私(カズヤ)は図書館好きなんです。

ここで紹介する本はすべて岩出市・紀の川市立図書館の蔵書です。

最近読んだ本

いまさら翼といわれても(おすすめ度★★★★★)

米澤穂信さんの2016年に出版された作品です。『「ちーちゃんの行きそうなところ、知らない?」夏休み初日、折木奉太郎にかかってきた〈古典部〉部員・伊原摩耶花からの電話。合唱祭の本番を前に、ソロパートを任されている千反田えるが姿を消したと言う。千反田は今、どんな思いでどこにいるのか――会場に駆けつけた奉太郎は推理を開始する。千反田の知られざる苦悩が垣間見える表題作ほか、〈古典部〉メンバーの過去と未来が垣間見える、瑞々しくもビターな全6篇。』(角川書店HPあらすじより引用)という内容です。古典部シリーズ、敢えて最新作から読んでみました。面白かったので「氷菓」から読み直します。折木奉太郎と小鳩常悟朗、ほとんど同じキャラなんですけど・・・面白いからよしとする。

思春期男子の正しいトリセツ(おすすめ度★★★★★)

柳沢幸雄さんの2020年に出版された本です。『東大・ハーバード大学・開成学園と、約50年にわたって男子学生を見てきた著者が、反抗期真っ只中の男子の「アタマの中」を解説。日常生活の中で、お母さんがついつい言ってしまいがちな「NGワード」を取り上げながら、なぜダメなのか?どう変えたらいいのか?にお答えします。』(SB Creative HPより引用)という内容です。前回紹介した「思春期の子の育て方」よりこちらの方が読みやすいです。

思春期の子の育て方(おすすめ度★★★★★)

諸富祥彦さんの2021年に出版された作品です。『子どもがイライラして当たってくる。学校の様子を聞いても返ってこない。将来について、何を考えているのかわからない。"思春期"それは子育て中の親の多くにとって、最も悩みの多い時期です。どのように接するかで、子どもとの信頼関係が変わってきます。子どもを"子ども扱い"するのはもうおしまい。精神的に自立できるよう、親子関係を変化させていきましょう。大丈夫。悩んでいるのはあなただけではありません。「なんくるないさ~」と親自身の心を安定させれば、子どもの幸せにも直結します。「家族関係」「学校と勉強の付き合い方」「性について」「社会で働くということ」子どもが自分で考えていけるような子育ての方法を教えます。』(版元ドットコムHP紹介より引用)という内容です。何をするにせよ指南書って要るよね。

ロック母(おすすめ度★★★☆☆)

角田光代さんの2007年に出版された短編集です。『作家としての苦悩のはじまりに"しょぼんとたたずむ"忘れ難い作品、「ゆうべの神様」。シングルマザーになる覚悟で離島の実家に帰った私を待っていたのは、恐ろしいほど変わらない風景と"壊れた"母親だった。――川端康成賞受賞作、「ロック母」など、15年にわたる作家活動をあまさずとらえた傑作作品集。』(講談社HP内容紹介より引用)という内容です。初期の作品は一体何を伝えたいのかよく分かりませんでしたが、「ロック母」「父のボール」あたりから読み応えが出てきたように感じました。

神話の密室(おすすめ度★★★★☆)

知念美希人さんの2020年に出版された作品です。『アルコールが一滴もないはずの閉鎖病棟で泥酔を繰り返す人気小説家。キックボクシングのタイトルマッチ、勝利の瞬間にリングで死亡した王者。かたや厳重な警備の病院で、こなた千人以上の観客が見守る中で。まるで神様が魔法を使ったかのような奇妙な「密室」事件、その陰に隠れた思いもよらぬ「病」とは? 天才女医・天久鷹央が不可能犯罪に挑む。現役医師による本格医療ミステリ! 』(新潮社HP書誌情報より引用)という内容です。今回のトリック、こんなん解るかあ!

さっぱりと欲ばらず(おすすめ度★★☆☆☆)

吉沢久子さんの2017年に出版された作品です。『自分に正直に生きることが、人生を幸せに過ごせる秘訣です。人は人、自分は自分。くよくよせず笑って毎日を楽しく生きる。「できない」を受け入れて小さな工夫の暮らし。先々の不安を思うより今を元気に。101歳で大往生した吉沢さんの欲ばらない人生の知恵。』(中央公論新社HP内容紹介より抜粋)という内容です。今年80歳になる母親が好きな作家さんなので読んでみました。正直刺激に欠ける内容で、退屈感は否めないか。

リカーシブル(おすすめ度★★★★☆)

米澤穂信さんの2013年に出版された作品です。『越野ハルカ。父の失踪により母親の故郷に越してきた少女は、弟とともに過疎化が進む地方都市での生活を始める。だが、町では高速道路の誘致運動を巡る暗闘と未来視にまつわる伝承が入り組み、不穏な空気が漂い出していた。そんな中、弟サトルの言動をなぞるかのような事件が相次ぎ......。大人たちの矛盾と、自分が進むべき道。十代の切なさと成長を描く、心突き刺す青春ミステリ。 』(新潮社HP書誌情報より引用)という内容です。青春ミステリというには結構重い内容ですが面白いです。

ボトルネック(おすすめ度★★★☆☆)

米澤穂信さんの2006年に出版された作品です。『亡くなった恋人を追悼するため東尋坊を訪れていたぼくは、何かに誘われるように断崖から墜落した......はずだった。ところが気がつくと見慣れた金沢の街にいる。不可解な思いで自宅へ戻ったぼくを迎えたのは、見知らぬ「姉」。もしやここでは、ぼくは「生まれなかった」人間なのか。世界のすべてと折り合えず、自分に対して臆病。そんな「若さ」の影を描き切る、青春ミステリの金字塔。 』(新潮社HP書誌情報より引用)という内容です。・・・結構難しいです。

もし高校野球の女子マネージャーがドラッガーの「マネジメント」を読んだら(おすすめ度★★★★★)

岩崎夏海さんの2009年に出版された作品です。『敏腕マネージャーと野球部の仲間たちが甲子園を目指して奮闘する青春小説。高校野球の女子マネージャーのみなみちゃんは、マネージャーの仕事のために、ドラッカーの『マネジメント』を間違って買ってしまいます。はじめは難しくて後悔するのですが、しだいに野球部のマネジメントにも生かせることに気付きます。これまでのドラッカー読者だけでなく、高校生や大学生、そして若手ビジネスパーソンなど多くの人に読んでほしい一冊。 』(ダイヤモンド社HP内容紹介より引用)という内容です。今更ながらですが、面白いし勉強になりました。

さよなら妖精(おすすめ度★★★★☆)

米澤穂信さんの2004年に出版された作品です。『1991年4月。雨宿りをするひとりの少女との偶然の出会いが、謎に満ちた日々への扉を開けた。遠い国からはるばるおれたちの街にやって来た少女、マーヤ。彼女と過ごす、謎に満ちた日常。そして彼女が帰国した後、おれたちの最大の謎解きが始まる。謎を解く鍵は記憶のなかに――。忘れ難い余韻をもたらす、出会いと祈りの物語。『犬はどこだ』の著者の代表作となった、清新な力作。』(東京創元社HP内容紹介より引用)という内容です。このあと守屋君はどうなるのでしょうか?気になるところです。
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