私(カズヤ)は図書館好きなんです。
ここで紹介する本はすべて岩出市・紀の川市立図書館の蔵書です。
最近読んだ本
嚙みあわない会話と、ある過去について(おすすめ度★★★★★)
辻村深月さんの2018年に出版された短編集です。共通したテーマは「相手の事を軽んじる残酷さ」ですかね。予想違わずやっぱり面白いです。引きずり込まれます。でもね・・・重い。自分的には「ママ・はは」が一番良かったです。ていうか怖いよお。
禁断の魔術(おすすめ度★★★★☆)
東野圭吾さんの2012年に出版された作品です。「ガリレオ」シリーズ第8弾です。まあまあ面白かったかなあ。ただ「シリーズ最高傑作!」と言うほどでもないように思うが。小説を読んでいても、頭の中では湯川先生=福山雅治なのよね。
青くて痛くて脆い(おすすめ度★★★★☆)
住野よるさんの2018年に出版された作品です。タイトル通り、「青くて痛くて脆い」大学生活を描いています。傷つけるとか傷つけられるとか、必要とするとか必要とされるとか、心の空洞とか、それを満たす誰か(何か)とか、そういった事に浸っていられる人は(その人自身はもがき苦しんでいるかも知れんが)幸せだと思う。生きていくのに精一杯の人々はそれどころではないからねえ。
格闘する者に〇(おすすめ度★★★★★)
三浦しおんさんの2000年に出版された作品で、彼女のデビュー作です。漫画好きの女子大生の過酷な就職活動を軸に、彼女のちょっと不思議な日常が描かれています。書かれたのが就職氷河期であった頃なので、今とは少し状況が違うでしょうが面白いです。一気に読んでしまいました。
号泣する準備はできていた(おすすめ度★★★☆☆)
江國香織さんの2003年に出版された短編集です。直木賞を受賞しています。前回読んだ「犬とハモニカ」で江國さんの作風に慣れたというのもあるでしょうが、この本の方がしっくりきました。作品には共通してストーリー展開がほとんど無く、登場人物の心情描写が主体です。「ああ、こんな風に物事を感じている人もいるのねー」というのを単純に味わえば良いのです。(という結論に至りました。)
犬とハモニカ(おすすめ度★★☆☆☆)
江國香織さんの2012年に出版された短編集です。結局どの作品も「だから何?」という内容で、作者の伝えたいことが皆目解らんのですよ。解る人には解るのだろうか?
未来(おすすめ度★★★★☆)
湊かなえさんの2018年に出版された作品です。面白いのですが、DVとかイジメとか性的虐待とかが延々と続きます。さすがに滅入ってきます。でもやっぱり引き込まれてしまうので★四つ。
さよなら、そしてこんにちは(おすすめ度★★★☆☆)
荻原浩さんの2007年に出版された短編集です。なんか描かれている世界がリアル過ぎて、重いです。哀愁漂ってます。もうちょっと現実離れした、スコーンと抜けた感のある方が私は好き。
家族という病2(おすすめ度★★★★☆)
下重暁子さんの「家族という病」続編です。内容としては、1作目よりも個人としての生き方指南書的な色合いが強くなっているように思います。個人的にはこっちの方が面白かったです。
家族という病(おすすめ度★★★☆☆)
下重暁子さんの2015年に出版された作品です。友人から勧められて読んでみました。「家族」という生温い枠の中で、お互いの事をよく知らず解ろうともせず暮らしている。それより血の繋がりは無くとも解り合った人と生きていく方が良いのでは?という内容。まあ正直どっちでもいいのでは。どんな相手とでも関係がいい時も悪い時もあるしね。
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