私(カズヤ)は図書館好きなんです。

ここで紹介する本はすべて岩出市・紀の川市立図書館の蔵書です。

最近読んだ本

ルビィ(おすすめ度★★★★☆)

重松清さんの2020年に出版された作品です。『作家の仕事に疲れて自殺を図ったダザイさんは、一人の少女・ルビィと出会った。三年前に命を絶った彼女は、「七人の命を救わないと天国に行けないの」。ダザイさんは、その義務(ノルマ)を果たす旅に付き合わされ、出会った人たちの心の中に自分と同じ痛みを次々に見つけて・・・ 』(講談社HP内容紹介より引用)という内容です。割とキツい内容でした。

救国ゲーム(おすすめ度★★★★★)

結城真一郎さんの2021年に出版された作品です。『"奇跡"の限界集落で発見された惨殺体。その背後には、狂気のテロリストによる壮絶な陰謀が隠されていた――。〈ドローン無差別攻撃〉のタイムリミットが迫るなか、集落の住人である陽菜子と〈死神〉の異名を持つエリート官僚・雨宮は、日本の存亡を賭けた不可能犯罪の謎に挑む。』(新潮社HPより引用)という内容です。難しいテーマですが、私もどちらかと言うとパトリシア派かも。

プロジェクト・インソムニア(おすすめ度★★★★★)

結城真一郎さんの2020年に出版された作品です。『睡眠障害(ナルコレプシー)のせいで失業した蝶野は、極秘人体実験「プロジェクト・インソムニア」の被験者となる。極小チップを脳内に埋め込み、夢を90日間共有する――。願望を自在に具現化できる理想郷(ユメトピア)は、ある悪意の出現によって恐怖と猜疑に満ちた悪夢へと一変する。次々と消えてゆく被験者たち、はたして連続殺人鬼の正体は――。 』(新潮社HP書誌情報より引用)という内容です。ラストだけ解釈が難しいですが、面白かったです。

旧友再会(おすすめ度★★★☆☆)

重松清さんの2019年に出版された作品です。『年を重ねると増えていく「再会」の機会。再会は、別れがあるから存在します。どう別れたかで、再会の仕方も変わってくる。会いたい人、会いたくない人、忘れていた人《結婚もして、子どもをつくり、そして、いま、家族をなくした。》あなたならどんな再会を望み、何を伝えますか。泣きたいときに、泣けないあなたへ。』(講談社HPより引用)という内容です。・・・重くて暗い。

名もなき星の哀歌(おすすめ度★★★★★)

結城真一郎さんの2019年に出版された作品です。『裏稼業として人の記憶を取引する「店」で働く銀行員の良平と漫画家志望の健太。神出鬼没のシンガーソングライター・星名の素性を追うことになった悪友二人組は、彼女の過去を暴く過程で医者一家焼死事件との関わりと、星名のために命を絶ったある男の存在を知る。調査を進めるごとに浮かび上がる幾多の謎。代表曲「スターダスト・ナイト」の歌詞に秘められた願い、「店」で記憶移植が禁じられた理由、そして脅迫者の影――。謎が謎を呼び、それぞれの想いと記憶が交錯し絡み合うなか辿り着いた、美しくも残酷な真実とは? 』(新潮社HP書誌情報より引用)という内容です。いやあ、純粋に面白かったです。

ハレルヤ!(おすすめ度★★★☆☆)

重松清さんの2021年に出版された作品です。『アカネたち五人は、学生時代のバンド仲間。社会人になって解散した後は、それぞれ子育てや仕事、恋愛に奮闘をつづけ、気がつくと、もう四十六歳になった。音楽さえあればゴキゲンだった青春時代とは違う「人生の後半戦」に鬱々としていたある日、あのキヨシローが遠くへ旅立った。伝説の男の啓示に導かれ、五人は再会を果たすのだが――。「ベイビー、生きるんだ」。勇気わきあがる感動長編。 』(新潮社HPより引用)という内容です。勇気、湧き上がる・・・かあ?

文系のためのめっちゃやさしい数学(おすすめ度★★★★★)

2022年に出版された本です。『三角標識,名刺,自転車のタイヤ,ボールなど,私たちの身の回りは,さまざまな「形」であふれています。歩道や建物の壁面などにも,図形を組み合わせたデザインを見かけるでしょう。これらの「形」は,三角,四角,円や球などがもつ「図形」の性質を利用したものです。たとえばタイヤが丸いのは,「円」がなめらかで転がる性質を持っているためです。また,「モナリザ」で知られるレオナルド・ダ・ヴィンチは,デザインを美しく見せる「黄金比」を研究し,作品に取り入れていたといいます。このように図形の性質を研究する学問を「幾何学」といいます。幾何学は私たちの生活と切っても切れない関係にあるんです!本書では,さまざまな図形にまつわる法則や特徴について,生徒と先生の対話を通してやさしく解説します。本書を通して,奥深く美しい図形の神秘をお楽しみください!』(Newton HPより引用)という内容です。トポロジー、全く知りませんでした。

雪のなまえ(おすすめ度★★★★☆)

村山由佳さんの2020年に出版された作品です。『「夢の田舎暮らし」を求めて父が突然会社を辞めた。いじめにあい登校できなくなった小学五年生の雪乃は、父とともに曾祖父母が住む長野で暮らしを始める。仕事を諦めたくない母は東京に残ることになった。胸いっぱいに苦しさを抱えていても、雪乃は思いを吐き出すことができない。そんな雪乃の凍った心を溶かしてくれたのは、長野の大自然、地元の人々、同級生大輝との出会いだった――。』(徳間書店HPより引用)という内容です。日本農業新聞に掲載されていたものを単行本化したとのこと。納得の内容です。

はるか、ブレーメン(おすすめ度★★★★★)

重松清さんの2023年に出版された作品です。『小川遥香、16歳。3歳で母に捨てられた彼女は、育ての親である祖母も亡くし、正真正銘のひとりぼっちだ。そんな彼女が出会ったのが走馬灯を描く旅をアテンドする〈ブレーメン・ツアーズ〉。お調子者の幼馴染、ナンユウととも手伝うことに。認知症を患った老婦人が、息子に絶対に言えなかった秘密。ナンユウの父が秘めていた、早世した息子への思い。様々な思い出を見た彼女は。人の記憶の奥深さを知る。そんな折、顔も覚えていない母から「会いたい」と連絡が来るのだが......。 』(幻冬舎HPより引用)という内容です。深いテーマです。重松清さんの作品はどれも、読んだ後考えさせられます。

星々の舟(おすすめ度★★★☆☆)

村山由佳さんの2003年に出版された作品です。『禁断の恋に悩む兄妹、他人の恋人ばかりを好きになってしまう末妹、居場所を探す団塊世代の長兄、そして父は戦争の傷痕を抱えて--。愛とは、家族とはなにか。別々に瞬きながらも見えない線で繋がる星座のように、家族は、「家」という舟に乗って無限の海を渡っていく。 』(文藝春秋HPより引用)という内容です。「心震える感動の短篇連作小説集」と謳っていますが・・・どの話も暗くて重い。
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