私(カズヤ)は図書館好きなんです。
ここで紹介する本はすべて岩出市・紀の川市立図書館の蔵書です。
最近読んだ本
絶対正義(おすすめ度★★★★★)
秋吉理香子さんの2016年に出版された作品です。「正義」という大義名分のもと、人を断罪する快楽。その恐ろしさをシニカルに描いた作品です。この物語の中の範子さんは極端な例ではありますが、ネットでのバッシングなど同系統の事案ってありますよね。
世界一ありふれた答え(おすすめ度★★★★★)
谷川直子さんの2016年に出版された作品です。離婚し、鬱になったまゆこさん。ピアニストのトキオ・カウンセラーの頼子先生・キャバ嬢のセリナと関わる事でまゆこさんが少しずつ、少しずつ変わっていく様を丁寧に描いています。世界一ありふれた答え。それは、・・・気になる方は是非読んでみて下さい。
タダイマトビラ(おすすめ度★★★☆☆)
村田紗耶香さんの2012年に出版された作品です。相変わらずブッ跳んでます。狂気の世界です。ラスト20ページくらいはもう何書いてんだが分かりません。でもたまーに読む分には凄く面白いです。
四月は少しつめたくて(おすすめ度★★★★☆)
谷川直子さんの2015年に出版された作品です。「言葉」について深く掘り下げて考えたことが無かった私。この本を通じて沢山の発見がありました。小説家の先生はここまで考えてものを書くんですね。凄いなあ。
男おひとりさま道(おすすめ度★★★★☆)
おひとりさまシリーズ3部作の第2作目です。2009年に出版されています。内容は、御想像通り第1作目の男版です。面白いんですけどねぇ・・・。上野さん、シニア男性への当たりがびっくりするくらいキツイです。
おひとりさまの老後(おすすめ度★★★★☆)
社会学者である上野千鶴子の2007年に出版された本です。自分には配偶者もいるし、子供もいるし、関係ない・・・と思いがちですが、この本を読むとそれは間違いだと気付きます。みんな最期は「おひとりさま」なのです。内容は独居シニア(女子)ライフスタイル指南書ですね。面白いですが、終盤になるにつれ気持ちが沈んでいきます。やはり死と向き合うというのは正直気が乗りません。ちなみにこの本は「おひとりさまシリーズ3部作」の第1作目です。
おひとりさまvsひとりの哲学(おすすめ度★☆☆☆☆)
読んだ感想としては・・・何だこりゃ?何を伝えたいのか全く分かりません。
暗黒女子(おすすめ度★★★★★)
またまた秋吉理香子さんの2013年に出版された作品です。文字通り暗黒女子物語です。ヘタに推理などせず素直に読んで、作者のトラップに引っ掛かり、用意してくれた結末にただびっくりするのが一番楽しいかと思います。いやー、面白かったよ。ちなみに2017年に映画化されています。
自殺予定日(おすすめ度★★★★★)
秋吉理香子さんの2016年に出版された作品です。ミステリーなのですが、終盤「アオハルかよ。」的な展開です。ネタバレになるのであまり書けませんが、いいです。読んだ後すっきりします。
ゴースト(おすすめ度★★★☆☆)
中島京子さんの2017年に出版された短編集です。タイトル通りゴーストをモチーフとした作品ばかりなのです。読みやすいですが、内容がやや難解です。掴みどころがなかったり、作者のメッセージがよく分からなかったり・・・。そんな中、グッときたのが「きららの紙飛行機」でした。
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