私(カズヤ)は図書館好きなんです。

ここで紹介する本はすべて岩出市・紀の川市立図書館の蔵書です。

最近読んだ本

感じない子供 こころを扱えない大人(おすすめ度★★★★★)

心理カウンセラーである袰岩奈々さんの2001年に出版された作品です。菅野仁さんが参考文献として引用していたので読んでみました。「モノ」や「事象」ではなく、自身や他者の「感情」にもっと目を向けましょうという内容です。身につまされるというか・・・結構深いです。面白いです。ある時、著者が旦那さんに「どうして相手の気持ちを知るために、自分の気持ちを理解しなくてはならないの?」と質問したところ、さらっと「相手の気持ちというのは、自分の感情を手掛かりにして理解するものだからさ」と答えられたそう。旦那さん、カッコ良すぎ。

教育幻想(おすすめ度★★★☆☆)

菅野仁さんの2010年に出版された作品です。「友だち幻想」がヨコの対人関係を論じているのに対して、この作品ではタテの対人関係(先生と生徒・親と子など)を論じています。子供の躾に関して、「美(快・不快)・善(良いこと・悪いこと)・真(正しいこと・間違っていること)」を意識して発育段階に合わせて教導すると良いんだって。なるほどねえ。

友だち幻想(おすすめ度★★★★★)

菅野仁さんの2008年に出版された本です。少し前にNHKの番組で紹介されて知ったのですが、すごく良いです。「友だち幻想」というキャッチーな言葉をタイトルにしていますが、内容はもっと広く「他者」との距離の取り方を論じています。「相手の事が全てわかる訳がないし、自分の事が全てわかってもらえる訳がない」かつ「そうある必要性もない」という前提をしっかりと意識する事が大事なんだって。確かにそう思う。

嚙みあわない会話と、ある過去について(おすすめ度★★★★★)

辻村深月さんの2018年に出版された短編集です。共通したテーマは「相手の事を軽んじる残酷さ」ですかね。予想違わずやっぱり面白いです。引きずり込まれます。でもね・・・重い。自分的には「ママ・はは」が一番良かったです。ていうか怖いよお。

禁断の魔術(おすすめ度★★★★☆)

東野圭吾さんの2012年に出版された作品です。「ガリレオ」シリーズ第8弾です。まあまあ面白かったかなあ。ただ「シリーズ最高傑作!」と言うほどでもないように思うが。小説を読んでいても、頭の中では湯川先生=福山雅治なのよね。

青くて痛くて脆い(おすすめ度★★★★☆)

住野よるさんの2018年に出版された作品です。タイトル通り、「青くて痛くて脆い」大学生活を描いています。傷つけるとか傷つけられるとか、必要とするとか必要とされるとか、心の空洞とか、それを満たす誰か(何か)とか、そういった事に浸っていられる人は(その人自身はもがき苦しんでいるかも知れんが)幸せだと思う。生きていくのに精一杯の人々はそれどころではないからねえ。

格闘する者に〇(おすすめ度★★★★★)

三浦しおんさんの2000年に出版された作品で、彼女のデビュー作です。漫画好きの女子大生の過酷な就職活動を軸に、彼女のちょっと不思議な日常が描かれています。書かれたのが就職氷河期であった頃なので、今とは少し状況が違うでしょうが面白いです。一気に読んでしまいました。

号泣する準備はできていた(おすすめ度★★★☆☆)

江國香織さんの2003年に出版された短編集です。直木賞を受賞しています。前回読んだ「犬とハモニカ」で江國さんの作風に慣れたというのもあるでしょうが、この本の方がしっくりきました。作品には共通してストーリー展開がほとんど無く、登場人物の心情描写が主体です。「ああ、こんな風に物事を感じている人もいるのねー」というのを単純に味わえば良いのです。(という結論に至りました。)

犬とハモニカ(おすすめ度★★☆☆☆)

江國香織さんの2012年に出版された短編集です。結局どの作品も「だから何?」という内容で、作者の伝えたいことが皆目解らんのですよ。解る人には解るのだろうか?

未来(おすすめ度★★★★☆)

湊かなえさんの2018年に出版された作品です。面白いのですが、DVとかイジメとか性的虐待とかが延々と続きます。さすがに滅入ってきます。でもやっぱり引き込まれてしまうので★四つ。
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