私(カズヤ)は図書館好きなんです。

ここで紹介する本はすべて岩出市・紀の川市立図書館の蔵書です。

最近読んだ本

社会人大学人見知り学部卒業見込(おすすめ度★★★★☆)

オードリー若様の2013年に出版されたデビュー作です。やっぱり面白いです。方向性は全くブレてません。が、文体・表現がかなり青いので★4つとしました。やはり読む順番としては出版された順に「社会人~」→「表参道~」→「ナナメ~」の方が楽しめたかなあ。

許されようとは思いません(おすすめ度★★★★★)

芦沢央さんの2016年に出版されたミステリー短編集です。先日、FMラジオで紹介されているのを聞き、読んでみました。そもそもミステリーはあまり読まないし、この作家さんも初めてでしたが・・・面白いです!5編一気読みでした。「目撃者はいなかった」が一番良かったです。ただ、読んだ後が・・・沈む。

ひと(おすすめ度★★★☆☆)

小野寺史宜さんの2018年に出版された作品です。以前読んだ「ライフ」と同系統の内容です。要するにパッとしない青年が周りの人と関わる中で成長していくという話です。読みやすいし、まあ面白いんですけど・・・何かなあ・・・という感想です。

まひるの散歩(おすすめ度★★★☆☆)

角田光代さんの2012年に出版された作品です。「散歩」シリーズ第2作です。角田ファンは楽しめますが、正直マンネリ感は否めないかと。

表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬(おすすめ度★★★★★)

オードリー若林正恭さんの2017年に出版された作品です。キューバへの一人旅を綴った旅行記です。でもこれがね・・・深いのよ。彼がずっと抱いてきたコンプレックス・社会に対する憤り・無き父への想いなどがこの旅に重ねて描かれていてね・・・。ラスト2章はもうダメでした。泣いちゃうのよ。50のオッサンが。自分がリトルトゥースで本当に良かったと改めて思いました。

よなかの散歩(おすすめ度★★★★☆)

角田光代さんの2011年に出版された作品です。雑誌「オレンジページ」の連載を単行本にしたものです。「食」「人」「暮」などのテーマに沿った短いエッセイ集で、(自分を含め)彼女のファンにとっては彼女の人となりを感じられる楽しい内容です。数時間で読んでしまいました。

傑作はまだ(おすすめ度★★★★☆)

瀬尾まいこさんの2019年に出版された作品です。小説家である加賀野正吉の家に、突然「息子」がやってきた。生まれてから一度も会った事の無い息子。月に一度母親に養育費を支払い、その代わりに写真を一枚もらうだけの関係である息子。初対面の二人がいきなり同居!一体どうなっていくのか・・・という内容です。テーマとしては重くなりそうですが、息子の智君がひょうひょうとしたいい奴なんですよ。そんな息子に振り回される中で、正吉に今まで感じたことの無い息子への想いが芽生えてくるのです。瀬尾さんの作品は初めて読んだのですが、面白いです。易しい文体ですし、引き込まれていきます。良かったです。

傲慢と善良(おすすめ度★★★★★)

辻村深月さんの2019年に出版された作品です。婚活で知り合った架と真実。婚約して、いよいよ結婚という時に突如真実が失踪してしまう。架は過去に真実が受けたストーカー事件との関連を疑い、真実の身辺を調査する。次第に明らかになる架の知らなかった真実のこと。そして事態は思わぬ方向に・・・という内容です。同じ出来事を架の目線で描いた第一部と真実の目線で描いた第二部というお馴染みの構成です。めっちゃ面白いです。睡眠時間ギリギリまで削って先を読みたくなります。

中年クライシス(おすすめ度★★★☆☆)

河合隼雄さんの1993年に出版された作品です。人生で一番安定していると思われていた中年期が、実はとても不安定なものであるという内容です。何故か。それは中年期に人生の転回点を迎えるからだそうな。太陽が上昇から下降に向かうように、成長から退化へ、つまり生から死へ向かう人生の後半をどう受け止めるか。この大きな転回を乗り越えるためには、それ相応の危機が伴うらしい。色々と考えさせられる内容でした。中年の皆様は読んだ方が良いかと思います。ただし・・・読んだ後暗ーい気分になります。

ナナメの夕暮れ(おすすめ度★★★★★)

オードリー若林正恭さんの2018年に出版されたエッセイです。いやあ、メチャクチャ良いです。メチャクチャ共感します。(リトルトゥースだから当然と言えば当然ですが。)リトルトゥースの方もそうで無い方も是非是非お読み下さい。
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