私(カズヤ)は図書館好きなんです。

ここで紹介する本はすべて岩出市・紀の川市立図書館の蔵書です。

最近読んだ本

犬とハモニカ(おすすめ度★★☆☆☆)

江國香織さんの2012年に出版された短編集です。結局どの作品も「だから何?」という内容で、作者の伝えたいことが皆目解らんのですよ。解る人には解るのだろうか?

未来(おすすめ度★★★★☆)

湊かなえさんの2018年に出版された作品です。面白いのですが、DVとかイジメとか性的虐待とかが延々と続きます。さすがに滅入ってきます。でもやっぱり引き込まれてしまうので★四つ。

さよなら、そしてこんにちは(おすすめ度★★★☆☆)

荻原浩さんの2007年に出版された短編集です。なんか描かれている世界がリアル過ぎて、重いです。哀愁漂ってます。もうちょっと現実離れした、スコーンと抜けた感のある方が私は好き。

家族という病2(おすすめ度★★★★☆)

下重暁子さんの「家族という病」続編です。内容としては、1作目よりも個人としての生き方指南書的な色合いが強くなっているように思います。個人的にはこっちの方が面白かったです。

家族という病(おすすめ度★★★☆☆)

下重暁子さんの2015年に出版された作品です。友人から勧められて読んでみました。「家族」という生温い枠の中で、お互いの事をよく知らず解ろうともせず暮らしている。それより血の繋がりは無くとも解り合った人と生きていく方が良いのでは?という内容。まあ正直どっちでもいいのでは。どんな相手とでも関係がいい時も悪い時もあるしね。

花の鎖(おすすめ度★★★★☆)

湊かなえさんの2011年に出版された作品です。失業中の独身女性である梨花は、祖母(美雪)の手術代を工面すべく、「K」氏に連絡を取ろうとする。K氏は年に1度、梨花の母親(紗月)宛に立派な花を贈ってくれる謎の人物。『そもそもK氏って誰?うちとどんな関りがあるの?』とK氏の事を調べていくうちに、過去の出来事が次第に明らかになっていく・・・といった内容です。祖母・母・私三世代のエピソードを作者はわざとごちゃ混ぜにしています。なので読んでいる最中は結構難解です。でも最終章できちんと整理してくれるので、すっきりと読み終えることができました。

穴(おすすめ度★☆☆☆☆)

小山田浩子さんの2015年に出版された作品で、第150回芥川賞を受賞されています。夫の転勤で、夫の実家の隣に引っ越してきたあさひさん。そこはすごい田舎で辺りには何もなく、引っ越しを機に仕事も辞め専業主婦となった彼女は毎日何もすることがありません。ある日、道で得体の知れない獣に遭遇した彼女はその後をつけ、「穴」に落ちてしまう・・・といった内容です。いかにも芥川賞受賞作っぽい内容で、正直私には訳分かりません。

告白(おすすめ度★★★★★)

湊かなえさんの2008年に出版された作品です。元々第一章「聖職者」が一つの物語として発表され、小説推理新人賞を受賞。その後第二章~第六章が追加され「告白」として出版。2009年に本屋大賞を受賞しています。「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」我が子を校内で亡くした中学校の女性教師によるホームルームでの告白から、この物語は始まる。語り手が「級友」「犯人」「犯人の家族」と次々と変わり、次第に事件の全体像が浮き彫りにされていく。【「BOOK」データベースより】デビュー作かつ最高傑作という前評判を見て読んでみたのですが、凄く面白かったです。

リバース(おすすめ度★★★★★)

湊かなえさんの2015年に出版された作品です。平凡なサラリーマンである深瀬君。彼には大学生時代に唯一の親友を交通事故で亡くした過去があります。ある日、彼の恋人の元に「深瀬和久は人殺しだ」という告発文が届きます。深瀬君は悩みます。というのは、亡くした親友の交通事故は彼自身と無関係ではないからです。深瀬君は告発文を送り付けた犯人を捜すため、また亡くした親友の事をより深く知りたいという思いから彼の身辺を調べていくのですが・・・という内容。まあミステリーたるもの大体がそうなのですが、この作品もラスト2ページで「マジか!!!」の展開です。凄く面白いです。

百瀬、こっちを向いて。(おすすめ度★★★★☆)

中田永一さんの2008年に出版された作品です。表題の「百瀬、こっちを向いて。」を含む4編の恋愛小説集です。「百瀬、~」は2014年に映画化もされています。私は最後の「小梅が通る」が一番良かったです。まあ、『ブスメイクでそこまで変われるかあ?』とは思いますが。
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