私(カズヤ)は図書館好きなんです。

ここで紹介する本はすべて岩出市・紀の川市立図書館の蔵書です。

最近読んだ本

夏期限定トロピカルパフェ事件(おすすめ度★★★★★)

米澤穂信さんの2006年に出版された作品です。『小市民たるもの、日々を平穏に過ごす生活態度を獲得せんと希求し、それを妨げる事々に対しては断固として回避の立場を取るべし。賢しらに名探偵を気取るなどもってのほか。諦念と儀礼的無関心を心の中で育んで、そしていつか掴むんだ、あの小市民の星を!そんな高校2年生・小鳩君の、この夏の運命を左右するのは〈小佐内スイーツセレクション・夏〉!? 待望のシリーズ第2弾。 』(東京創元社HP内容紹介より引用)という内容です。え、そんな事になってしまうの!?という結末。続編を読まずにはいられません。

残照の頂き(おすすめ度★★★★★)

湊かなえさんの2021年に出版された作品です。『「通過したつらい日々は、つらかったと認めればいい。たいへんだったと口に出せばいい。そこを乗り越えた自分を素直にねぎらえばいい。そこから、次の目的地を探せばいい。」後立山連峰 亡き夫に対して後悔を抱く女性と、人生の選択に迷いが生じる会社員。北アルプス表銀座 失踪した仲間と、ともに登る仲間への、特別な思いを胸に秘める音大生。立山・剱岳 娘の夢を応援できない母親と、母を説得したい山岳部の女子大生。武奈ヶ岳・安達太良山 コロナ禍、三〇年ぶりの登山をかつての山仲間と報告し合う女性たち。......日々の思いを噛み締めながら、一歩一歩、山を登る女たち。頂から見える景色は、過去の自分を肯定し、未来へ導いてくれる。』(幻冬舎HP書籍紹介より引用)という内容です。今回は立山・剱岳でやられました。

甦る殺人者(おすすめ度★★★★☆)

知念実希人さんの2017年に出版された作品です。『都内近郊で若い女性が次々と首を絞められ、惨殺された。警察は現場に残された血痕のDNA鑑定を行い、容疑者を割り出すが、それは四年前に死んだ男だった......。止まない殺人劇。メディアに送りつけられる犯行声明文。これは死者の復活か。あるいは、真犯人のトリックか。天医会総合病院の天才女医・天久鷹央(あめくたかお)は事件の裏に潜む"病"を解き明かし、シリアルキラーに"診断"を下す。 』(新潮社HP書誌情報より引用)という内容です。今回もカラクリ全く分かりませんでした。

満願(おすすめ度★★★★☆)

米澤穂信さんの2014年に出版された作品です。『「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、静かに刑に服したが......。鮮やかな幕切れに真の動機が浮上する表題作をはじめ、恋人との復縁を望む主人公が訪れる「死人宿」、美しき中学生姉妹による官能と戦慄の「柘榴(ざくろ)」、ビジネスマンが最悪の状況に直面する息詰まる傑作「万灯」他、「夜警」「関守」の全六篇を収録。 』(新潮社HP書誌情報より引用)という内容です。前回紹介した小鳩君と小佐内さんシリーズとは全く違った作風です。同じ著者とは思えません。ただどちらが面白いかというと・・・小鳩君と小佐内さん。

春期限定いちごタルト事件(おすすめ度★★★★☆)

米澤穂信さんの2004年に出版された作品です。『小鳩君と小佐内さんは、恋愛関係にも依存関係にもないが互恵関係にある高校1年生。きょうも2人は手に手を取って清く慎ましい小市民を目指す。それなのに、2人の前には頻繁に謎が現れる。名探偵面などして目立ちたくないのに、なぜか謎を解く必要に駆られてしまう小鳩君は、果たしてあの小市民の星をつかみとることができるのか?』(東京創元社HP内容紹介より抜粋)という内容です。ストーリーは軽く、謎解きは面白い。単純に楽しく読めます。

さよならも言えないうちに(おすすめ度★★★★★)

川口俊和さんの2021年に出版された作品です。『「最後」があるとわかっていたのに、なぜそれが「あの日」だと思えなかったんだろう--。家族に、愛犬に、恋人に会うために過去に戻れる不思議な喫茶店フニクリフニクラを訪れた4人の男女の物語。第1話 大事なことを伝えていなかった夫の話 第2話 愛犬にさよならが言えなかった女の話 第3話 プロポーズの返事ができなかった女の話 第4話 父を追い返してしまった娘の話 あの日に戻れたら、あなたは誰に会いに行きますか?』(サンマーク出版HP書籍の詳細より抜粋)という内容です。第2話、号泣。

幻影の手術室(おすすめ度★★★★★)

知念実希人さんの2016年に出版された作品です。『手術後のオペ室で起きた医師死亡事件。記録用のビデオに録画されていたのは、一人の麻酔医が「見えない誰か」と必死に格闘し、その末に絶命する場面だった。手術室は密室。容疑者は全身麻酔で身動きのとれない患者のみ。西東京市・清和総合病院で起きた不可能犯罪に対し、天才女医・天久鷹央(あめくたかお)は独自の捜査に乗り出すが......。事件に隠された"病"を解き明かす、本格医療ミステリ。』(新潮社HP書誌情報より引用)という内容です。期待通り面白いです。知念さんの想像力・創造力凄いなあ。同業者ですが犯人全く分かりませんでした。

巴里マカロンの謎(おすすめ度★★★★★)

米澤穂信さんの2020年に出版された作品です。『「わたしたちはこれから、新しくオープンしたお店に行ってマカロンを食べます」その店のティー&マカロンセットで注文できるマカロンは三種類。しかし小佐内さんの皿には、あるはずのない四つめのマカロンが乗っていた。誰がなぜ四つめのマカロンを置いたのか? 小鳩君は早速思考を巡らし始める......心穏やかで無害で易きに流れる小市民を目指す、あのふたりが帰ってきました!』(東京創元社HP内容紹介より引用)という内容です。物語のスケールはもの凄く小さいですが、面白いです。

倒産続きの彼女(おすすめ度★★★★★)

新川帆立さんの2021年に出版された作品です。『山田川村・津々井法律事務所に勤める美馬玉子。事務所の一年先輩である剣持麗子に苦手意識をもちながらも、ボス弁護士・津々井の差配で麗子とコンビを組むことになってしまう。二人は、「会社を倒産に導く女」と内部通報されたゴーラム商会経理部・近藤まりあの身辺調査を行なうことになった。ブランド品に身を包み、身の丈にあわない生活をSNSに投稿している近藤は、会社の金を横領しているのではないか? しかしその手口とは?ところが調査を進める中、ゴーラム商会のリストラ勧告で使われてきた「首切り部屋」で、本当に死体を発見することになった彼女たちは、予想外の事件に巻き込まれて......。 』(hontoHP商品説明より引用)という内容です。面白いですが、内容がやや複雑です。途中で挿絵のように表が出てくるのですが、これが有り難い。

スフィアの死天使(おすすめ度★★★★☆)

知念実希人さんの2015年に出版された作品です。『外科医を辞め、内科医としての修業を積むべく、天医会総合病院の門を叩いた小鳥遊優は、そこで運命的な出会いを果たす。天久鷹央(あめくたかお)。空気を読めず、人とのコミュニケーションに難がある彼女は、しかし日本最高峰の頭脳を持つ天才女医だった――。宇宙人による洗脳を訴える患者。謎の宗教団体。そして、院内での殺人。鷹央と小鳥、二人の出会いを描いた長編メディカル・ミステリー。』 (新潮社HP書誌情報より引用)という内容です。最新作「久遠の檻」が面白かったので天久鷹央の事件カルテシリーズを最初から読むことにしました。
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