私(カズヤ)は図書館好きなんです。

ここで紹介する本はすべて岩出市・紀の川市立図書館の蔵書です。

最近読んだ本

定年後の遊び方(おすすめ度★★★☆☆)

赤井誠生さんの2022年に出版された作品です。『私たちは挟まれてきた。上司と部下に、仕事と家庭に。全ての人は自分の欲求と社会の欲求に挟まれてきたのだ。定年後は通勤もなく、退屈な会議もない。待ちに待った自由な時間のはずなのに、「何をすればいいのか」と漠然とした不安が出てきてしまう。心理学をベースに漠然とした不安の根源を解説し、定年後の楽しみ方、遊び方を具体的に、ユーモラスに解説していく。』(毎日新聞出版HPより引用)という内容です。読みやすい内容ですが、読んだ後「で、結局結論は何でしたっけ?」という感想です。

春に散る下(おすすめ度★★★★★)

『40年前、ボクシングの世界で頂点を目指した広岡と3人の仲間は、若きボクサー、翔吾と出会う。広岡たちと翔吾は、一緒に世界チャンプの夢を追いかけ始めて......。どう生きて、どう死ぬのか。人生の豊かさを問いかける傑作小説。』(朝日新聞出版HPより引用)真っ直ぐで、純粋な人達の物語です。

春に散る上(おすすめ度★★★★★)

沢木耕太郎さんの2017年に出版された作品です。『かつてボクシング世界チャンプを目指し挫折した広岡は、40年ぶりに米国から日本へ戻る。ジムの古い仲間たちと再会し、やがて共同生活をすることになる。そこで出会ったものとは......。どう生きて、どう死ぬのか。人生の豊かさを問いかける傑作小説。 』(朝日新聞出版HPより引用)

やさしさを忘れぬうちに(おすすめ度★★★★★)

川口俊和さんの2023年に出版された作品です。『「いつか」なんて待たずに、すぐ会いに行けばよかった--。結婚を許してやれなかった父、バレンタインチョコを渡せなかった女、離婚した両親に笑顔を見せたい少年、名前のない子供を抱いた妻......止まってしまった「今」を未来へと動かすために過去に戻る、4人の男女の物語。』(サンマーク出版HPより引用)という内容です。過去4作品全て読んでいるので展開は分かっているのですがね・・・。今回は「バレンタインチョコを渡せなかった女の話」がダメでした。

ふたつの星とタイムマシン(おすすめ度★★★★☆)

畑野智美さんの2014年に出版された作品です。『仙台のとある大学。平沼研究室には、電話ボックスのごとくばかデカい鉄製の円筒が放置されている。教授いわく「過去に行けるタイムマシン」。美歩は、中学生の自分にある大切なことを伝えるべく半信半疑で2011年を目指す...(「過去ミライ」)ほか、パラレルな近未来でのときめきや友情を描いた7つの物語。』(集英社HPより引用)という内容です。先日紹介した「タイムマシンでは、行けない明日」と同じ世界を描いた短編集です。スピンオフ的な内容ですかね。

タイムマシンでは、行けない明日(おすすめ度★★★★★)

畑野智美さんの2016年に出版された作品です。『舞台は、ロケットの発射台がある、南の島。高校1年生の丹羽(にわ)光二には、長谷川葵(あおい)という気になる同級生がいた。彼女は初デートの日、「ロケット飛ばして、金星まで会いにきて! 」という言葉を最後に、光二の前から永遠に姿を消した、はずだったが──。時間を超えて、人を愛しつづけることの奇跡を描いた、青春小説×SF恋愛小説!』(集英社HPより引用)という内容です。タイムマシンって、元の世界に戻れるという前提で「乗ってみたい!」と思うのだが、もし戻れなかったら・・・と考えたら怖くてとても乗れませんな。めっちゃ面白かったが、ラストがちょっと難解過ぎ。ググってようやく理解できました。

赤いカンナではじまる(おすすめ度★★★★★)

はらだみずきさんの2009年に出版された作品です。『ある日、書店員の野際は、文芸書棚を担当している保科史江が涙を流しているのを、出版社の営業マン、作本とともに目にする。後日、退職を願い出る彼女の涙の理由とは、何だったのか。関西出張で偶然彼女と出会った作本が、意外な秘密を聞き出してくる......。 』(Amazon HPより引用)5編からなる短編集です。私的には「美しい丘」のラストが良かったです。

文系のためのめっちゃやさしい物理(おすすめ度★★★★★)

2021年に出版された本です。『電車が急ブレーキをかけたとき,倒れそうになった経験はありませんか? 救急車が通り過ぎるときに,サイレンの音が急に低くなるのを聞いたことはありませんか? このように,私たちの日常生活は,不思議な現象に満ちています。物理とは,「自然界のルール」を探り,私たちを取り巻くさまざまな現象のしくみを解き明かしていく学問です。たとえば電車が急ブレーキをかけたときに倒れそうになるのは,「慣性の法則」というルールのせいです。また,救急車のサイレン音の変化は「ドップラー効果」という現象で説明できます。本書では,物理の基本を,生徒と先生の対話を通してやさしく解説します。本書を読めば,ありふれた日常の風景が,まったくちがったものに感じられるかもしれません。どうぞご一読ください。』(Newton HPより引用)という内容です。物理が苦手かつ嫌いな高校生諸君、この本お勧めですよ。

君たちはどう生きるか(おすすめ度★★★★★)

2017年に出版された漫画版です。『旧制中学校に通う15歳の少年コペル君、本名は本田潤一。二年前に銀行の重役であったお父さんを亡くし、今は郊外の小ぢんまりとした家に母親とお手伝いさんと暮らしている。コペル君はある時、家によく遊びに来る母の弟である叔父さんから一冊のノートを渡される。そこには過去に、叔父さんや友人と話したり、考えたりした、さまざまな出来事が記され、それに対する叔父さんからのメッセージが綴られていた。天文学、化学、物理学、経済学、英雄譚......叔父さんとの対話を続けるうち、コペル君はものの見方や貧困、差別といった社会の構造、人間関係について学ぶ。そして、親友たちとの間に"ある事件"を起こしたコペル君は「どう生きるか」について深く問いかけられることになる。』(マガジンハウスHPあらすじより引用)という内容です。登場人物の中では、水谷君が目指すべき方向かと思う。悲しいかなガッチンにはなれそうにないし。

#真相をお話しします(おすすめ度★★★★★)

結城真一郎さんの2022年に出版された作品です。『子供が四人しかいない島で、僕らは「YouTuber」になることにした。でも、ある事件を境に島のひとたちがよそよそしくなっていって......(「#拡散希望」) 』など五篇からなる短編集です。自分的には「惨者面談」が全く先が読めず一番良かったです。
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