私(カズヤ)は図書館好きなんです。

ここで紹介する本はすべて岩出市・紀の川市立図書館の蔵書です。

最近読んだ本

さよならも言えないうちに(おすすめ度★★★★★)

川口俊和さんの2021年に出版された作品です。『「最後」があるとわかっていたのに、なぜそれが「あの日」だと思えなかったんだろう--。家族に、愛犬に、恋人に会うために過去に戻れる不思議な喫茶店フニクリフニクラを訪れた4人の男女の物語。第1話 大事なことを伝えていなかった夫の話 第2話 愛犬にさよならが言えなかった女の話 第3話 プロポーズの返事ができなかった女の話 第4話 父を追い返してしまった娘の話 あの日に戻れたら、あなたは誰に会いに行きますか?』(サンマーク出版HP書籍の詳細より抜粋)という内容です。第2話、号泣。

幻影の手術室(おすすめ度★★★★★)

知念実希人さんの2016年に出版された作品です。『手術後のオペ室で起きた医師死亡事件。記録用のビデオに録画されていたのは、一人の麻酔医が「見えない誰か」と必死に格闘し、その末に絶命する場面だった。手術室は密室。容疑者は全身麻酔で身動きのとれない患者のみ。西東京市・清和総合病院で起きた不可能犯罪に対し、天才女医・天久鷹央(あめくたかお)は独自の捜査に乗り出すが......。事件に隠された"病"を解き明かす、本格医療ミステリ。』(新潮社HP書誌情報より引用)という内容です。期待通り面白いです。知念さんの想像力・創造力凄いなあ。同業者ですが犯人全く分かりませんでした。

巴里マカロンの謎(おすすめ度★★★★★)

米澤穂信さんの2020年に出版された作品です。『「わたしたちはこれから、新しくオープンしたお店に行ってマカロンを食べます」その店のティー&マカロンセットで注文できるマカロンは三種類。しかし小佐内さんの皿には、あるはずのない四つめのマカロンが乗っていた。誰がなぜ四つめのマカロンを置いたのか? 小鳩君は早速思考を巡らし始める......心穏やかで無害で易きに流れる小市民を目指す、あのふたりが帰ってきました!』(東京創元社HP内容紹介より引用)という内容です。物語のスケールはもの凄く小さいですが、面白いです。

倒産続きの彼女(おすすめ度★★★★★)

新川帆立さんの2021年に出版された作品です。『山田川村・津々井法律事務所に勤める美馬玉子。事務所の一年先輩である剣持麗子に苦手意識をもちながらも、ボス弁護士・津々井の差配で麗子とコンビを組むことになってしまう。二人は、「会社を倒産に導く女」と内部通報されたゴーラム商会経理部・近藤まりあの身辺調査を行なうことになった。ブランド品に身を包み、身の丈にあわない生活をSNSに投稿している近藤は、会社の金を横領しているのではないか? しかしその手口とは?ところが調査を進める中、ゴーラム商会のリストラ勧告で使われてきた「首切り部屋」で、本当に死体を発見することになった彼女たちは、予想外の事件に巻き込まれて......。 』(hontoHP商品説明より引用)という内容です。面白いですが、内容がやや複雑です。途中で挿絵のように表が出てくるのですが、これが有り難い。

スフィアの死天使(おすすめ度★★★★☆)

知念実希人さんの2015年に出版された作品です。『外科医を辞め、内科医としての修業を積むべく、天医会総合病院の門を叩いた小鳥遊優は、そこで運命的な出会いを果たす。天久鷹央(あめくたかお)。空気を読めず、人とのコミュニケーションに難がある彼女は、しかし日本最高峰の頭脳を持つ天才女医だった――。宇宙人による洗脳を訴える患者。謎の宗教団体。そして、院内での殺人。鷹央と小鳥、二人の出会いを描いた長編メディカル・ミステリー。』 (新潮社HP書誌情報より引用)という内容です。最新作「久遠の檻」が面白かったので天久鷹央の事件カルテシリーズを最初から読むことにしました。

久遠の檻(おすすめ度★★★★☆)

知念実希人さんの2021年に出版された作品です。『かつてアイドルとして芸能活動をしていた少女、楯石希津奈。十五年以上の時を経て、彼女がまったく同じ容姿で現れたことに驚いた精神科部長の墨田淳子は、統括診断部の天久鷹央に診察を依頼する。だが、検査をしようとした矢先、父親が現れ、希津奈は連れ去られてしまう......。ミイラ化した遺体。自殺からの復活。相次ぐ不可思議な現象の真実とは? 現役医師が描く医療ミステリー!』(新潮社HP書誌情報より引用)という内容です。ちょっとライト過ぎるライトノベルですが、まあ面白いです。深く考えさせられるとか、感動したとかは一切無し。

山女日記(おすすめ度★★★★☆)

湊かなえさんの2014年に出版された作品です。『真面目に、正直に、懸命に生きてきた。私の人生はこんなはずではなかったのに......。誰にも言えない「思い」を抱え、一歩一歩、山を登る女たちは、やがて自分なりの小さな光を見いだしていく。女性の心理を丁寧に描き込み、共感と感動を呼ぶ連作長篇。 』(幻冬舎HP書籍詳細より抜粋)という内容です。私も富士山登頂した時の感動は今でも鮮明に覚えています。山、いいっすよ。

思い出が消えないうちに(おすすめ度★★★☆☆)

川口俊和さんの2018年に出版された作品で、「コーヒーが冷めないうちに」シリーズ第三作です。今回は 第1話「ばかやろう」が言えなかった娘の話 第2話「幸せか?」と聞けなかった芸人の話 第3話「ごめん」が言えなかった妹の話 第4話「好きだ」と言えなかった青年の話 です。期待通りの内容ですが・・・どうしても新鮮味に欠けてきます。それと、第4話が・・・重い。重すぎる。

自分の価値(おすすめ度★★☆☆☆)

曽野綾子さんの2020年に出版された作品です。『「生き方の軸」の見つけ方。今、手にしているわずかな幸福を発見して喜べるか。・こうあらねばならない、という生活はしない。・自分だけが持っている特質を生かして生きる。・弱さは財産であり、幸運である。・人を愛する、ということは、身近な存在から愛することだ。・心配することはない。ものごとはすべて変化する。・どん底の気分も、現実的な方法で切り抜けた。・人はある能力によって、他人に思い出してもらえる時に幸福なのだ。・年をとるほど、私は人間の自然さが好きになった 。』(扶桑社HPこの本の内容より引用)という内容です。一つ一つの内容が短すぎて心に響きませんでした。

今はちょっと、ついてないだけ(おすすめ度★★★★★)

伊吹有喜さんの2016年に出版された作品です。『かつて、世界の秘境を旅するテレビ番組で一躍脚光を浴びた、「ネイチャリング・フォトグラファー」の立花浩樹。バブル崩壊で全てを失ってから15年、事務所の社長に負わされた借金を返すためだけに生きてきた。必死に完済し、気付けば四十代。夢も恋人もなく、母親の家からパチンコに通う日々。ある日、母親の友人・静枝に写真を撮ってほしいと頼まれた立花は、ずっと忘れていたカメラを構える喜びを思い出す。もう一度やり直そうと上京して住み始めたシェアハウスには、同じように人生に敗れた者たちが集まり......。』(光文社HP書籍詳細より引用)という内容です。タイトル通り、ここから前を向いて進もうという気持ちになれます。宮川が思いの外いいヤツでカッコいい。
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