私(カズヤ)は図書館好きなんです。

ここで紹介する本はすべて岩出市・紀の川市立図書館の蔵書です。

最近読んだ本

財布は踊る(おすすめ度★★★★☆)

原田ひ香さんの2022年に出版された作品です。『会社の同僚と平凡な結婚をし、ひとり息子にも恵まれ、専業主婦として穏やかに暮らす葉月みづほ。彼女はある夢を実現するために、生活費を切り詰め、人知れず毎月二万円を貯金していた。二年以上の努力が実り、夢を実現した喜びも束の間、夫に二百万円以上の借金があることが発覚して――。様々な事情で「今より少し、お金がほしい」人達の、切実な想いと未来への希望を描く! 』(新潮社HPより引用)という内容です。面白いけど・・・感動は、ない。

恋愛仮免中(おすすめ度★★★★★)

2017年に出版された短編集です。『結婚を焦るOL、大人の異性に心を震わせる少年と少女、残り時間の少ない夫婦...。人の数だけ、恋の形はある。豪華恋愛アンソロジー。 』(hontoHPより引用)という内容です。私は荻原浩さんの「アポロ11号はまだ飛んでいるか」がダメでした。久し振りの涙腺崩壊でした。

新しい星(おすすめ度★★★★★)

彩瀬まるさんの2021年に出版された作品です。『幸せな恋愛、結婚だった。これからも幸せな出産、子育てが続く......はずだった。順風満帆に「普通」の幸福を謳歌していた森崎青子に訪れた思いがけない転機――娘の死から、彼女の人生は暗転した。離婚、職場での理不尽、「普通」からはみ出した者への周囲の無理解。「再生」を期し、もがけばもがくほど、亡くした者への愛は溢れ、「普通」は遠ざかり......。(表題作「新しい星」)  』(文藝春秋HPより引用)という内容です。ものの見方・感じ方・考え方・自身はどう在るべきか・どう在りたいのかなど色々と考えさせられました。

追想五断章(おすすめ度★★★★★)

米澤穂信さんの2009年に出版された作品です。『大学を休学し、伯父の古書店に居候する菅生芳光は、ある女性から、死んだ父親が書いた五つの「結末のない物語」を探して欲しい、という依頼を受ける。調査を進めるうちに、故人が20年以上前の未解決事件「アントワープの銃声」の容疑者だったことがわかり-。五つの物語に秘められた真実とは?青春去りし後の人間の光と陰を描き出す、米澤穂信の新境地。精緻きわまる大人の本格ミステリ。 』(hontoHP商品説明より引用)という内容です。やや難解で集中して読まないとついていけませんが、面白かったです。

妖し(おすすめ度★★★★★)

2019年に出版された短編集です。『それは不思議な夢か? それとも妄想か? あなたが今見ている世界は本物ですか...。10人の豪華執筆陣による奇譚小説アンソロジー。』(文春文庫HP商品説明より引用)という内容です。自分としてはやはり米澤穂信さんの「わたしキャベンディッシュ」が一番でした。

一橋桐子の犯罪日記(おすすめ度★★★★★)

原田ひ香さんの2020年に出版された作品です。『老親の面倒を見てきてた桐子は、気づけば結婚もせず、76歳になっていた。両親をおくり、わずかな年金と清掃のパートで細々と暮らしているが、貯金はない。同居していた親友のトモは病気で先に逝ってしまった。唯一の家族であり親友だったのに......。このままだと孤独死して人に迷惑をかけてしまう。絶望を抱えながら過ごしていたある日、テレビで驚きの映像が目に入る。収容された高齢受刑者が、刑務所で介護されている姿を。これだ! 光明を見出した桐子は、「長く刑務所に入っていられる犯罪」を模索し始める。』(徳間書店HP編集長からのコメントより抜粋)という内容です。面白くて一気読みでした。昨年秋にドラマ化されてました。これは観たかった・・・。

本と鍵の季節(おすすめ度★★★★★)

米澤穂信さんの2018年に出版された作品です。『図書委員の男子コンビが挑む謎解きの物語。堀川次郎、高校二年で図書委員。不人気な図書室で同じ委員会の松倉詩門と当番を務めている。背が高く顔もいい松倉は目立つ存在で、本には縁がなさそうだったが、話してみると快活でよく笑い、ほどよく皮肉屋のいいやつだ。彼と付き合うようになってから、なぜかおかしなことに関わることが増えた。開かずの金庫、テスト問題の窃盗、亡くなった先輩が読んだ最後の本──青春図書室ミステリー開幕!! 』(集英社HPより引用)という内容です。期待通りの面白さです。折木ほぼ=小鳩ほぼ=堀川という気がしないでもないが、面白いからそれでいいです。

夜に星を放つ(おすすめ度★★★★☆)

窪美澄さんの2022年に出版された作品です。『かけがえのない人間関係を失い傷ついた者たちが、再び誰かと心を通わせることができるのかを問いかける短編集。コロナ禍のさなか、婚活アプリで出会った恋人との関係、30歳を前に早世した双子の妹の彼氏との交流を通して、人が人と別れることの哀しみを描く「真夜中のアボカド」。学校でいじめを受けている女子中学生と亡くなった母親の幽霊との奇妙な同居生活を描く「真珠星スピカ」、父の再婚相手との微妙な溝を埋められない小学生の寄る辺なさを描く「星の随に」など、人の心の揺らぎが輝きを放つ五編。』(文藝春秋HP作品紹介より引用)という内容です。面白かったけど・・・湿っぽい。

栞と嘘の季節(おすすめ度★★★★★)

米澤穂信さんの2022年に出版された作品です。『高校で図書委員をつとめる堀川次郎と松倉詩門。ふたりは図書室の返却本の中に、トリカブトの花の栞を見つける。校舎裏でトリカブトが栽培されているのも発見し、そしてついには被害者が......「その栞は自分のものだ」と嘘をついて近づいてきた女子・瀬野とともに、ふたりは真相を追う。殺意の奥にある思いが心を揺さぶる、青春ミステリ長編。』(集英社HPあらすじより引用)という内容です。期待通りの面白さです。「早く先を読みたい!」と思える作品ってそんなにないんですよね。これはまさにそんな作品です。

思春期の親子関係を取り戻す(おすすめ度★★★★☆)

ゴードン・ニューフェルドさんの2014年に出版された作品です。『思春期を迎えて親に背を向け、無益な友だち付き合いにふける子どもたち。離れてしまった子どもの関心を再び親のもとにつなぎ止める力、「愛着」の役割とその必要性を説く。』(福村出版HP内容説明より引用)という内容です。思春期には友達がたくさんいた方がいいという先入観を否定しています。納得の内容でした。文章、めちゃくちゃ難解ですけど。
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