私(カズヤ)は図書館好きなんです。
ここで紹介する本はすべて岩出市・紀の川市立図書館の蔵書です。
最近読んだ本
魔弾の射手(おすすめ度★★★★★)
知念実希人さんの2019年に出版された作品です。『西東京市に聳える時計山病院。十一年前の医療ミスで廃院に追い込まれたこの場所で、一人の看護師が転落死する。死亡状況や解剖結果から自殺が有力視される中、娘の由梨だけはそれを頑なに否定した。天医会総合病院の副院長・天久鷹央は彼女の想いに応え、「呪いの病院」の謎を解くことを決意する。死体にまったく痕跡が残らない"魔弾"の正体とは?』(新潮社HP書誌情報より引用)という内容です。4階の「謎」はすぐに解った!(自慢)しかし・・・魔弾の「謎」は全く解らんかった!!
認知症が進まない話し方があった(おすすめ度★★★★★)
吉田勝明さんの2021年に出版された作品です。『高齢者病棟で30年勤務した医師が気づいたのが、「話し方・接し方を変えるだけで、認知症の進行度合いが変わる」ということ。この臨床経験で得た、認知機能低下を食い止めるための「介護者の話し方・コミュニケーション術」を本書にまとめました。幻覚、妄想、徘徊などの問題行動が起きたときはもちろん、趣味を楽しむときや散歩の最中など日常生活でも使える50の話し方をイラストを使ってわかりやすく紹介します。』(青春出版社HP内容紹介より抜粋)という内容です。良い情動に訴えかけ、本人を肯定する話し方を例文に挙げて分かりやすく説明してくれています。
自分が高齢になるということ(おすすめ度★★★★★)
和田秀樹さんの2018年に出版された作品です。『老年精神科医である著者が、高齢になれば避けられない「ボケ」を受け入れて、幸せな長生き老人を目指す考え方を説く。ボケても明るさや前向きな気持ちを失わないために、いまからできることも紹介する。』(hontoHP商品説明より引用)という内容です。前提として「長生きしたら必ずボケる」ことを踏まえ、「いかにボケるか」を説いています。俺もボケんのかあ・・・。でもボケるまで生き長らえた事を感謝すべきなのだろうねえ。
秋期限定栗きんとん事件下(おすすめ度★★★★★)
米澤穂信さんの2009年に出版された作品です。『ぼくは思わず苦笑する。去年の夏休みに別れたというのに、何だかまた、小佐内さんと向き合っているような気がする。ぼくと小佐内さんの間にあるのが、極上の甘いものをのせた皿か、連続放火事件かという違いはあるけれど......ほんの少しずつ、しかし確実にエスカレートしてゆく連続放火事件に対し、ついに小鳩君は本格的に推理を巡らし始める。小鳩君と小佐内さんの再会はいつ?』(東京創元社HP内容紹介より引用)という内容です。ネタバレになるので何も語れませんが、「あー良かった」という結末です。
先生!親がボケたみたいなんですけど(おすすめ度★★★★★)
和田秀樹さんの2018年に出版された作品です。『「もっとやれることがあった」と後悔しないために。互いに不幸にならないように、子どもが覚えておきたい39のこと。』(Google Booksより引用)という内容です。以前紹介した「マンガでわかる!認知症」と内容的にはほぼ同じです。まあ、同じ本を2回読んで理解を深めたと思えば良いか。
秋期限定栗きんとん事件上(おすすめ度★★★★★)
米澤穂信さんの2009年に出版された作品です。『あの日の放課後、手紙で呼び出されて以降、ぼくの幸せな高校生活は始まった。学校中を二人で巡った文化祭。夜風がちょっと寒かったクリスマス。お正月には揃って初詣。ぼくに「小さな誤解でやきもち焼いて口げんか」みたいな日が来るとは、実際、まるで思っていなかったのだ。――それなのに、小鳩君は機会があれば彼女そっちのけで謎解きを繰り広げてしまい......
』(東京創元社HP内容紹介より引用)という内容です。前作の「夏期限定~」での小山内さんとの関係性、上巻では進展を認めません。下巻での展開が楽しみです。
火焔の凶器(おすすめ度★★★★☆)
知念実希人さんの2018年に出版された作品です。『安倍晴明と同時代に生きた平安時代の陰陽師・蘆屋炎蔵の墓を調査した大学准教授が、不審な死を遂げる。死因は焼死。火の気がないところで、いきなり身体が発火しての死亡だった。殺人。事故。呪い。さまざまな憶測が飛び交う中、天医会総合病院の女医・天久鷹央は真実を求め、調査を開始する。だが、それは事件の始まりに過ぎなかった......。現役の医師が描く本格医療ミステリー!
』(新潮社HP書誌情報より引用)という内容です。今回の展開は・・・ある程度予想通り。
マンガでわかる!認知症(おすすめ度★★★★★)
和田秀樹さんの2022年に出版された本です。『65歳以上の高齢者に7人に1人が認知症の時代。「もし、親が認知症になったら」起こりうる認知症の症状から予防、対応方法までの最新ノウハウをマンガでわかりやすく解説!』 (版元ドットコムHPより引用)という内容です。訳あって認知症の勉強をやり直しているのですが、楽してアウトラインを掴むにはもってこいの本です。中身は普通の文章で、挿絵のようにマンガが挿入されています。
夏期限定トロピカルパフェ事件(おすすめ度★★★★★)
米澤穂信さんの2006年に出版された作品です。『小市民たるもの、日々を平穏に過ごす生活態度を獲得せんと希求し、それを妨げる事々に対しては断固として回避の立場を取るべし。賢しらに名探偵を気取るなどもってのほか。諦念と儀礼的無関心を心の中で育んで、そしていつか掴むんだ、あの小市民の星を!そんな高校2年生・小鳩君の、この夏の運命を左右するのは〈小佐内スイーツセレクション・夏〉!? 待望のシリーズ第2弾。
』(東京創元社HP内容紹介より引用)という内容です。え、そんな事になってしまうの!?という結末。続編を読まずにはいられません。
残照の頂き(おすすめ度★★★★★)
湊かなえさんの2021年に出版された作品です。『「通過したつらい日々は、つらかったと認めればいい。たいへんだったと口に出せばいい。そこを乗り越えた自分を素直にねぎらえばいい。そこから、次の目的地を探せばいい。」後立山連峰 亡き夫に対して後悔を抱く女性と、人生の選択に迷いが生じる会社員。北アルプス表銀座 失踪した仲間と、ともに登る仲間への、特別な思いを胸に秘める音大生。立山・剱岳 娘の夢を応援できない母親と、母を説得したい山岳部の女子大生。武奈ヶ岳・安達太良山 コロナ禍、三〇年ぶりの登山をかつての山仲間と報告し合う女性たち。......日々の思いを噛み締めながら、一歩一歩、山を登る女たち。頂から見える景色は、過去の自分を肯定し、未来へ導いてくれる。』(幻冬舎HP書籍紹介より引用)という内容です。今回は立山・剱岳でやられました。
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