私(カズヤ)は図書館好きなんです。

ここで紹介する本はすべて岩出市・紀の川市立図書館の蔵書です。

最近読んだ本

傲慢と善良(おすすめ度★★★★★)

辻村深月さんの2019年に出版された作品です。婚活で知り合った架と真実。婚約して、いよいよ結婚という時に突如真実が失踪してしまう。架は過去に真実が受けたストーカー事件との関連を疑い、真実の身辺を調査する。次第に明らかになる架の知らなかった真実のこと。そして事態は思わぬ方向に・・・という内容です。同じ出来事を架の目線で描いた第一部と真実の目線で描いた第二部というお馴染みの構成です。めっちゃ面白いです。睡眠時間ギリギリまで削って先を読みたくなります。

中年クライシス(おすすめ度★★★☆☆)

河合隼雄さんの1993年に出版された作品です。人生で一番安定していると思われていた中年期が、実はとても不安定なものであるという内容です。何故か。それは中年期に人生の転回点を迎えるからだそうな。太陽が上昇から下降に向かうように、成長から退化へ、つまり生から死へ向かう人生の後半をどう受け止めるか。この大きな転回を乗り越えるためには、それ相応の危機が伴うらしい。色々と考えさせられる内容でした。中年の皆様は読んだ方が良いかと思います。ただし・・・読んだ後暗ーい気分になります。

ナナメの夕暮れ(おすすめ度★★★★★)

オードリー若林正恭さんの2018年に出版されたエッセイです。いやあ、メチャクチャ良いです。メチャクチャ共感します。(リトルトゥースだから当然と言えば当然ですが。)リトルトゥースの方もそうで無い方も是非是非お読み下さい。

ライフ(おすすめ度★★★☆☆)

小野寺史宜さんの2019年に出版された本です。主人公の井川幹太さんは20代独身。大学卒業後2度会社を辞め、今はコンビニバイト生活。日々の暮らしの中で人と出会い、関わることによって少しづつ彼が成長していく様を描いています。物語の中のイベントがいかにも実際にありそうなもので、それに対する彼の心情も割とありきたりなもので、何かこう、刺激に欠けると言いましょうか・・・。ほのぼのしてると言えばそうなのですが。

麦本三歩の好きなもの(おすすめ度★☆☆☆☆)

住野よるさんの2019年に出版された作品です。今までの作品はどれもすごく面白かったんですけどねえ。これは・・・主人公がただただウザい。

サバティカル(おすすめ度★★★★☆)

中村航さんの2019年に出版された作品です。サバティカルとは、長期勤続者に対して与えられる長期休暇のこと。仕事を辞め次の仕事の研修が始まるまでの5カ月間、期せずしてサバティカルとなった梶君。やりたかったこと・すべきこと・やり残していたことなどをアプリ「Trello」で管理し、こなしていく中で無意識に封じ込めていた彼自身の心の奥底が見えてくる・・・といった内容です。こんな風に自分と向き合える時間を持てた人は幸せですよね。

家族シアター(おすすめ度★★★★☆)

辻村深月さんの2014年に出版された短編集です。兄弟・親子・祖父と孫など、家族間の心情が描かれています。内容紹介でも取り上げられていた「タイムカプセルの八年」が良かったです。

フォルトゥナの瞳(おすすめ度★★★☆☆)

百田尚樹さんの2014年に出版された作品です。図書館貸し出しランキングで上位にあったため何となく読んでみました。まあ、正直な感想として・・・普通。読みやすいけど、何にも残らん。追記;映画化されて現在公開中なので上位にランキングしていたのですね。知らんかった。

平凡(おすすめ度★★★★☆)

角田光代さんの2014年に出版された短編集です。全編「もしあの時こうしていれば、今頃こうなってたのかも・・・」という思いがモチーフです。でも問題なのは「過去にした選択」なのではなく、「何か満たされていない現状」であり、その原因は過去の選択では無く、現在の自分の有り様であることに主人公たちは気付きます。個人的には「いつかの一歩」が一番良かったです。

対岸の彼女(おすすめ度★★★★★)

角田光代さんの2004年に出版された作品で、直木賞を受賞しています。人付き合いが苦手できっちりした性格の田村小夜子さん。彼女が意を決して勤め始めたのはちょっといい加減な小さな会社。いろんな人と関わりを持つ中で、彼女が少しずつ成長していく様が描かれています。もう一人の主人公はこの会社の女社長、楢橋葵さん。社交的で大雑把、小夜子さんとは正反対の性格です。でも彼女には暗い過去があって・・・というお話。いやもう凄く面白いです。その世界に引きずり込まれます。「対岸の彼女」というのは何を表すのだろう、また二人の間にある「川」とは何だろうか・・・などいろいろ考えさせられました。
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