私(カズヤ)は図書館好きなんです。

ここで紹介する本はすべて岩出市・紀の川市立図書館の蔵書です。

最近読んだ本

夜は短し歩けよ乙女(おすすめ度★★★★★)

森見登美彦さんの2006年に出版された作品です。『私はなるべく彼女の目にとまるよう心がけてきた。吉田神社で、出町柳駅で、百万遍交差点で、銀閣寺で、哲学の道で、「偶然の」出逢いは頻発した。我ながらあからさまに怪しいのである。そんなにあらゆる街角に、俺が立っているはずがない。「ま、たまたま通りかかったもんだから」という台詞を喉から血が出るほど繰り返す私に、彼女は天真爛漫な笑みをもって応え続けた。「あ!先輩、奇遇ですねえ!」(本文より) 』(角川文庫HP内容紹介より引用)作風・文体ともにかなり独特なので、好き嫌い分かれるかも。私は好き。

桐島、部活やめるってよ(おすすめ度★★★★☆)

朝井リョウさんの2012年に出版された作品です。『きっかけは、キャプテンの桐島が突然バレー部をやめたことだった。そこから波紋が広がっていく。地方の県立高校のバレー部、ブラスバンド部、女子ソフトボール部、映画部、野球部――。それぞれの部活で、教室で、グラウンドで、5つの物語がリンクする。彼らがそれぞれ抱える問題は? 桐島はなぜ部活をやめたのか?  』(集英社HPより引用)という内容です。高校という狭ーい世界で悶々としているっちゅう話です。卒業して初めて俯瞰できるのよ。

ホルモー六景(おすすめ度★★★★★)

万城目学さんの2007年に出版された作品です。『あのベストセラーが恋愛度200%アップして帰ってきた!......千年の都京都を席巻する謎の競技ホルモー、それに関わる少年少女たちの、オモシロせつない恋模様を描いた奇想青春小説! 』(角川文庫HPより引用)という内容です。いかんせん「鴨川ホルモー」をまだ読んでないので、早く読もうと思ってます。

土に贖う(おすすめ度★★★☆☆)

河崎秋子さんの2019年に出版された作品です。『明治時代の札幌で蚕が桑を食べる音を子守唄に育った少女が見つめる父の姿。「未来なんて全て鉈で刻んでしまえればいいのに」(「蛹の家」)昭和初期、北見ではハッカ栽培が盛んだった。リツ子の夫は出征したまま帰らぬ人となり、日本産ハッカも衰退していく。「全く無くなるわけでない。形を変えて、また生きられる」(「翠に蔓延る」)昭和三十五年、江別市。装鉄屋の父を持つ雄一は、自身の通う小学校の畑が馬によって耕される様子を固唾を飲んで見つめていた。木が折れるような不吉な音を立てて、馬が倒れ、もがき、死んでいくまでをも。「俺ら人間はみな阿呆です。馬ばかりが偉えんです」(「うまねむる」)昭和26年、最年少の頭目である吉正が担当している組員のひとり、渡が急死した。「人の旦那、殺してといてこれか」(「土に贖う」)など北海道を舞台に描かれた全7編。』(集英社HPより引用)という内容です。日本の近代産業に関して勉強にはなりますが・・・全編暗い。

リカバリー・カバヒコ(おすすめ度★★★★★)

青山美智子さんの2023年に出版された作品です。『新築分譲マンション、アドヴァンス・ヒル。近くの日の出公園にある古びたカバの遊具・カバヒコには、自分の治したい部分と同じ部分を触ると回復するという都市伝説がある。人呼んで、"リカバリー・カバヒコ"。アドヴァンス・ヒルに住まう人々は、それぞれの悩みをカバヒコに打ち明ける。急な成績不振に悩む高校生、ママ友たちに馴染めない元アパレル店員、駅伝が嫌でケガをしたと嘘をついた小学生、ストレスからの不調で休職中の女性、母との関係がこじれたままの雑誌編集長......』(光文社HP書籍詳細より引用)という内容です。5つの連作短編集ですが、個人的には「奏斗の頭」が一番ですな。

あの子とQ(おすすめ度★★★★★)

万城目学さんの2022年に出版された作品です。『普段は吸血鬼であることを意識せず過ごす高校生・嵐野弓子の前に突然現れたトゲトゲのばけもの。「Q」と名乗るそいつは、弓子が人の血を吸わないか監視しにきたという。でも、考えてみ?人間社会に溶け込む現代の吸血鬼が、血を吸うなんて絶対ない!だが、思いがけない事件が起こり――。ミラクルな展開が待ち受ける、青春×吸血鬼ストーリー! 』(新潮社HPより引用)という内容です。めっちゃ面白いファンタジー小説です。気楽に読めます。

世にも奇妙な君物語(おすすめ度★★★☆☆)

朝井リョウさんの2015年に出版された作品です。『異様な世界観。複数の伏線。先の読めない展開。想像を超えた結末と、それに続く恐怖。もしこれらが好物でしたら、これはあなたのための物語です。待ち受ける「意外な真相」に、心の準備をお願いします。各話読み味は異なりますが、決して最後まで気を抜かずに――。 』(講談社HP内容紹介より引用)という内容です。面白いとは思いましたが、読んだ後私には不快感しか残らなかったです。人それぞれだと思いますが。

犬はどこだ(おすすめ度★★★★★)

米澤穂信さんの2005年に出版された作品です。『開業にあたり調査事務所〈紺屋S&R〉が想定した業務内容は、ただ一種類。犬だ。犬捜しをするのだ。――それなのに舞い込んだ依頼は、失踪人捜しと古文書の解読。しかも調査の過程で、このふたつはなぜか微妙にクロスして......いったいこの事件の全体像とは? 犬捜し専門(希望)、25歳の私立探偵、最初の事件。 』(東京創元社HP内容紹介より引用)という内容です。軽い内容が進むにつれ徐々に重くなっていき、展開が気になって最後まで一気に読んでしまいます。面白いです。

コメンテーター(おすすめ度★★★★☆)

奥田英朗さんの2023年に出版された作品です。『低視聴率にあえぐワイドショーのスタッフの圭介は、母校のつてで美人精神科医をコメンテーターとしてスカウトしようとする。が、行き違いから伊良部とマユミが出演することに。案の定、ふたりは放送事故寸前のコメントを連発するが、それは暴言か、はたまた金言か!? 』(版元ドットコムHP紹介より引用)という内容です。面白いのですが、第三弾ともなるとさすがにマンネリ感は否めないため★4つとしました。

スマホ脳と運動脳(おすすめ度★★☆☆☆)

2023年に出版された本です。『近年,脳科学はめざましい発展をみせています。脳科学で得られた知見は,人工知能(AI)やBMI,ハプティクスといった最新テクノロジーに活かされていますし,運動が脳にもたらすよい効果を研究し,暮らしに役立てようとする動きもあります。一方で,現代のテクノロジーが脳におよぼす影響も研究されはじめています。便利なスマートフォン(スマホ)は私たちの脳にどのような影響を及ぼすのでしょうか。本書では,最新の脳科学の知見と,その応用例などを紹介しています。ぜひ,お楽しみください。』(ニュートンプレスHPより引用)という内容です。内容がまとまっておらず、読んで得るものがあまりないように思いました。
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