読んだ本
お葬式の極意(おすすめ度★★★★★)
木部克彦さんの2021年に出版された作品です。□お葬式の簡素化は時代の声。でもなんでも「省く」でいいのでしょうか?□誰もかれも「家族葬」でいいのですか? 「直葬」とは?□葬儀と告別式の分離、式の順番の「逆転」、丸一日のお葬式とは?□お経の内容を日本語で解説してほしい。戒名は必要でしょうか?□お葬式は「過酷なスケジュール」になります。それをふせぐには?□お葬式は「高額商品購入」です。複数の葬儀社への事前相談と見積書を。□遺影は1枚が基本? 葬送曲に演歌は? 弔辞のないお葬式でいいのでしょうか?□祭壇費はどうして高い? なんのために弔電を打つのですか?□葬儀の3つの意義とは? 「その日」の迎え方は?□人間だけがお葬式をします。AIはそれを理解できないでしょう。(honto HP商品説明より引用)という内容です。予め準備するって大事よね。
宗教を「信じる」とはどういうことか(おすすめ度★★★★★)
石川明人さんの2022年に出版された本です。『一口に、宗教や神を「信じる」という。しかし、それはいったいどういうことなのか。迷いなく疑いを持たないことが「信じる」ことなのか。現実にはそのような信仰はほとんど存在しないのではないか。この世に悪があり、不条理なことが存在するのに、神を信じることなどは出来ないのではないか。また、神を信じたからといって、世界が平和になったり、善良な人間になれたりするのだろうか。「信じる」というのは、あくまで雑でいい加減な人間の営みなのだ、という地点から出発する異色の宗教入門。
』(筑摩書房HPより引用)という内容です。結局「答えなど永遠に分からんさ。」という事なんですが・・・一読の価値ありです。特に第三章がグッときます。
DNAとはなんだろう(おすすめ度★★★★★)
武村政春さんの2024年に出版された作品です。『「遺伝子の本体」=DNAは、どのように遺伝情報を伝えるのか?なぜ遺伝情報を担う物質に選ばれたのか?突然変異はなぜ、どう起こるか?「10億回に1回」しか起きない複製エラーが「進化の原動力」になる?生物の体の外にある「細胞外(環境)DNA」の役割は?世代をつなぐための最重要物質でありながら、細胞の内外でダイナミックなふるまいを見せるDNA。果たして、生命にとってDNAとはなんなのか──?』(講談社HPより引用)という内容です。解りやすくかみ砕いて解説されています。読み物として面白かったです。
ハートフル・ラブ(おすすめ度★★★★★)
乾くるみさんの2022年に出版された短編集です。『大学生の克己は実習グループの紅一点である亜紀に好意を抱く。交際経験がなく、他の男子も彼女を狙っていると知り、一歩引いていた克己だが、亜紀から「二人で会いたい」と思わぬ誘いがあって―(書き下ろし「数学科の女」)。他に日本推理作家協会賞候補「夫の余命」など、いずれも驚愕の結末が待ち受ける超絶ミステリ7篇。』(紀伊国屋書店HP内容紹介より引用)やはり「数学科の女」が面白かったです。余談ですが、乾くるみさんって、男性だったのですね。
時の罠(おすすめ度★★★★☆)
2014年に出版された短編集です。『綺羅、星の如く輝く作家たちの手による"時"をめぐる物語。文庫オリジナルでお届けする、宝石箱のような短篇集をお楽しみください。
』(文藝春秋BOOKS HPより引用)とのこと。辻村深月さんの「タイムカプセルの8年」が良かったです。
無限の月(おすすめ度★★★★★)
須藤古都離さんの2023年に出版された作品です。『中国のある町で起こった奇妙な出来事。真夜中、パソコンのディスプレイに「誰かたすけて」の文字が、いくつも表示された。しかも、1軒だけではない。次から次に、異変は連鎖する。何者かによるハッキングが原因かと思われたが、犯人はわからない。日本では、脳科学をテクノロジーに昇華させ「時代」を作ったやり手のIT経営者の妻が、階段からころげ落ち、大怪我を負った。相手の不倫が原因で別居をしていた夫と、妻は久しぶりに会う。そして、気づく。この人は、私が愛したあの人じゃない。別人だ......。
』(講談社BOOKS倶楽部HPより引用)という内容です。設定が斬新で面白かったです。終盤話がやや飛躍している感はありますが・・・。
神様の罠(おすすめ度★★★★★)
2021年に出版された短編集です。『人気作家6人の新作ミステリーがいきなり文庫で登場!現在のミステリー界をリードする6人の作家による豪華すぎるアンソロジー。最愛のひととの別れ、過去がふいに招く破綻、思いがけず露呈するほころび、知的遊戯の結実、そして、コロナ禍でくるった当たり前の日常......。読み解き方も楽しみ方も六人六様の、文庫オリジナルの超絶おすすめ本です。』(文藝春秋HPより引用)乾くるみさんの「夫の余命」が良かったです。伏線確認のため2回読みました。
雨の中で踊れ(おすすめ度★★★★★)
2023年に出版された短編小説集です。『2022年に文芸誌などで発表された人気作家の短篇小説を、日本文藝家協会の編集委員が独自にセレクト。収録作家は、佐藤愛子、森絵都、一穂ミチ、まさきとしか、高野史緒、君嶋彼方、佐原ひかり、須藤古都離、斜線堂有紀、荒木あかね、逸木裕、一條次郎の12人。テーマは近未来からサスペンス、孤独死、SGBTQの青春もあれば、中年のクライシス、スピリチュアル、ファンタジーまで盛りだくさん。今一番面白い、旬の現代小説が一冊で読める傑作選です。
』(文藝春秋HPより引用)とのこと。読んだことの無い作家さんに出会いたくて読みました。面白かったです。
うたかたモザイク(おすすめ度★★★★★)
一穂ミチさんの2023年に出版された作品です。『一穂ミチのきらめきの欠片を集めた作品集。病める時も健やかなる時もーー。あなたの気持ちにぴったり寄り添ってくれる13の物語。甘くてスパイシーで苦くてしょっぱい、味わい深いあなただけの人生がここにある。
』(講談社HPより引用)テーマの振り幅が大きい短編集です。私は猫に生まれ変わった「神さまはそない優しない」が良かったです。
Iの悲劇(おすすめ度★★★★★)
米澤穂信さんの2019年に出版された作品です。『Iターンプロジェクト担当公務員が直面するのは、過疎地のリアルと、風変わりな「謎」――。無人になって6年が過ぎた山間の集落・簑石を再生させるプロジェクトが、市長の肝いりで始動した。市役所の「甦り課」で移住者たちの支援を担当することになった万願寺だが、課長の西野も新人の観山もやる気なし。しかも、公募で集まってきた定住希望者たちは、次々とトラブルに見舞われ、一人また一人と簑石を去って行き......。』(文藝春秋HPより引用)という内容です。最後の展開、全く予想外です。面白かったです。
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