私(カズヤ)は図書館好きなんです。

ここで紹介する本はすべて岩出市・紀の川市立図書館の蔵書です。

最近読んだ本

はるか、ブレーメン(おすすめ度★★★★★)

重松清さんの2023年に出版された作品です。『小川遥香、16歳。3歳で母に捨てられた彼女は、育ての親である祖母も亡くし、正真正銘のひとりぼっちだ。そんな彼女が出会ったのが走馬灯を描く旅をアテンドする〈ブレーメン・ツアーズ〉。お調子者の幼馴染、ナンユウととも手伝うことに。認知症を患った老婦人が、息子に絶対に言えなかった秘密。ナンユウの父が秘めていた、早世した息子への思い。様々な思い出を見た彼女は。人の記憶の奥深さを知る。そんな折、顔も覚えていない母から「会いたい」と連絡が来るのだが......。 』(幻冬舎HPより引用)という内容です。深いテーマです。重松清さんの作品はどれも、読んだ後考えさせられます。

星々の舟(おすすめ度★★★☆☆)

村山由佳さんの2003年に出版された作品です。『禁断の恋に悩む兄妹、他人の恋人ばかりを好きになってしまう末妹、居場所を探す団塊世代の長兄、そして父は戦争の傷痕を抱えて--。愛とは、家族とはなにか。別々に瞬きながらも見えない線で繋がる星座のように、家族は、「家」という舟に乗って無限の海を渡っていく。 』(文藝春秋HPより引用)という内容です。「心震える感動の短篇連作小説集」と謳っていますが・・・どの話も暗くて重い。

星屑(おすすめ度★★★★☆)

村山由佳さんの2022年に出版された作品です。『大手芸能プロ「鳳プロ」のマネージャーながらも、雑用ばかりでくさっていた桐絵は、博多のライブハウスで歌う16歳の少女・ミチルに惚れ込み、上京させる。鳳プロでは、専務の14歳の娘・真由を大型新人としてデビューさせることが決まっており、ミチルに芽はないはずだった。しかし彼女のまっすぐな情熱と声は周囲を動かしてゆく。反りが合わずに喧嘩ばかりの二人。妨害、挫折、出生の秘密、スキャンダル......その果てに少女たちが見るものは──。』(幻冬舎HP書籍詳細より引用)という内容です。すっきり気持ちよく読み終えられました。

文系のためのめっちゃやさしい確率(おすすめ度★★★★★)

2021年に出版された本です。『火事にあう確率は? 散歩中に雷に打たれる確率は? 私たちが安全に日常生活を送るためには,あらゆる判断と予測が必要ですよね。そこで役立つのが,確率論です。「賭けで相手を出し抜くには?」 確率論は,ギャンブラーからの問いがきっかけで,17世紀フランスの大数学者,パスカルとフェルマーによって考え出されました。そして現在,"ある物事はどれぐらいの確率で起こるのか"を数字で示す手法として,あらゆる場面で活躍しています。本書では,確率の面白さを,生徒と先生の対話を通してやさしく解説します。日常生活で判断に迷ったら,この確率論を使って合理的に判断してみては? ぜひご一読ください!』(Newton HPより引用)という内容です。2時間目までは高校の数学の復習的な内容ですが、3時間目からグッと面白いです。モンティ・ホール問題は知っておいて損は無いはず。

ムゲンのi(下)(おすすめ度★★★★★)

知念美希人さんの2019年に出版された作品です。『次々とマブイグミを成功させる愛衣は、次第に、患者のトラウマが都内西部で頻発する猟奇殺人と関係があることに気づく。しかも、その事件は23年前の少年Xによる通り魔殺人とも繫がっていた。愛衣は難事件の真相究明に立ち向かう。』(双葉社HPあらすじより引用)という内容です。真犯人は予想通りですが・・・こんな状況だったのね!という感想です。タイトルの標記はそのままで良かったと思うのですが。

文系のためのめっちゃやさしい虚数(おすすめ度★★★★★)

2021年に出版された本です。『「2乗するとマイナスになる数」。それが虚数です。中学校までに習う"普通の数"の中には,そのような数はどこにも見当たりません。しかしそんな"本来存在しないはずの数"が,現代文明や科学に大きな発展をもたらしてきました。たとえば,ミクロな世界を解き明かす「量子力学」という物理学の分野では,虚数の計算が欠かせません。さらに,私たちがくらす宇宙では,誕生時に「虚数時間」というものが流れていた,という理論も提案されています。本書では,虚数について,生徒と先生の対話を通してやさしく解説します。虚数の不思議さ・面白さに,本書を通して触れてみてください。 』(Newton HPより引用)という内容です。高校の数学で習い、普通に計算もしていたが・・・こんな奥深さがあるとは思いませんでした。オイラーの公式・等式とか極形式とかエグいぞ。

ムゲンのi(上)(おすすめ度★★★★★)

知念実希人さんの2019年に出版された作品です。『眠りから醒めない〈イレス〉という難病の患者を3人も同時に抱え、神経内科医の識名愛衣は戸惑っていた。霊能力者である祖母の助言により、患者を目醒めさせるには、魂の救済〈マブイグミ〉をするしか方法はないと知る。愛衣は祖母から受け継いだ力を使って患者の夢の世界に飛び込み、魂の分身〈うさぎ猫のククル〉と一緒にマブイグミに挑む。』(双葉社HPあらすじより引用)という内容です。めっちゃ面白いけど、患者の夢の世界を自分の脳内で映像化するのが大変。

文系のためのめっちゃやさしい心理学(おすすめ度★★★★☆)

2021年に出版された本です。『「あの人性格悪い」「 ついつい,販売の勧誘にだまされてしまった!」「 どっちのほうが得だろうか」などなど,私たちの何気ない行動や判断には,心のはたらきが密接にかかわっています。心は,見ることもできないし,測定することもできません。けれども,行動は目で見ることができます。行動を観察したり測定した りすれば,その行動をするに至った心のしくみを推測することができます。そのようにして,人の心のしくみを,科学的な方法で理解しようとするのが,心理学です。本書では,心理学について,生徒と先生の対話を通してやさしく解説します。心のしくみがわかれば,日常の行動や考えかたを,よりよいものにすることができるかもしれません。ぜひご一読ください!』(Newton HPより引用)という内容です。自分的には2時間目「社会の中での心理学」が勉強になりました。

腹を割ったら血が出るだけさ(おすすめ度★★★☆☆)

住野よるさんの2022年に出版された作品です。『女子高生の糸林茜寧いとばやしあかねは、友達や恋人に囲まれ、本屋でのアルバイトにも励みながら充実した日々を送っている。しかしそれは、「愛されたい」という感情に縛られ、ひたすら偽りの自分を演じ続けるという苦しい毎日だった。誰にも明かせない本心を解放できるのは、自分にそっくりな主人公が描かれる『少女のマーチ』という小説を読んでいる間だけだ。そんなある日、茜寧は『少女のマーチ』の登場人物の一人、〈あい〉にそっくりな人と街で出逢う。本で読んだとおりの風貌と性格を持つその人は、自らを〈あい〉だと名乗った。これは偶然なのか――?「愛されたい」に囚われた女子高生、ありのままを誇る美しい青年、自らのストーリーを作り続けるアイドル、他者の失敗を探し求める少年......それぞれの踏み出す一歩が交差して響き合う、青春群像劇。』(双葉社HPあらすじより引用)という内容です。正直、あまり響きませんでした。世代ギャップか?

文系のための東大の先生が教える食と栄養(おすすめ度★★★★★)

2023年に出版された本です。『私たちの身のまわりには,食や栄養に関する情報があふれています。しかし,いったいどの情報が正しいものなのでしょうか。たとえば,コラーゲンを食べるとハリのある肌になるという宣伝を見たことがあるかもしれません。しかし食事からとったコラーゲンは,そのまま吸収されるわけではなく,一度バラバラに分解されます。つまり,コラーゲンがそのまま自分の皮膚の材料になるわけではないのです。本書では,栄養素の基本や,食に関する疑問,体が不調のときにとるべき食事について,生徒と先生の対話形式でやさしく解説しています。毎日の生活の中で役立つ知識が満載です。どうぞお楽しみください!』(Newton HPより引用)という内容です。良いです。
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