私(カズヤ)は図書館好きなんです。
ここで紹介する本はすべて岩出市・紀の川市立図書館の蔵書です。
最近読んだ本
愛しさに気づかぬうちに(おすすめ度★★★★☆)
川口俊和さんの2024年に出版された作品です。『亡くなった母に会いにいくことはできますか?「いつか、素直に話せると思っていたのに...」義理の母と、恋人と、父と...。そばにいたのにすれ違ってしまった人達の、再出発の物語。』(紀伊国屋書店HPより引用)という内容です。良かったです。さすがにマンネリ感は否めませんが・・・。
冬季限定ボンボンショコラ事件(おすすめ度★★★★★)
米澤穂信さんの2024年に出版された作品です。『小市民を志す小鳩君はある日轢き逃げに遭い、病院に搬送された。目を覚ました彼は、朦朧としながら自分が右足の骨を折っていることを聞かされる。翌日、手術後に警察の聴取を受け、昏々と眠る小鳩君の枕元には、同じく小市民を志す小佐内さんからの「犯人をゆるさない」というメッセージが残されていた。小佐内さんは、どうやら犯人捜しをしているらしい......。
』(東京創元社HP内容紹介より引用)というお話です。安定の面白さです。間違いないです。
ブラック・ショーマンと覚醒する女たち(おすすめ度★★★★★)
東野圭吾さんの2024年に出版された作品です。『亡き夫から莫大な遺産を相続した女性の前に絶縁したはずの兄が現れ、「あんたは偽者だ」といいだす。女性は一笑に付すが、一部始終を聞いていた元マジシャンのマスターは驚くべき謎解きを披露する。果たして嘘をついているのはどちらなのか――。謎に包まれたバー『トラップハンド』のマスターと、彼の華麗なる魔術によって変貌を遂げていく女性たちの物語。』(光文社HPあらすじより引用)という内容です。連作短編集なのですが、私は「相続人を宿す女」が一番面白かったです。
アイネクライネナハトムジーク(おすすめ度★★★☆☆)
伊坂幸太郎さんの2014年に出版された連作短編集です。『妻に出て行かれたサラリーマン、声しか知らない相手に恋する美容師、元いじめっ子と再会してしまったOL...。人生は、いつも楽しいことばかりじゃない。でも、運転免許センターで、リビングで、駐輪場で、奇跡は起こる。情けなくも愛おしい登場人物たちが仕掛ける、不器用な駆け引きの数々。明日がきっと楽しくなる、魔法のような連作短編集。』(紀伊国屋書店HPより引用)という内容です。登場人物相関図がないと全体を把握することは無理です。
婚活マエストロ(おすすめ度★★★★★)
宮島未奈さんの2024年に出版された作品です。『40歳のこたつ記事ライター・猪名川健人は、婚活事業を営む「ドリーム・ハピネス・プランニング」の紹介記事を引き受ける。安っぽいホームページ、雑居ビルの小さな事務所...手作り感あふれる地味なパーティーに現れたのは、生真面目にマイクを握るスーツ姿の美女・鏡原奈緒子。彼女は脅威のカップル成立率を誇る伝説の司会者"婚活マエストロ"だという。その見事な進行で、参加者は完全に鏡原の掌の上。シニア向け婚活パーティーから、琵琶湖に向かう婚活バスツアーまで、いつだってマエストロは絶好調だ。気付けば事業を手伝うことになった猪名川だが、鏡原への謎は深まるばかりで...。
』(紀伊国屋書店HP内容説明より引用)という内容です。描かれる世界はとても地味ですが、結構引き込まれます。
文系のための東大の先生が教える70歳の取扱説明書(おすすめ度★★★★★)
2023年に出版された本です。『年齢を重ねる中で,70歳という年齢は,本格的に体の衰えを感じる年代だといわれています。日本人の平均寿命は80歳をこえていますが,健康で自立して生活できる期間を意味する「健康寿命」は男女それぞれ72歳と75歳です。70歳は,一つのターニングポイントといえるでしょう。一方で,心は不思議な変化を見せることがあります。体が衰えていくにもかかわらず,高齢者が感じる幸福度は決して低くないようです。本書では,老化による体と心の変化のしくみや,老化との向き合い方,そして老化への対策まで,生徒と先生の対話を通してやさしく解説します。本書を読み,高齢期を健やかに過ごすヒントにしてください。』(Newton HPより引用)という内容です。読み物として面白いです。ただ、結局現状で出来ることは体重・血圧のチェック・食べ過ぎを避けて適度に運動して睡眠しっかり取ることみたいですね。
砂上のファンファーレ(おすすめ度★★★★★)
早見和真さんの2011年に出版された作品です。『母は病気になった。父は借金に苦しんでいた。兄は嫁とすれ違い、弟は大学をやめる。どん底かと思った底が抜けるような苦悩の連続。ただどんな苦しみが迫り、足場が揺らいでも、壊せないものがある。「それが家族なんだ」と物語は叫んでいる。家族それぞれのキャラクターが立ち、テンポ良く話が進む。こんなにうまくいくものか、と思いながらも、期待してしまう希望を裏切らない。人間の無力さを感じる時代だからこそ、ど真ん中、直球勝負が心地良い。』(好書好日HPより引用)という内容です。前半は絶望しかないのですが、そこを耐えて読み進めてください。良かったです。
文系のための東大の先生が教えるChatGPT(おすすめ度★★★★★)
『ChatGPTが複雑な文章を適切に理解したり生成したりできるようになったのは,「Transformer」という革新的技術によるものです。さらにインターネット上にある大量の情報を学習することで,人間にひけをとらないほどの能力を手に入れています。本書ではChatGPTの使い方から,生成AIを発展させた技術まで,生徒と先生の対話を通してやさしく解説します。コツを覚えて生成AIをじょうずに使えば,仕事や生活の大きな一助となるにちがいありません。お楽しみに!』(Newton HPより引用)という内容です。前回紹介した本よりこちらの方がおすすめです。
生成AIのしくみ(おすすめ度★★★★☆)
2024年に出版された本です。この本を読んで、AIがどのようにデータを学習し、新しい文章や画像を生み出すのかがよく理解できました。特に、大量のデータをもとにパターンを見つけ、まるで人間のように創造する仕組みには驚かされました。私たちの生活や仕事に役立つ一方で、偽情報の拡散や著作権の問題など課題もあることが分かりました。技術の進歩は素晴らしいですが、正しく活用するためには倫理的な視点も必要だと感じました。 ・・・これはChatGPTに『「生成AIのしくみ」の読書感想文を300文字以内で作って。』というコマンドを送って自動的に作成された感想文です。正直、エグいわ。学校の先生、これ見破れるやろうか?
ツミデミック(おすすめ度★★★★★)
一穂ミチさんの2023年に出版された作品です。『大学を中退し、夜の街で客引きのバイトをしている優斗。ある日、バイト中に話しかけてきた女は、中学時代に死んだはずの同級生の名を名乗った。過去の記憶と目の前の女の話に戸惑う優斗は――「違う羽の鳥」調理師の職を失った恭一は、家に籠もりがち。ある日、小一の息子・隼が遊びから帰ってくると、聖徳太子の描かれた旧一万円札を持っていた。近隣に住む老人からもらったという。翌日、恭一は得意の澄まし汁を作って老人宅を訪れると――「特別縁故者」渦中の人間の有様を描き取った、心震える全6話。』(光文社HP書籍詳細より引用)という内容です。ポストコロナになった今となっては少し古さを感じますが、面白いです。私はハッピーエンド好きなので「特別縁故者」が良かったです。
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