私(カズヤ)は図書館好きなんです。

ここで紹介する本はすべて岩出市・紀の川市立図書館の蔵書です。

最近読んだ本

おひとりさまの老後(おすすめ度★★★★☆)

社会学者である上野千鶴子の2007年に出版された本です。自分には配偶者もいるし、子供もいるし、関係ない・・・と思いがちですが、この本を読むとそれは間違いだと気付きます。みんな最期は「おひとりさま」なのです。内容は独居シニア(女子)ライフスタイル指南書ですね。面白いですが、終盤になるにつれ気持ちが沈んでいきます。やはり死と向き合うというのは正直気が乗りません。ちなみにこの本は「おひとりさまシリーズ3部作」の第1作目です。

おひとりさまvsひとりの哲学(おすすめ度★☆☆☆☆)

読んだ感想としては・・・何だこりゃ?何を伝えたいのか全く分かりません。

暗黒女子(おすすめ度★★★★★)

またまた秋吉理香子さんの2013年に出版された作品です。文字通り暗黒女子物語です。ヘタに推理などせず素直に読んで、作者のトラップに引っ掛かり、用意してくれた結末にただびっくりするのが一番楽しいかと思います。いやー、面白かったよ。ちなみに2017年に映画化されています。

自殺予定日(おすすめ度★★★★★)

秋吉理香子さんの2016年に出版された作品です。ミステリーなのですが、終盤「アオハルかよ。」的な展開です。ネタバレになるのであまり書けませんが、いいです。読んだ後すっきりします。

ゴースト(おすすめ度★★★☆☆)

中島京子さんの2017年に出版された短編集です。タイトル通りゴーストをモチーフとした作品ばかりなのです。読みやすいですが、内容がやや難解です。掴みどころがなかったり、作者のメッセージがよく分からなかったり・・・。そんな中、グッときたのが「きららの紙飛行機」でした。

婚活中毒(おすすめ度★★★★★)

秋吉理香子さんの2017年に出版された短編集です。読みやすいし、めっちゃ面白いです。個人的には「リケジョの婚活」が一番ですかね。

彼女に関する十二章 (おすすめ度★★★★☆)

中島京子さんの2017年に出版された作品です。50歳女性のありがちな日常やちょっとした非日常、それに対する年齢相応の考えや気持ちの揺らぎを描いています。主人公には若い子のような勢い・繊細さ・不安定さはありません。そこがリアルで同世代の自分はとても共感できました。若い世代の人がこの本を読んだらどう感じるのでしょうね。

女の子のことばかり考えていたら、1年が経っていた。

東山彰良さんの2017年に出版された作品です。楽しくて一気に読んでしまいました。内容は皆さんの御想像通りです。有象くん・無象くんは愛すべきバカ。でも自分の大学生時代もワン・オブ・有象無象だったかも。

小さいおうち

2010年に出版された中島京子さんの作品で、直木賞を受賞されています。また2014年に映画が公開されています。何の予備知識もなく読んだので、最終章まで元女中さんの自伝的小説と思い込んでました。それほど描写がリアルなのです。「感動した!」とか「凄かった!」は正直ありません。でも激動の時代の最中、中流家庭の中で起こる普通の出来事、そしてやや秘密めいた出来事にすごく惹きつけられるのです。面白いですよ。

東大から刑務所へ

ホリエモンと大王製紙前会長の井川意高の対談集です。「塀の中ってこんな世界かあ」という内容です。この二人、あんまり反省してなさそう。
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