私(カズヤ)は図書館好きなんです。

ここで紹介する本はすべて岩出市・紀の川市立図書館の蔵書です。

最近読んだ本

どうしても生きてる(おすすめ度★★☆☆☆)

朝井リョウさんの2019年に出版された短編集です。『どんなにうまくいかなくても、理想からかけ離れた状況であろうと日常はある。生きていくしかない。』というテーマで綴られています。実際の暮らし、大袈裟に言えば人生も多かれ少なかれそういうものなので、これをわざわざ読書で追体験したくないよな・・・というのが正直な感想です。読んだ後結構憂鬱。

私が語りはじめた彼は(おすすめ度★★★☆☆)

三浦しおんさんの2004年に出版された作品です。大学教授である村川に関わった女性・家族・仕事仲間を描いています。この本も連作短編集ですが、以前読んだ「木暮荘物語」よりかなり難解です。作品を時系列に並べていないし、登場人物も多いし。ネットでネタバレ系の記事を読んでようやく全体像を把握できました。面白いのですが・・・暗い。

子どもたちのビミョーな本音(おすすめ度★★☆☆☆)

精神科医の武井明さんの2019年に出版された本です。要するに思春期外来の症例集です。別にビミョーでも何でも無いように思うのですが。

落日(おすすめ度★★★★☆)

湊かなえさんの2019年に出版された作品です。「湊かなえの新たなる代表作、今年最高の衝撃&感動作。重い十字架を背負って生きる人々の心の叫びと希望の灯。"落日"の向こうに見える未来とは!?入魂の書き下ろしミステリー長篇。」(角川春樹事務所・書籍紹介より抜粋)なんですけどね。面白い。だが重すぎる。そして暗すぎて読むのがしんどい。でもやっぱり面白いので★4つ。

きみはポラリス(おすすめ度★★★☆☆)

三浦しをんさんの2007年に出版された短編集です。すべて恋愛がテーマとなっているのですが、いわゆる普通の恋愛小説ではないです。「何か分からんが相手に心を奪われた。これって・・・恋かあ?」という感じですかね。共感できるものとできないものが混在するので★3つとしました。

クリスマスストーリーズ(おすすめ度★★★★☆)

2016年に出版されたアンソロジーです。6人の人気作家さんがクリスマスに起こった奇跡を描いています。どれも面白かったですが、私の一番は白河三兎さんの「子の心、サンタ知らず」でした。

木曜組曲(おすすめ度★★★★☆)

恩田陸さんの2002年に出版された作品です。今まで(多分)あまり読んだことの無い「心理ミステリー」というジャンルです。面白くて、どんどん先を知りたくなって読んでしまうので★5つとしたいところですが、登場人物の関係性が非常にややこしく、頭に入れるのが大変だったため★4つとしました。文庫本裏表紙の内容紹介をチラチラ見ながら読むと分かりよいです。

木暮荘物語(おすすめ度★★★★★)

三浦しをんさんの2010年に出版された作品です。適当に借りた本が当たりでした。面白かったです。ボロアパート木暮荘の住民のお話で、いわゆる連作短編集です。個人的には第2話「心身」が良かった、と言うか笑えました。

母性(おすすめ度★★★★★)

湊かなえさんの2012年に出版された作品です。期待通り面白かったです。タイトル通り、母性がテーマです。一つの物語が母親の視点・娘の視点・第三の視点と3つの視点から描かれています。母親が無償の愛を子供に注ぐ。その愛が完全に無償であればよいのだが、どうしても喜びや感謝という「見返り」を子供に求めてしまう。しかし子供から返ってくるそれは自身が子供時代に母親に対して与えた「見返り」とは違うー。要はたとえ親子間でも絶対にある価値観の相違、それを許容するかどうかを含めどう捉えるかと言うことですかね。

偽姉妹(おすすめ度★★★☆☆)

山崎ナオコーラさんの2018年に出版された作品です。「友人」の定義・「姉妹や家族」の定義・通念的な価値基準などに縛られたくないと思いつつもそれを滑稽なまでに意識している主人公。その考え方や感じ方が面白いです。叶姉妹や阿佐ヶ谷姉妹を目指して「偽姉妹」関係を提案する主人公も、それに同意する友人も、普通に考えたらおかしいでしょうよ。友人でいいじゃねえか。
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