私(カズヤ)は図書館好きなんです。

ここで紹介する本はすべて岩出市・紀の川市立図書館の蔵書です。

最近読んだ本

テスタトリポカ(おすすめ度★★★★☆)

佐藤究さんの2021年に出版された作品です。『メキシコのカルテルに君臨した麻薬密売人のバルミロ・カサソラは、対立組織との抗争の果てにメキシコから逃走し、潜伏先のジャカルタで日本人の臓器ブローカーと出会った。二人は新たな臓器ビジネスを実現させるため日本へと向かう。川崎に生まれ育った天涯孤独の少年・土方コシモはバルミロと出会い、その才能を見出され、知らぬ間に彼らの犯罪に巻きこまれていく――。 』(KADOKAWAオフィシャルサイトより引用)という内容です。普段読まないクライムノベルですが、直木賞受賞作品なので読んでみました。面白いですが・・・以前読んだ「ストロベリーナイト」より数段グロい。

犬がいた季節(おすすめ度★★★★★)

伊吹有喜さんの2020年に出版された作品です。『1988年夏の終わりのある日、高校に迷い込んだ一匹の白い子犬。「コーシロー」と名付けられ、以来、生徒とともに学校生活を送ってゆく。初年度に卒業していった、ある優しい少女の面影をずっと胸に秘めながら...。昭和から平成、そして令和へと続く時代を背景に、コーシローが見つめ続けた18歳の逡巡や決意を、瑞々しく描く青春小説の傑作。 』(双葉社HP本の紹介より引用)という内容です。青春、いいです。自分の経験が乏しい分、憧れます。あの頃に戻れるものなら戻ってやり直したい・・・。因みに小説の舞台を散策するためのマップというのがあるので、リンク貼っておきます。https://yokkaichi-fc.jp/wp-content/uploads/2020/10/inugaitakisetu.pdf

「無敵」のマインドセット(おすすめ度★★★★★)

スタンフォード大学教授のジョー・ボアラーさんが2020年に出版された本です。『「自分は算数脳を持ってない」と考える人は多い。早い時期に大人や教師から「あなたは理系ではない」と言われてしまう人も多い。でも、もし生まれつき何かに"向いている"人などいないとしたら?"思いこみ"こそが、成長を阻んでいるのだとしたら?それは数学だけにとどまらない。最新の脳科学研究では、脳は何歳になっても変化し成長を続けることが明らかになっている。スタンフォード大学で数学教育の最前線を走る教授が、膨大な研究と実践をもとに、限界なき脳の成長を可能にする「無敵」のマインドセットの作り方を、〈6つのステップ〉で指南! 』(Google Booksより引用)という内容です。大事なのは、「知ったかぶりをやめて、確信の無さを受け入れ、深く学ぶためにリソースをあたる」ことだって。

スマホ脳(おすすめ度★★★★★)

スウェーデンの精神科医であるアンデシュ・ハンセンの著書です。『平均で一日四時間、若者の二割は七時間も使うスマホ。だがスティーブ・ジョブズを筆頭に、IT業界のトップはわが子にデジタル・デバイスを与えないという。なぜか? 睡眠障害、うつ、記憶力や集中力、学力の低下、依存――最新研究が明らかにするのはスマホの便利さに溺れているうちにあなたの脳が確実に蝕まれていく現実だ。』(新潮社HP書誌情報より引用)という内容です。そりゃそうなるわな、と自然に受け入れられる内容です。読んでから必要な時以外ipad触ってません。

プラナリア(おすすめ度★★★★☆)

山本文緒さんの2000年に出版された短編集です。『どうして私はこんなにひねくれているんだろう--。乳がんの手術以来、何もかも面倒くさく「社会復帰」に興味が持てない25歳の春香。恋人の神経を逆撫でし、親に八つ当たりをし、バイトを無断欠勤する自分に疲れ果てるが、出口は見えない。現代の"無職"をめぐる心模様を描いて共感を呼んだベストセラー短編集。』(文芸春秋HP内容紹介より引用)という内容です。どの作品も本当に出口が見えません。というか描かれていません。この先きっとあるんでしょうけど。 

ウィンター・ホリデー(おすすめ度★★★★★)

坂木司さんの2014年に出版された作品です。『元ヤンキーで元ホストの大和と突然現れたしっかり者の息子・進のひと夏の絆を描いた「ワーキング・ホリデー」、その待望の続編!冬休みに進がやって来るのを心待ちにしつつ、自分の知らぬ間に女手一つで頑張っていた元恋人で進の母親・由希子のことが気にかかって仕方ない大和。しかし、クリスマス、お正月、バレンタインとイベント盛り沢山のこの季節は、トラブルも続出で......。』(文春文庫HP作品紹介より抜粋)という内容です。読んでいて安心できます。

滅びの前のシャングリラ(おすすめ度★★★★★)

凪良ゆうさんの2020年に出版された作品です。『「一ヶ月後、小惑星が地球に衝突する」突然宣言された「人類滅亡」。学校でいじめを受ける友樹(ゆうき)、人を殺したヤクザの信士(しんじ)、恋人から逃げ出した静香(しずか)、そして――荒廃していく世界の中で、「人生をうまく生きられなかった」四人は、最期の時までをどう過ごすのか。』(中央公論新社HP特設ページより抜粋)という内容です。読んだ後、しばらく混乱して朦朧として呆然となる内容です。これはしんどいわ。

57歳で婚活したらすごかった(おすすめ度★★★★☆)

石神賢介さんの2021年に出版された作品です。『やっぱり結婚したい。57歳で強くそう思った著者は、婚活アプリ、結婚相談所、婚活パーティーを駆使した怒濤の婚活ライフに突入する。その目の前に現れたのは個性豊かな女性たちだった。「クソ老人」と罵倒してくる女性、セクシーな写真を次々送りつける女性、衝撃的な量の食事を奢らせる女性等々。リアルかつコミカルに中高年の婚活を徹底レポートする。切実な人のための超実用的「婚活次の一歩」攻略マニュアル付!』(新潮社HP書誌情報より抜粋) という内容です。新着コーナーでたまたま目に留まったので読んでみました。気楽に読めるし、普通に面白かったです。

52ヘルツのクジラたち(おすすめ度★★★★☆)

町田そのこさんの2020年に出版された、2021年本屋大賞受賞作品です。『52ヘルツのクジラとは―他の鯨が聞き取れない高い周波数で鳴く、世界で一頭だけのクジラ。たくさんの仲間がいるはずなのに何も届かない、何も届けられない。そのため、世界で一番孤独だと言われている。自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれていた少年。孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会い、新たな魂の物語が生まれる―。』という内容です。一気に読んでしまう面白さはあるのですが、私が苦手な暗くて重いタイプ。

カラフル(おすすめ度★★★☆☆)

森絵都さんの1998年に出版された作品です。『おめでとうございます、抽選に当たりました!」生前の罪により、輪廻のサイクルから外されていた僕の魂は、天使業界の抽選によって再挑戦のチャンスを得た。それは、自殺を図った少年、真(まこと)の体にホームステイし、自分の罪を思い出さなければならない修行だった。天使のガイドのもと、真として過ごすうちに、僕は家族や友人の欠点が見えてくるようになって......。』(文春文庫HP内容紹介より抜粋)という内容です。面白いけど、「不朽の名作!!」と宣伝するほどかあ?と個人的には思いました。
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