私(カズヤ)は図書館好きなんです。

ここで紹介する本はすべて岩出市・紀の川市立図書館の蔵書です。

最近読んだ本

レジリエンス入門(おすすめ度★★★★★)

内田和俊さんの2016年に出版された作品です。『人生には心が折れやすくなる時期が必ずやってくる。どうすればそれを乗り越え、成長へとつなげられるのか。「レジリエンス」=心の自然治癒力を高めれば、さまざまな困難に対処することができる。その方法をわかりやすく解説する。 』(筑摩書房HPより引用)という内容です。レジリエンスを弱めてしまう7つの考え方として、①否定的側面の拡大②二分化思考③「当然」「べき」「ねばならない」思考④過剰な一般化⑤結論の飛躍⑥優劣比較⑦他者評価の全面的受け入れがあるのですが、私、⑦以外はいい感じに当てはまってますな。つまり俺の心折れやすいのか?

「対人不安」って何だろう?(おすすめ度★★★★★)

榎本博明さんの2018年に出版された作品です。『友だちといっしょにいてもホンネを出せない自分がいる。嫌われることを恐れ、気づかいに消耗している...。そこにはどんな心理メカニズムがあるのだろう。若者が抱える「対人不安」とそれを活かす方法を考える。 』(筑摩書房HPより引用)という内容です。要するに、「ちょっと不安なくらいが丁度いいのよ。」ということです。私も同意。

勉強ができる子は何が違うのか(おすすめ度★★★★★)

榎本博明さんの2023年に出版された本です。『できれば勉強ができるようになりたい、というのは誰しもが思うこと。では、勉強ができる子とできない子は何が違うのだろう? 知能がそのまま学業成績に直結しているわけではない。学ぶ力が重要だ。学ぶ力が身についていないと潜在能力の大部分が埋もれたままになってしまうから。では、学ぶ力とは? 具体的には、知的能力を意味する認知能力そして、最近教育界で注目されている非認知能力(意欲や忍耐力といった数値に表せない力)、これから注目されるであろうメタ認知能力(自分の認知活動を客観的にとらえる力)の三つの力のことで、これらを備えた子は勉強ができる。では、彼らは勉強ができない子と何が違うのか? それを解明し、特に学習効果を大きく左右するメタ認知能力とその鍛え方(読書が大事!)を示し、勉強ができるようになるためのヒントを示す。 』(筑摩書房HP内容紹介より引用)そもそも勉強できない子は、何を問われているか理解できていない。なので読書して読解力を高めなさいと言うことなのだが・・・読書嫌いの子を読書好きにするのも相当ハードル高い気がする。

ドイツ人なぜ「自己肯定感」が高いのか(おすすめ度★★★☆☆)

キューリング恵美子さんの2021年に出版された作品です。『著者のキューリング恵美子さんは、20年以上にわたる生活者としての経験から「自分に自信が持てる」ドイツ人のメンタルの強さの秘訣を探っていきます。そこから見えてきたのは、「空気を読む」「他人に気遣う」日本人とは正反対の、「ありのままの自分」を大切にするドイツ流の生き方でした。残業しない。メイクはしない。子供の成績が悪くても責めない。ドイツ人の生き方を通して、あらためて日本人の生き方を見直してみる――本書はそのきっかけになる一冊だと確信しています。』(小学館HPより引用)という内容です。まあ、参考程度にはするかな。

自己肯定感は高くないとダメなのか(おすすめ度★★★★★)

榎本博明さんの2025年に出版された本です。『自己肯定感は、日々葛藤しつつ生きていくことで少しずつ高まるもの。成長途上の若者が自分はまだ未熟だなと思うのは自然な事。ほめたらのびるものではない。高校生の7割が「自分はダメな人間だ」と思うことがあるという。そもそもどのようにして測定されているのだろうか。その心理メカニズムを解明すると、何を鍛え、何を高めればいいのか、本当の自己肯定感を育む方法が見えてくる。 』(筑摩書房HP内容紹介より引用)要するに、「巷でいうところの自己肯定感、何かおかしくねえか?」という内容です。「今の自分に満足せず、日々精進しましょう」という謙虚な日本人的発想、私は素晴らしいと思うのだが。

全米トップ校が教える自己肯定感の育て方(おすすめ度★★★★★)

星友啓さんの2022年に出版された作品です。『学習や仕事の成果に大きく関与する「自己肯定感」は世界的にも注目されるファクターだ。本書は超名門スタンフォード大学オンラインハイスクールで校長を務める著者が、そのコンセプトからアプローチ、エクササイズまで、最先端の知見を凝縮してお届けする。』(朝日新聞出版HPより引用)という内容です。読んでいて嫌になるほど共感しました。そもそもポジティブでクヨクヨしない人はこの本を手に取らんよね。

ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人(おすすめ度★★★★★)

東野圭吾さんの2020年に出版された作品です。『故郷で父が殺害された。仕事と結婚準備を抱えたまま生家に戻った真世は、何年間も音信不通だった叔父・武史と再会する。元マジシャンの武史は警察を頼らず、自らの手で犯人を見つけるという。かつて教師だった父を殺した犯人は、教え子である真世の同級生の中にいるのか。コロナ禍に苦しむ町を舞台に、新たなヒーロー"黒い魔術師"が手品のように華麗に謎を解く長編ミステリー! 』(Amazon HPより引用)という内容です。今年映画になるんだってよ。

愛しさに気づかぬうちに(おすすめ度★★★★☆)

川口俊和さんの2024年に出版された作品です。『亡くなった母に会いにいくことはできますか?「いつか、素直に話せると思っていたのに...」義理の母と、恋人と、父と...。そばにいたのにすれ違ってしまった人達の、再出発の物語。』(紀伊国屋書店HPより引用)という内容です。良かったです。さすがにマンネリ感は否めませんが・・・。

冬季限定ボンボンショコラ事件(おすすめ度★★★★★)

米澤穂信さんの2024年に出版された作品です。『小市民を志す小鳩君はある日轢き逃げに遭い、病院に搬送された。目を覚ました彼は、朦朧としながら自分が右足の骨を折っていることを聞かされる。翌日、手術後に警察の聴取を受け、昏々と眠る小鳩君の枕元には、同じく小市民を志す小佐内さんからの「犯人をゆるさない」というメッセージが残されていた。小佐内さんは、どうやら犯人捜しをしているらしい......。 』(東京創元社HP内容紹介より引用)というお話です。安定の面白さです。間違いないです。

ブラック・ショーマンと覚醒する女たち(おすすめ度★★★★★)

東野圭吾さんの2024年に出版された作品です。『亡き夫から莫大な遺産を相続した女性の前に絶縁したはずの兄が現れ、「あんたは偽者だ」といいだす。女性は一笑に付すが、一部始終を聞いていた元マジシャンのマスターは驚くべき謎解きを披露する。果たして嘘をついているのはどちらなのか――。謎に包まれたバー『トラップハンド』のマスターと、彼の華麗なる魔術によって変貌を遂げていく女性たちの物語。』(光文社HPあらすじより引用)という内容です。連作短編集なのですが、私は「相続人を宿す女」が一番面白かったです。
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